「ストイックすぎて痛々しい」風に立つライオン Bluetom2020さんの映画レビュー(感想・評価)
ストイックすぎて痛々しい
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三池監督作品なので期待したけど切れがない感じ。いいお話で平均点だけど、もっといい作品にできたのではないかあ。
アフリカの土地勘も薄く、世情もあんまり理解できていない平均的日本人には、もう少し説明が欲しかった。まず、この不親切に制作側の傲慢というか手抜きを感じる。
後半から急に回想語りになってしまって、結末もある程度予想ができてしまう。この構成も疑問だなあ。回想シーンや元彼女シーンで長くなった分の成果がどれだけあったか?
実話ではないのに、ラストは悲しいスタイルもいただけない。意志を貫いて、みんな元気でやっています、と主人公も相棒の看護師も子供たちと手を振る終わり方にできなかったのか。押しつけがましいお涙頂戴が残念。
主人公をここまで彼を駆り立てたのは「シュバイツアー」だけ??? 自己犠牲的で見ていて辛い感じ。ここも彼の心根をもっと掘り下げて訴えて欲しかったなあ。
大沢さんも石原さんもきつい撮影なのに、さすが役者だなあ。真木さんは好きな女優さんだけど、この役はちょいと合わない感じ。キャスティングミスと思う。
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