君が生きた証のレビュー・感想・評価
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観る側の勘違いから始まるストーリー
1回目が見終わる途中から見直したくなる映画。
2回目には一つ一つの台詞の意味が全く違う感覚になる。
一人の親として非常に考えさせられる映画でした。
"All Day Long","1812年"が良かった!!
爽やかな楽曲で観客を魅了していくが実は…という仕掛けのある映画です。観客にショッキングなオチを隠そうとするあまり、自信家の父親はともかく母親の精神状態が健全で、報復も墓の落書き程度で済んでいたなど描写が甘いと思われる部分があります。自分大好きで面倒臭いと父親の第一印象が良くなかったのですが、それはそのような成功者でも挫折を乗り越えなければならないと示すためかと思っていたら、ステージに立ち現実から目を背ける根拠にもなっていたのは上手かったです。
観ないともったいない
名優ウィリアム・H・メイシーか監督した 「君が生きた証」 を鑑賞。息子を亡くした父親の再生の物語りと、音楽性に心地よく見ていたら…
意外な展開に、後半は歌の意味や捉え方ががらりと変わって…
久々に素晴らしい演出と奥の深さに感銘しました。こういう映画は観ないともったいない。
米版 悼む人
最近、死に纏わる映画を多く観ている様な……。
喪失と痛みを抱えた父親が幸せを探す感動作品。
今回は銃撃乱射事件被害者の父親が主人公。父親が喪失感から抜け出せずにいる。息子が何を思い、何を考え、何を愛していたか知る悼む方法が音楽だっただけで、儲けようとか欲から出た行為じゃないんだから、多目に見て欲しい。
もう一度観たい映画
この映画は、最初から最後まで父親の息子への愛をシンプルに貫き描きながら、前半の展開で観る者が純粋に同情している最中での突然の事実の暴露により、見事に観ている者の心にササクレを生じさせ、同情から非難へ反転する気持ちへの違和感、アンフィット感と戸惑いを唐突に起こさせた。
変わったのは父親が被害者側か加害者側かの違いだけであり、そこまで観て同情していた父親の息子への愛と悲しみは何ら変わらないのに、観ている我々の心証の反転の導き出し方は見事にショッキングであった。
ストーリー的には、父親の物語なので息子が犯罪を犯した背景などを描かずに良かったと思う。
後半、途中で生じさせられた気持ちのササクレを、若者達との触れ合いと歌を通してエンディングの曲までに見事に癒やし、観る者の気持ちも、ラストのバーの観客の気持ちも、また父親の「心情」に引き戻したことに救いがあった。
論理的には父親と息子は別人格だと解ってあり、父親に責任が無いのも解っていながら、途中の心証の反転により、見事に同情から反発心への、論理的から感情的にさせられたスイッチングに1本取られた思いがした。
曲も素晴らしく、観てから2年も経つのになかなか褪せることが無い名作です。
観なければわからない
銃乱射事件で息子を亡くした父親。1人の若者に息子の姿を重ね息子が書いた歌で次第にバンドとして人気が出始める。
しかし、息子の元彼女のある告白によりバンドを解散する。
息子は銃乱射事件の加害者でありその場で自殺をしていた事実。
加害者の父親という視点が新鮮。重いテーマではあるのに魅力的な歌と丁寧な作り込みのおかげで希望を感じながらエンドロールを迎えられる。
事実がわかるまでの前半では息子思いの素敵な父親。魅力的な歌を残してこの世を去ってしまった息子が可哀想。
そんな気持ちがあったが事実と共に揺らいでしまう。
しかし、前半での感情は嘘ではない。
加害者は本当に悪だったのか?もっと根本に彼を加害者にしてしまう原因があったのではないかと。
一度観て考えて欲しい傑作です。
ずっと泣いてる感動した
冒頭から引き込まれる
あれ?どうして?と思うところもあったけど、まさかの事実が分かり、すっきりした
なにより音楽が全部良い
個人的にはhomeが好き(^ν^)
最後、父親が一人でsing alongを歌うところから号泣して、そこからのradical faceのalways gold でもう滝のように涙が出た
sing alongで、本当に息子を受け入れたんだね…と
さらにアントンくんが楽しそうに歌ってるところや、生き生きとした表情に、まるでまだ生きてるのでは、と錯覚させられて、涙が止まらない…
大好きだよ…
映画の題材と監督の手腕
監督デビューだからか力不足な感も!?
