劇場公開日 2016年1月15日

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「【following様の鑑賞リストから選んで観てみた】 ニコ―ル・...」パディントン 雨丘もびりさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0【following様の鑑賞リストから選んで観てみた】 ニコ―ル・...

2024年2月4日
PCから投稿

【following様の鑑賞リストから選んで観てみた】
ニコ―ル・キッドマンの何でもやります女優魂(天晴)。

なるほど、この「1」あっての傑作「2」ね、と納得できる、コンパクトで小気味良い一作目。
マジメすぎずムチャすぎず、とにかくPOPな好都合が起きまくるw
しかも私の大好物「全員がまんべんなく大活躍」ストーリー。
わぁー♪たのしーねー(^^)。

【登場人物たちをだんだん好きになる嬉しさ♪】
パディントンがブラウン一家に来るきっかけこそ都合良すぎるけど、
父、母、姉、弟、親戚のおばさん、それぞれのヤッカイな性格をシンプルに提示してから、各々の価値観にパディントンがハマっていく過程を見せることで、ギスギスが緩和されていくという話運びがイイ。
気が付くと観客も、一家のコトを好きになっている仕掛け。
パディントン自身も、汚い食べ方やバスルームの件でイラッとさせるけど、ラッキーでお手柄たてたり、誤解されて悲しかったりするなかで、だんだん彼のことを愛おしく感じるようになる。

そんな学芸員がいるか?!(大笑)

ズルいとこや雑なところもある話なのに、「ちゃんとしてますよ?物語」とすまし顔なところがイギリスっぽくて憎いw。
「ロンドンは余所者に優しい」しか分からなかったけど、たぶん英国ジョークがたっぷり塗られて美味しいんだろうなぁと感じさせる雰囲気も良かった。
人間がクマ語を真似して喋ったら侮蔑ワードになっちゃう、とか。
何かあるんでしょうね、そういう旅行者をディスるジョーク。

どうしても「2」の突き抜け感や爽快感を求めてしまうんだけど、そこは発展途上なのでマイナス0.5。
すみません、これは私がダメです。
ばかばかしいけど馬鹿には書けないおはなしであることは確か。

「熊がいないと始まらん!」いいこと言うねお父さん(*^^*)
ぱっさぱさの家庭に、マーマレードを沁みこませて。

雨丘もびり