アリスのままでのレビュー・感想・評価
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凄く考えさせられました
若年性アルツハイマー‥
言葉が出てこないもどかしさ
家までの道のりがわからなくなる
家にいても自分の慣れ親しんだ家がわからずトイレの場所すらわからず不安に押し殺され悲しくなる
自分らしくいられない
ガンならよかったというセリフ‥最初はどうかも思っていたけど映画を観るにあたりそういった言葉が出たのはわかるような気がしました
自分らしく最期をまっとうする
それが出来ず死んでいく‥
この映画では旦那様も3人の子供も理解あり最期は子供が帰ってきて母の面倒みる
私は大丈夫かなって不安になってしまいました
btvでの鑑賞
若年性アルツハイマーと、老人性認知症は違うのだろうか。
認知症の祖母を持っている私が思ったのは、まだまだ綺麗に描かれている所があると思った。
こちらが話をしていると、その一つの単語から昔の思い出話を永遠と繰り返してしまい、こちらが話したい事が伝わらないという日々。
私はその祖母から距離を置いてしまった。
母が1人で面倒を見ている。本当に母には頭が上がらない
家族だから看病できるって訳じゃない。
当人だけでなく近しい人々の精神まで苦しめてしまうのがこの病気だと思う。
スピーチのシーンは心に響いたが、綺麗に描かれすぎていて腑に落ちない所もあった。
ムーアの演技は素晴らしかった。
時の流れを感じる事ができてとてもよかった
最後はあれ?と思う終わり方だった。
家族性アルツハイマー病、きれいな描き方
アルツハイマー病より癌のほうが良かった、というのが切ない。
ニューヨークが舞台
トワイライトのヒロインが末娘役
ジュリアンムーアの上唇の上の皺が何ともリアル
アリスのままで…
記憶障害の作品は多々あって、結果は大体予想できるもの。だからこそ、俳優陣の演技が物を言うのではないだろうか。主演のジュリアンムーアは、そんな病気の“リアル”(自分を含め、リアルを感じる人は少ないだろう)を感じさせる演技だった。
人は、遅かれ早かれ、忘れてしまうもの。この作品は、そんな“忘れていく姿”を、主観的に・客観的に写している。
中でも、ジュリアンムーア演じるアリスの感情と表情の変化を目まぐるしく感じた。記憶が薄れていくにつれて、段々と、「無」の表情になっていくところに、記憶のリアリティがある。
題名の、'Still Alice' 「アリスのままで」は、誰かの願いを込めたのか、ずっと変わらない何かのことなのか、色々と考える。
決して、自分にありえない世界ではない。平凡だが、大切な人と過ごした時間や思い出を、今以上に強く抱きしめたいと思わせてくれる作品。
癌より辛い面は確かにある。
若年性アルツハイマーを取り上げたドラマは日本でも何本も見てきたが、"家族性"とつくのは初めて聞いた。かなり高い確率の遺伝で思い当たる人には恐怖ではないか??治療代や肉体的苦痛は癌よりマシ?でも、精神的苦痛、家族の苦痛はこちらの方が酷いかも。この映画で今どきはパソコンやスマホを活用するんだ、と時代の進化を実感。それよりも治療の進歩を望む。
少しずつ記憶をなくしていく怖さを感じるより周りの人々の哀しさ、優し...
少しずつ記憶をなくしていく怖さを感じるより周りの人々の哀しさ、優しさに胸を打たれた。忘れてしまうより忘れられてしまう方が切ないのかもしれない。
次女リディアの優しさに心温まる
一言で言えば尖った今風のやんちゃな娘なんですが
実は人一倍優しくて人一倍傷つきやすい
そんなギャップをもった娘にきゅんと来た
自分の夢を後回しにしてまでアリスのそばにいるなんて
逆に他の家族は表面は優しそうでも自分を優先してしまう(結局折り合いはつけるのですが)ので悲しかった
私の中ではリディアが主人公でした
奇跡の映画
身につまされました。
こんなハリウッド映画があるなんて思っていませんでした。私にとって奇跡の映画でした。
この監督の他の映画はどんなのだろう、もっと見てみたいとすごく思ったら、監督自身の命を重ねた渾身の映画だったのですね。
リチャード・グラッツァー監督、すごいです、そして残念です。
ジュリアン・ムーアやクリスチン・スチュワートもとてもよかった。
あえていえば、夫役のアレックス・ボールドウィンが既視感があり、ちょっとだけ凡庸さ的なものを感じたけど、きっと彼の問題ではなく私の感覚の問題だと思います。
いまを生きる
ジュリアン・ムーアが若年性アルツハイマーと診断された女性言語学者を演じ、5度目のノミネートにして遂にアカデミー賞を受賞した話題作。
ズバリ、秀作。
難病を題材にしているが、それほど重苦しくならず、湿っぽくならず。
症状が進行するにつれ記憶が失われていく恐怖、苦悩や葛藤を滲ませつつ、夫婦愛、親子愛など支える家族との関係もそつなく。
中盤のスピーチはグッときた。
じんわりと染み入り、スッと作品世界に入っていける、非常に見易い作りだった。
それにしても、もし自分だったら?…と思うと恐ろしい。
普段の生活でも、ちょっとあの名前とかこの名前とか忘れる事はよくあるけど(特に最近昔と比べて映画のタイトルや俳優の名前がパッと出なくなった)、それがただの物忘れなのかアルツハイマーなのかなんて自分でも分からない。
記憶がポロポロ抜け落ちていって、忘れた事も忘れてしまう。
良い事も悪い事も含め、自分の人生の積み重ねが消えていく。
自分が自分じゃなくなった時、どうすれば…。
ずっとそんな事を考えながら見ていて、決して他人事じゃない身につまされる思いだった。
オスカー受賞も納得のジュリアン・ムーアの名演。
序盤の自信に満ち溢れた雰囲気から一転、症状が進行した中盤から終盤の不安定な表情、仕草、佇まいはまるで別人!
アルツハイマーのリアルを体現。
夫アレック・ボールドウィン、次女クリステン・スチュワートらも好演。
特にクリステン・スチュワートは、“ヴァンパイアの恋人”から大きくキャリアをステップアップさせた。
アルツハイマーを題材にした映画と言うと以前にも渡辺謙主演で「明日の記憶」があり、特別珍しいものでもない。
なのに何故今作はこんなに魅せられたのか。
それはきっと、筋萎縮性側索硬化症という難病を患いながらも撮影し、映画完成後亡くなった監督リチャード・グラツァーのメッセージが込められているから。
劇中、アリスは記憶が無くなる前に、記憶を失った自分へあるビデオメッセージをパソコンに保存する。
記憶を失ったアリスは、それが何の為に残されたものか覚えておらず、メッセージのまま実行しようとする。が…
難病もしくは辛く苦しい境遇でも、自分で自分を絶ち切ろうとするのは余りにも哀しすぎる。
限られた時間を精一杯生きよ、と。
スピーチのシーンで
じわりときました。
話が分かっていたので入り込みやすかったです。
自分自身では受け入れにくい事ですが、
徐々に理解、そして、分かる間に何かを残そうと
する姿は切なすぎました。
記憶が無くなっていくって恐ろしいと思いました。
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