息子の死が加害者側だった意外なオチもショッキングに描かれていないから驚きたいのにオチ前の描写が軽く思われ何とも微妙。
バンドも在り来たりなPOPな雰囲気で退屈。
内容は良いがW・H・メイシーの演出が脚本に追い付いていない勿体無い作品と個人的には。
曲がいい
綺麗にまとまりつつも作家性を感じさせる。無駄なところがなくテンポのいいストーリー作りがいい。途中のドンデン返しにはヤラレタ!と思った。あの見せ方はうまい。墓に落書きするというのもパンクロックを彷彿とさせるし、本人のやっちまったこと、それを家族がどう考えているのかというのも伝わってくる。ボソボソっと「私の息子は殺人犯です」というくだりから曲にはいるラストシーンは胸が熱くなるものがあった。
ラストは脱力感、半端なかったです
録画で見て正解。絶対最初のシーンを見直したくなるはず。真実を知ったときは言葉を失った。ラストでサムが息子の歌を歌うシーン。涙ぐむ客と全く同じ気持ちだった。拍手をするわけにもゆかず、脱力感にみまわれた。
深い
息子は加害者らしい。息子が死んで、息子がつくった歌で青年らとバンドするが、単純にはいかないのがこの映画の面白さだ。青年らとの交流がよかった。ゴメスちゃんもう少し出で欲しかった。
不思議な感情になる作品
息子を亡くした父の感動の物語と思いきや、想像の斜め上をゆく展開で、感情が追いつけなかった。
加害者側でありながら親であるサムの心の葛藤、息子が歌に込めた思い、彼女の立場、銃乱射事件の被害者、バンドのメンバー、様々な視点からの感情が入り乱れて胸が苦しくなる。
他に類を見ない作品だった為、間違いなく心に残る映画だった。
予想外の展開!音楽映画と思いきや親子、いややっぱり音楽の力を感じる映画
これが初監督とは思えない出来。
切ないし被害者からみれば「感動した」とは違うし、でも加害者にも親もいれば子供もいる同じ人間と思うと切ない。
ラストシーンの歌は震える。オリジナル?
息子を失った父親は広告代理店をやめ日雇いのボート暮らし。
別れた嫁は20万ドルかけて不妊治療の末、再婚相手との間に息子を授かる。
日本では全く想像もできないことと向き合っていくサムの姿
劇場ではなくテレビで観ました。
まさか息子が加害者側だとは思ってもいませんでした。忘れようとしても忘れられないサムの気持ちがとてもよく伝わってきました。
バンド仲間にそのことがバレてバンドが成り立たなくなってしまったところはすごく悲しかったけど、やっぱり他人としては殺人を犯した人物の作った歌を演奏するのには抵抗があるのも分かりました。
身内であるが故に一生背負っていかなければいけないものがあるということ。
辛かったけど感動しました。
なんとも言いがたい
パッケージのストーリーを読んで、軽い気持ちでこれは感動しそうな映画だなぁと思い、ティッシュ片手に観てみました。
完全にやられました。まさかの加害者側とは…そんなどんでん返しがあるとはこれっぽっちも思って無かったので、「エエッ!?」となってしまいました。
お墓の落書きシーンからはもう、一転、複雑な心境になっちゃいました。
最終的に親父さんは逃げることをやめ、事実を受け止めていく描写は評価します。そして、息子は悪い方向へいってしまったが、クエンティンにはなんとか良い方向へと導くことが出来たのではないかと思います。
何しろテーマが重すぎて、ティッシュの出番無かったです。
実際に銃乱射事件のあったアメリカではこの演出はヤバイでしょ。知らんけど
生涯忘れないであろう1本
これほど音楽と映画の持つ力を感じる映画は少ないと思います。
音楽活動の描写も素晴らしいですし、音楽の存在価値を改めて感じました。
生涯記憶に残る映画になると思います。
しかし中盤の展開には驚きました。
こういうなりした映画でシャマラン的なことが起こるとは。
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