Re:LIFE リライフのレビュー・感想・評価
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昔の栄光にすがるなかれ
プライドを捨てて新しい環境に身を置いた時、そこで素晴らしい出逢いやチャンスが訪れるかもしれない。立ち止まるな。と叱られた気分。
現実はそんなに甘くないけれど、でも頑張って見ようって気にさせてくれる。
大人向け「しゃべくり劇」の良品。
久々(と言いながら実は出演作は観ていたね)ヒュー・グラントの魅力を再確認できた一本。
同じ畑で出てきていながらも、やはりギア氏との大きな違いを感じる。
単純に「演技が出来るか出来ないか」、根本的ながら一番大きな要素の違いだろうな。
役選び、ないしは配役の妙を生かすもそこ次第、本当に主人公が憎めないチャーミングな初老だったのが良かった。
脇を固める俳優陣も見事としか言いようのない布陣。
またそれをうまく生かす物語運びが良かった。
JKシモンズの裏切り方(「セッション」のあれはどこへ?笑)、そして何よりもマリサ・トメイは本当にイイ女だった。
それに加えて「しゃべくり劇」としての面白さが良い。
せりふの掛け合いの妙、そうは見えない会話劇がいちいち笑いを誘う。
脚本家が主人公と言うことでその会話も映画ネタが多いが(いやTシャツのビジュアルもか!笑)。
いちいちそのチョイスにセンスを感じたのは、本作の脚本家の妙技だろうな。
「だったら主役はチャニングとジョナ・ヒルね!」には、不覚ながら吹いてしまった、スミマセン。
(ロートルの主人公が微妙に判らなそうに流すのがまた!笑)
円熟の大人向けエンタメに加え、映画に詳しければいっそう楽しい作品。
帰ってきた、ラブコメエロオヤジ!ヒューグラント様健在なり!
もう、この映画始まりから終わりまで笑いっぱなしでした!!
ぶっちゃけ、前作の「噂のモーガン夫妻」を観た時には、彼ももう終わった??
やっぱり年には勝てずに、いくらラブコメ王子の名をデビュー以来ほしいままに、エロキャラ街道まっしぐら、エロオヤジはお任せとばかりに演じていたヒュー・グラント様でも、年貢の納め時?と思っていました。彼もこれからは、エロキャラ時々シリアス顔?と言った程度で、気が向くと「シリアスも演じますが、それが?」と言っていたかは知らないが、時々しかシリアス役を映画では演じない彼が珍しく、「クラウドアトラス」で悪役を演じたのでいよいよ路線変更か?と期待と不安の気持ちで観ていたのだが、ヤッター!!やりました!本作では始まりから「帰ってきた、ウルトラマン!」ならぬ「帰ってきた、ラブコメエロオヤジ!」のブラックなジョークの機関銃には笑いが止まりませんでした!
若い頃は、本当にハンサムガイなのに、口の悪さは、右に出る者なし!と言うキャラで、英国紳士らしいウイットに富むブラックジョークを何処までも飛ばそうと、決して憎まれない嫌味の無いヒュー様。その顔と辛辣さのギャップの大きさが更に人気に繋がっていたと思うけれど、まだまだ、演じますね!ヒュー・グラントの魅力はこのキャラでなくちゃ面白くないし、生きてこないですね!
と言う訳で最高にご機嫌な映画でしたね。
生徒と教師を扱ったドラマは数々あれど、ここにまた代表作が出来たね。「幸せの教室」のように飽きもせず「小説家をみつけたら」のようなドラマ性と「勇気あるもの」同様の面白さと生徒と教師の成長物語は、楽しい中にもちょっとほろり、胸が熱くなるエッセンスも加えてテンポも上々でしたね!
マーク・ローレンス監督とはこれで、4作目と言う事だから、「ラブソングが出来るまで」とストーリー展開は似ているけれど、しかしヒュー様の毒舌キャラがまた楽しめるのだから、みんなで一緒に楽しんでしまいましょう!この分なら、この後2~3作はまだまだこの路線でも大丈夫そうでしたが、みなさんはこれどう観るのかな~?でも本当はこの人英国紳士だから、シェイクスピアも熟せる実力派・超演技派俳優なんだからね~本当にそのギャップが魅力だよね!!
