「あなたは、あなたらしく!」サヨナラの代わりに Michiさんの映画レビュー(感想・評価)
あなたは、あなたらしく!
米国で、2006年に出版された小説"You're NOT you"をベースに創られて、
原題は、"You're NOT you"(あなたは、あなたらしく)です。
当該作品は、問いかけます。。。
ALSの様な難病になったら、
愛した人の介護に、負い目を感じながら生活せざるを得ないのか?
だから、愛した人の浮気も認めざるを得ないのか?
そして、生きる事も未来もあきらめざるを得ないのか?
自分に嘘をついてまで、喜怒哀楽を抑えなければいけないのか?
社会を頼り甘えては、いけないのか?
私達は、
救急車が通れば、道を譲ります。
横断歩道で困っている老人を見たら、手を差し伸べます。
だって、
何かを失っても、前向きに生きようとする人間に対して、
喜んで受け入れる社会を創りたいのですから。。。
久しぶりに、ずっしりと重い映画でした。
映画って、本当に、素晴らしい!!!
Michi
[追伸]
ALSの多くは人生の最盛期に発症します。
米国人の患者は3万人を超え、そのうち約1割は十数年生きることができますが、
平均余命は2年から5年です。
筋力の衰えは四肢、会話、嚥下に影響を及ぼし、呼吸不全へとつながります。
一方で辛い事に、知能には影響がなく、知覚は正常に働いたままなのです。
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