「共感を得られるギリギリを狙った」アリスのままで mtkさんの映画レビュー(感想・評価)
共感を得られるギリギリを狙った
きっと現実に同じ病を患った人が
身近にいる人には、これでも
綺麗事に見えるのかもしれない。
でもそうでない自分にとっては、
十分衝撃的であった。
ドキュメンタリーではないので
それでよいと思う。
最初は、支えられず仕事に逃げ出した
夫が情けない、冷たい人だと感じたが、
彼女の聡明さを心から愛した彼には、
知性が失われた彼女を見るのは
耐えがたかったのだろうな。
愛した人を愛せなくなることを
心から恐れたのかもしれない。
その点、娘や息子の場合、何があろうと
繋がっている部分があるので、
母親を受け止めることができる。
次女役の女優さん、素晴らしかった
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