「よかった」ヴィヴィアン・マイヤーを探して 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
よかった
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今現在なら迷惑防止条例で怒られそうな、道行く人を無断で写真撮影する表現にハラハラする。おおらかな時代そのものも描かれていた。
撮影してプリントした時点でかなり満足していたのと、世間に認めてもらいたい気持ち、自分を隠ぺいしたがる気持ちで心が引き裂かれていたのではないだろうか。統合失調症的な分析をしていた人もいた。また世間でもてはやされている写真家についてはどう思っていたのだろう。
孤独であったが、乳母として子供と接していた事で母性が満たされていたのかもしれない。オレも里親なので気持ちが分からなくもなかった。いろいろな矛盾を抱えた人物であったと思われる。
J・K・シモンズみたいなおじさんが、批評をしていてその言葉がいちいちかっこよかった。ご本人に伝えて欲しい。
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