リライト
2016年劇場5本目。
ヒュー・グラントはこの年でも女たらしを演じて絵になるのが凄い。
ある意味ハリウッドの本音が詰まった作品じゃなかろうか。
ラストはヒュー自信にビッグな幸せが起きる描写が欲しかったけど、あのメッセージはマット・デイモン主演決定と解釈したい。
生徒役もみんなチャーミングで、極寒の日曜の夜に心暖まる映画を劇場で共有できて良かった。
しかし、邦題はちょっと解せない。
リライトじゃなきゃ。
ホリーみたいな彼女がほしい^^
ヒュー・グラント演じるキースマイケルズは「どうしてそんなこと言えるかな?」という失言を連発する自由人。それがまた脚本家らしさを出しているのだけれど、その自由気ままな発言にキレること無く知的に対応し続けるマリサ・トメイ演じるホリーが最高。
全体的に知的な会話が多い映画だけれど、特にこの二人。互いに隙を見つけてはつつくようなの会話の絡みが面白い。信頼し合うから出来るような親密な関係が現れていて、見ていて羨ましくなる。
対照的なのはベラ・ヒースコート演じるカレン。言葉の衝撃を交わす技を持たず、情動を抑えられずに感情的になるのは若さゆえ。ホリーの懐の深さを強調した。二人の演技はキースの心のゆらぎを演出するのにとても効果的でした。
ストーリーは予定調和だけれど、"心ほっこり"、"キースが羨ましい"、"ホリーのような彼女がいれば、毎日楽しいだろうな〜"、という印象でした。
人と映画の温もりに触れる
“予定調和な物語だ”と言われればその通りだ。だが、予定調和だからこそ良いと思わせる温もりがスクリーンから伝わってくる。
過去の栄光にすがる落ちぶれた映画脚本家が、仕方なく大学で教鞭を振るい、その中で新たな道を開いていく…。つまるところ、これは立ち直りの映画である。けれども、この作品には現状を打破しようともがく姿も描かれない。学園ものにありがちな先生ありがとう!的な演出も観客が赤面するほどの説教臭さもない。では、この映画には一体何があるのか?
平たく言えば、成長である。もがき苦しまなくても、這い上がる努力がなくても、今自分が置かれた場所で目の前のことを進めることで、新たな自分の側面に気付いていくその様は、予定調和と言えども何とも気持ちが良いのだ。良い意味で奮起しない教師役はヒュー・グラントだからこそしっかりハマる。これは人徳と言っても良いのではないだろうか?
登場する生徒たちもまた魅力的だ。やる気がある子もいれば、やる気がない子もいる。中にはただの映画オタクもいる。映画の脚本家を目指す生徒とプロの脚本家とのやりとりは映画への愛に溢れている。そんな生徒たちとの何気ない会話の数々に映画ファンは思わずニヤリとしてしまう。
人との繋がりの大切さ、映画に対する想いがスクリーンから滲み出る。目新しさはないけれど、久しぶりにアメリカの良心に触れた作品に出会えたことを嬉しく思う。
My favorite!
暫く見ていなかったけれど、やはりヒューグランド主演のはイイですね!ダメ男の役もピッタリ。見ていてほっこりと気分よくなりますね。決して重くはない映画けれど、それなりに得る物もあり、見終わると全身がほぐれるフィーリングを持ちます。この映画は周りの人もそれぞれの良さを演出してますね。トークを楽しむ映画でありますが、この方若い頃大学でそれなりに映画等を学んでいたとの事だけあり、発声に滑舌があり聞き取りやすくて嬉しいです。又次のが楽しみ。
彼らしい仕上がり。
最近また出演作が増えたヒューさまの、こちらはロマコメ主演作品。
相変わらず下半身の緩さを題材に^^;彼の魅力満載といったところで
物語は可も不可もなく予定調和な仕上がり。一発脚本家っていう彼の
誇りをガンガン打ち砕くリアルな展開もあれど、田舎町に越してから
は相変らず持て囃される優男。お得意のシニカルで歯に衣着せぬ黒い
発言など笑える場面は多いが、シナリオ講座ってあんなんでいいの?
と思える不可思議さも多し。一応先生役なので優秀な学生はしっかり
見抜いて推薦していたからホッ。トメイ、シモンズ、ジャネイが軸を
引っ張り彼を翻弄するもやっぱり自分らしく落ち着くのがヒューさま
らしいとありのまま描いている気がする。上半身もまだまだ元気よ♪
(シモンズ学長、今度は泣き虫おじさん。振れ幅大きい喜怒哀楽俳優)
可もなく不可もなく
大好きなヒュー・グラント主演なので楽しみにしていました。ユーモアとウイットに富んだ会話が楽しめるハズが、まったりし過ぎていて、まぁ可もなく不可もなくな感じの展開。笑いはそこそこあるんだけど、それぞれの人物像に共感する部分がなく、だからどうなのっていう、それに終始。歳をとっても健在なヒューの甘かっこいい雰囲気が見れただけで満足。主人公より、この作品の脚本家こそリライフしなさいって感じですね。
求める人と求められる人の交差点
この作品を観てヒューグラントの魅力を再発見。
「その(余計な)一言」が作品をユーモラスに、ときにシリアスにする展開は、シナリオ(脚本)に記されていることなのでしょうか?
いずれにしても最後までとても楽しく鑑賞できました。
マリッサメイヤーとJKシモンズもとってもよかった。
何より、ヒューグラントの同僚がスピルバーグにしか見えない!
star warsオタクといいダークサイドな偏見を持つ学生など、個性豊かなキャラクターばかりで最後まで楽しめます!
落ちぶれた一発屋脚本家が大学講師になる話。 物語はリアルとフィクシ...
落ちぶれた一発屋脚本家が大学講師になる話。
物語はリアルとフィクションの間のよう。
けど何より各々のキャラクターがしっかりしていて、
とても魅力的でした。
その為笑える場所を要所要所にあり楽しく観れました。
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