映画 ビリギャルのレビュー・感想・評価
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大人にも欲しいあんな塾
他の映画で予告編を見て鑑賞(有村架純なら期待できそう)、原作未読。
見終った後に調べると、進学校のビリと言うことで。
その割に結構おバカな主人公。
まぁ基礎のできていない大学生もいると聞くので、さもありなん。
作中の母親は見方によっては単なる甘やかしにも見え、賛同はしないものの、あの家族の中ではいいのだろう。
(娘が母親を「あーちゃん」て・・・ちょっと気持ち悪い親子関係?)
父親は起業までして、デキる男と見たが、長男のみに期待、溺愛し、結局は裏切られる羽目に。仕事と野球バカなうえに母娘に対する経済支援がダメダメで蔑まれる対象とは男親として見るとちょっと哀しい。経済基盤はこのダメオヤヂがいてこそなのに・・・ちょっと残念。
結局のところの勉強は特別画期的なこともなく、とにかく時間をかけて頑張るのみ?
ただ、そこへ持って行く講師の手腕がすばらしい。「豚もおだてりゃ木に登る」を具現化している。
仕事だからできるのか、わが子がああなら、絶対バカ扱いしているところ。劇中の父親もそうだった。ただ面と向かっての罵倒はまずいだろう・・・
映画のラストは、文字表記かエンドロールの映像でこの主人公が今どうなっているのかを説明しても良かった。
実際は大学に受かったことがゴールではなく、社会に出てから何をするかが重要なので。
五十路手前のオヤヂでも、新に資格試験勉強を頑張ろうと言う気にさせられる映画、とは思う。
実際、日々資格試験に追われている身として、あんな塾や講師、大人にも欲しいよなぁ・・・
場内シーン!
原作を読んでいたので公開日を心待ちにしていました。
映画なので原作を忠実に、とは行かずカット?された箇所もたくさんありますが、全体的に「とても良く映画化されている」と思いました。
公開日のラストで見ました。レイトショーなので観客が少ない事を割り引かなければいけないかも知れませんが、上映中ずーっと場内は「シーン」と静まり返って、ポップコーンの袋をあける「ガサガサ」って音も、お隣さんと感想をぼそぼそしゃべる声も聞こえず、とっても静かな上映でした。きっとみんな映画に引き込まれていた、と思います。
タイトルとかでは少し偏見をもたれそうですが、必見の価値ありです。
1点原作を読んだ者としては、さやかが坪田先生に合格を伝えるシーンは原作どおりに携帯で「受かった!」と叫ぶシーンにして欲しかったな。
忠実に再現している
原作を読んでいて、個人的に縁のあることが多く、「絶対に公開日に観に行こうと思い」公開日に観に行きました。
実話を基にした作品で、著書に書いてあることが全てかどうかはわかりませんが、実際にあった出来事を忠実に再現しているなと感じました。
自分のことと照らし合わせながら、ちゃんと努力したら結果が出るということをこの映画から教わった気がします。
個人的な感想ですが、名古屋出身である自分は、地元の街が頻繁に出てくることに、嬉しさを感じました。
名古屋が舞台なので、夜の繁華街のシーンをちゃんと名古屋で撮影しており、さやかが自転車で川沿いを走っている場所もおそらく庄内川の川沿いだと思われ、名古屋をうまく映画に取り込んでいるなと感じました。
役者さんの演技には特に不満はありませんが、実際のさやかさんは有村さんが演じたさやかさんよりももっと派手で奇抜な格好や言動をしていたと思いますので、それにどれだけ有村さんが近づくことができたかどうかはわかりません。ただ、灰汁が強すぎるギャルにすると、観ていて不快になる方が増えると思うので、有村さんの演技が映画としては最適だったのではないかと思います。
さやかさんの物語と、家族の物語も間に挟みながら展開され、子供3人を平等に愛せずに自分が果たせなかったプロ野球選手の夢を息子に託して躍起になりすぎる父親というのは、稀なケースではないと思います。父が息子を怒鳴りつけて、暴力をふるうシーンには色々と考えさせられましたが、そこで母が父に言った台詞には心を動かされるものがありました。
最後はさやかさんが慶應大学に合格します。そのときの坪田先生をはじめとした周りの方々が喜ぶシーンは感動することができます。
純粋に楽しむことができる作品でした。
まさか泣かされるとは思いませんでした。
まさか泣かされるとは思いませんでした。
決して壮大な物語があるわけでも、
奇抜なキャラが出てるわけでも、
抜群のギャグがわけでもありません。
でも、丁寧に人間ドラマを作っていて、
ちょっとできすぎってところもあるけど、
ちゃんと押さえる所は押さえてる。
だから泣ける!って感じです。
先生と生徒の話っていうよりも、
先生と出会って家族が変わっていく話って感じです。
だからこの映画はじつは家族の映画です。
先生がさやかのことを
信じて発してくれたひと言、
さやかが途中でボロボロになって、
お母さんに会いにいくシーン、
個人的に泣けました。
ツボおさえてるなー!!
目標みたいなものを
「もういっかなー」と思ってた時に見たので、
グッときました。
学生のころは慶応に行けば人生はうまくいったけど、
大人になってからはこれをやれば人生うまくいくって
ないんですよね。
いい会社に入ったからって、いい成績をのこしたからって、
けっきょく影の部分が出てきてしまう。
とくに女の子の場合は、
残念ながら出世したからって
かならずしも幸せになれない世の中だしね。
だからこそ、学生ならではのまっすぐ
上を目指しちゃうところが、
とてもまぶしかったです。
そして謎に元気がでました。
私もまだまだ純粋なのかもしれません。
予想外に感動する
ギャルが面白いことやるのを見て笑ってればいいのかなと思ったら、実は感動話で、家族の再生もあったりで、面白いよ。
受験生あるあるネタも多いから、受験時代を思い出しながら見ちゃう。模試の判定で一喜一憂したなあとか、いま思うと、模試の判定なんてどうでも良かったけどね。
自分はあんなに真剣に受験してなかったなとも思うよ。「自分はこんなもんじゃないんだ」って証明するために慶応に受かろうと思ってるところもある。厳しい状況から抜け出すには、勉強して立身出世しか手はないんだなあと思った。
吉田羊と田中哲司の演技も良かった。有村架純のギャルはなかなか。素直な性格で応援したくなる。有村架純を最初に応援する友達の女の子が可愛かった。名前覚えたい。
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