デヴィッド・ボウイ・イズのレビュー・感想・評価
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ボウイを知るものにはかなり痺れる
2015年2月劇場鑑賞
そもそもはイギリスの博物館で開催された回顧展で、その古くからある博物館で最もチケットが入手困難だった催しだったそうです。
この映画はその博物館のクロージングを撮影されたもので、 司会には実際のキュレーターが進行、当時の写真や衣装等を元にボウイの歴史を掘り下げて行きます。
いわゆるドキュメントですがちゃんと構成が凝られていて、とても観ていて興味深い内容でした。
彼のミュージシャンであり、パフォーマーであり、アーティストであるその歴史を丁寧に描いています。
個人的には長い沈黙ののち10年ぶりに発表されたアルバム「Next Day」のジャケットを手がけたデザイナーの所でしょうか、自分の仕事柄かとても面白かったです。特にボツになったデザインを公開しながらの話は、とても引き込まれる内容でした。
それと、日本人的に山本寛斎の出演は観ていて少し誇らしい気持ちになりますね。
他にも自身で映画の企画やそのコンセプト、コンテまで切るアプローチには本当に驚かされました。
一言で現すなら彼は天才なのでしょう。改めてそう思いました。 ただこの作品、彼を知る人には素晴らしいフィルムなのですが、ボウイを知らない人にはちょっと敷居の高い内容だった気がします。
とはいえボウイを知るものにはかなり痺れるような内容で、機会があれば是非とも観て貰いたい作品となっています。
展覧会の復習用に
予習でいっちゃうと感動が薄れちゃうと思うので先に回顧展いってからみるほうがいいと思います。内容はさほど深くはないけど、ボウイと同時代じゃなかった人がざっと半生を辿るには便利かなぐらい感じです。
力業のドキュメンタリー
デヴィッド・ボウイのスタッフ側がもしかしたら非協力的なのかもしれないが、回顧展の良さをアピールするという無理矢理感あふれるドキュメンタリー映画でした。核心には迫れていないが、これを観た人のちゃんとしたドキュメンタリー製作の意欲をそそるかもしれないという意味では存在意義のあるものです。
自伝的なドキュメント映画を早く観たい
NHKみたいなスペシャル番組で放送されそうな雰囲気があり映画館で観るのは若干お粗末な気が。
回顧展の魅力は充分に伝わり日本でも開催されるらしいから予習的な。
ボウイのヒストリーをドキュメンタリー的に描写したりライブ映像もあるが物足りなく正統な伝記ドキュメンタリー映画を観たくてしょうがない。
ボウイの多才さを理解する教材として最適なのでは。ただ制作はボウイ生...
ボウイの多才さを理解する教材として最適なのでは。ただ制作はボウイ生前のものであり、故に逝去の前後では幾らか感触は違ってくるのだろう。
ファンにはたまりません
文字通りデヴィッドボウイの影響を受け育った私にはたまりませんでした。
知った時にはすでにアイコンだったので、リアルタイムを知っている人々の話や映像が見れて良かった。
つくづく生まれるタイミング間違えたと感じました。
彼が亡くなったからこそ、映画館で見る事ができたわけですが、その点だけ複雑です。
ただ知ってる程度の人には退屈でしょうね。
あと山本寛斎の英語を聞いて、分かり合うのは言語以前に感性なんだなぁとも思いました。
デヴィッド・ボウイ回顧展『David Bowie is』のドキュメ...
デヴィッド・ボウイ回顧展『David Bowie is』のドキュメンタリーで、展示内容とトークショー内容が紹介されているが、やっぱ生き様が格好良くてセクシー。山本寛斎の登場が誇らしい。世界巡回展での2017年春日本展示が待ち遠しい。、4/10迄オランダ。
感動が蘇った
ある世代以上のイギリス人には、鮮やかなコスチュームと化粧でスターマンを歌っているテレビ映像は、ボウイとの衝撃的な出会いだったと思う。
この映画の中でも何人もの人がその体験に触れていた。
私自身にはそんな体験はないけれど
中学生の頃から、断続的ではあるけれどずっと好きなアーティストで、この展覧会の開催を知ってロンドンに行った。
そのロンドンの展覧会の最終日のトークイベントと展示作品、PV、などで構成された映画
回顧展の雰囲気そのままで、企画したキュレーターが、展示品の解説してくれて、理解が深まった。
この回顧展が世界を巡回するのも、映画で知った。その予告というか、予習、復習映画です。
正直、ファンではない人には何の意味もないかもしれない。全然知らなかった連れは、途中寝てました。付き合ってくれてありがとう。
大好きだから
昔から大好きだったアーティストの映画だから、無条件に見る!と決めてました。
スターマンが流れた途端に涙が…。
今何故ボウイなのか?今が区切りなのか?
この先はどうなるのか?色々考えますが。
しかし貴重なモノが沢山保存されている事にびっくりです。衣装も展示されているなんて。ファンには堪らない映画でした。
「ファン」以外にはちょっと... でも観られて良かった❗️
「期間限定上映」との事だそうですが、ウカウカすると見逃しそうなので、行ってきました。 「限定」だからなのか、或いは 知名度のある映画館だからなのか、若い男女を軸に客が大勢なのに驚き...。 上映前の館内を見渡すと、40〜50代の年齢層もチラホラ居て少し安心^_^
上映開始。 なるほど、資料にもある通り、基本は記録フィルムなのですね。 曾てボウイに傾倒したことのある者にはお馴染みのコスチュームの数々が次々と出て来て、大変刺激的でした。 寛斎氏の登場も日本人として誇らしい限り。 あのトンデモナイ服にまつわるエピソードを披露してくれたのは嬉しかった...。 コレがイイ❗️と思ったら 即断即決で起用し、本当に披露してしまう... 今まさにレディーガガがやっていることをボウイは30年以上も前に実践していたことがよく分かります。 タブーの無い男、体制や権威におもねることなく反逆の姿勢を貫いた男、の実像が活写されていて、興味深く観られました。 ボウイの映画出演のことも紹介されていて、懐かしく感じられました。 そういえば昔 「地球に落ちてきた男」の封切りを観に行ったたなあ...と思い出しました。 中学生でしたが、確か中盤で結構濃厚な情交シーンが出て来てドギマギしたことを覚えています...。
映画ではボウイの活動を幾つかの時期に切り分けながら紹介していましたが、個人的に最も好きなのはベルリン時代です。 セールス面では大成功とは言えなかったようですが、ブライアン・イーノとのコラボは最も深みのある作品群を生み出したと思います。 言うまでもなく商業的にはナイル・ロジャースとのコラボがベストであるのでしょうが、音楽的には???との思いが今でもありますね。 Let's Dance とか China Girl などは聴きたくありません。 ロバート・フリップとのコラボは今でも好きですが..。
とにかく、ボウイに傾倒したことでいろいろなミュージシャンを新たに知ることが出来たし、それによって自分の音楽感を拡げることが出来たと思っています。 そういう意味でボウイは「恩師」言って良いでしょうし、その恩人の軌跡を辿りながら自分の音楽史を再確認出来たのは良い経験になりました。
観に行って良かった...。 観逃さなくて良かった...。
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