「人生を見つめ直すきっかけになった。」風に立つライオン mekaru(株)さんの映画レビュー(感想・評価)
人生を見つめ直すきっかけになった。
アフリカの景観の壮大さに、
人々を救おうとする航一郎の真摯さに、
子供たちの無垢ゆえの傷跡に、
心を揺さぶられました。
予告編を観たときは「いい話なんだろうなぁ、でも重たそうだなぁ」という程度で期待値は低めでした。
観終わってさださんの歌声を聴きながら、自分には何が出来るんだろうか、と考えずにはいられませんでした。
恋人と天秤にかけてもブレることのない、航一郎の医療への使命感。
大切なものを守ることと引き換えに、別の大切なものを手放さないといけない時、自分ならどんな選択をするのだろう。
何を主軸として生きていきたいか、いま一度人生を見つめ直すきっかけをくれました。
気になったところは、長崎パートでのエキストラの皆さんが、大変ゆる〜い感じで和ませてくれるんだけど、上手い役者さんの中ではどうにも浮いちゃってたところ。でも愛嬌があって憎めないという(笑)
三池監督は「悪の教典」や「土竜の唄」といったエキセントリックで刺々しい印象が強かったのですが、この作品でイメージが変わりました。素晴らしい監督です。
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