「女の子のリアル」おんなのこきらい mumuさんの映画レビュー(感想・評価)
女の子のリアル
可愛くいたい。男にちやほやされたい。モテたい。可愛いって言われたい。でも好きな男を前にすると完璧な可愛い女でいられなくなる。ほんとは素を好きになってほしい。素を見て可愛いって言ってほしい。それだけで幸せ。他の女なんて見ないで。ブスな女なんて嫌い。でもほんとは、こんな自分が一番嫌い。
こんな女の子の汚い部分がいっぱい詰まった映画だったった。
主演の森川葵ちゃんが可愛くて、でも過食症で吐くくらい身も心もボロボロで空っぽで、それを可愛い見た目で取り繕ってて。結局ユウトの中でも、コウタの中でも一番にはなれなかったけど、キリコが性格悪いとは思えなかった。
痛々しくて、リアルなのに、最終的に救いもないし特に教訓もない。だったら森川葵ちゃんが終始可愛くて恋愛も仕事も可愛さだけで人生勝ちまくる話がよかった。スイーツに囲まれたような可愛い話かと思ってたら、そんな可愛い描写なくてちょっと残念。
コメントする