「振られた後に見たら意味がわかった…」おんなのこきらい しだこさんの映画レビュー(感想・評価)
振られた後に見たら意味がわかった…
計2回視聴。
予告編に惹かれて1度目に視聴した時は、キリコの気持ちも伝えたいこともさっぱり分からず。
2度目の今回、好きだった彼氏に「好きな人が出来た…ごめん」と振られた翌週にTSUTAYAで借りて、今なら分かるかもしれないとリベンジ視聴をしてみました。
結果、ラストで声をあげて泣き、結局目が腫れるくらい泣きました。
後半のキリコの叫びが、縋りが、言えなかった私の気持ちと同じすぎて思わず泣いてしまった。
「好き」って言って、「ありがとう、でも…」って最悪な答えじゃんかぁぁぁ!そりゃ返答なんか聞きたくないわぁぁ!。゚(゚^ω^゚)゚。
気持ちが離れてるのが分かってるのに縋るキリコも、返答の「ごめんね」も…ラストの公園のシーンはキリコに感情移入してたから悲しすぎて号泣。
好きな人から言われる『かわいい』は、本当に嬉しくてそれを言われるだけで生きる価値がある、それだけで生きれる、自分を好きになれる。
それが分かるようになったから、キリコの公園でのラストシーンは本当に辛かった。
好きな人が、短い髪の時に『かわいいよ』って言ってくれたから短い髪も好きになった…彼に会う時は鏡で短い髪を整えて思わず笑顔になる、そんなキリコはとってもいじらしくて前半の彼女より断然可愛かったのに、
振られた後も鏡を見てこれを可愛いと言ってくれた彼を思い出す…そんなキリコを見ると自分のことのようで辛かった。
「おんなのこきらい」は、気持ちの離れていない好きな相手に振られたり、またはそういう共感できる過去がある人にはハマるかも。
私は意外とおススメです、また借りたい。
ストーリーの構成も、
前半は一般基準(世間)から見た「かわいい」で、後半は好きな人の愛情から言われる『かわいい』になってるようで対比がわかりやすくて効果的だった。