「癌なら恥ずかしくなかった」アリスのままで 重さんの映画レビュー(感想・評価)
癌なら恥ずかしくなかった
ジュリアンムーア扮する言語学者アリスハウランドは、講演の最中にふと止まってしまう事があった。よく物忘れしたりキャンパスで迷ったりしたので診断を受けた。学者先生としてのプライドや自信を真っ向から否定される様なアルツハイマーと言う結果を伝えられたアリス。本人はともかく、宣告された夫や子供たちもたまったもんじゃないね。理解する事さえ困難かもしれない。本人も現実を突きつけられ恐怖を感じているが、家族は慰めようもない。しかし、家族性アルツハイマーは遺伝する。謝られてもどうしようもない。癌なら恥ずかしくなかったと言う台詞は印象的だったな。自分の周りではこの病気は避けたいものだ。
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