「雑さが気になる」劇場版 MOZU さいあ22さんの映画レビュー(感想・評価)
雑さが気になる
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一言で言えば雑な作りの映画。
主人公の西島氏と香川氏が社会を動かすまでの強大な相手との戦いで、娘の死の理由の解明と、娘と同僚の救出と言う理由の違いだけで、海外で危険が高まる意図不明の別行動をして、案の定に何方も死と隣り合わせの危険に遭遇。
直後にそれぞれ意図不明の第三者の介入で危機を脱し、瀕死のダメージも回復している。
この意図不明な部分は、格闘やカーチェイスのシーンを見せたいがための雑なシナリオの作り方に感じ、緊張感も失せて途中からは、シラケてしまった。
また、ダルマなる人物は、多額の資金を背景に人を脅したり、殺害をするなどしながら常に世の中を操っていた事になっている。
しかし、この映画は現代社会を近似した社会を舞台設定にしており、民主主義のシステムを考えれば、一部の人だけを脅すなどしても世の中を操るなど有り得ない話であり、荒唐無稽過ぎた。
こうした理由からこの映画の最大の売りだった謎とその解明が、観る側にはスッキリと伝わらなかった。
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