映画 ビリギャルのレビュー・感想・評価
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頑張る事、信じる事、諦めない事…それが、夢を叶える可能性
「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」。
内容はベストセラーとなったこのタイトル通り。
話題の本に今旬の女優を起用した、ただのヒット便乗映画だろうと劇中の安田顕先生よろしくちょっと見下してたら、かなり面白かった!
笑えてホロリとさせて元気を貰える、ポジティブ・ムービー!
後味爽やか、素直に見て良かったと思える好編。
様々なメッセージや要素も巧く溶け込んでいる。
まず、学びの尊さ。
やっぱり、学ぶって大事。学業から離れて久しく経つと本当にそう思う。
学ぶ事によって知識・見解を深め、自分で考え答え、自信にも繋がっていく。
ああ、もっと勉強しておけば良かった…と思うようになる前に、学生の皆さんは学ぶ時期を大事に!
(TVなんかによく出るおバカタレントを見ると情けなくなってくる)
導いてくれる人の存在。
坪田先生、俗な言い方しか出来ないけど、何ていい先生なんだ!
主人公さやかだけじゃなく生徒のどんな小さな良い所を見つけ、褒め、一人一人真っ直ぐ向き合う。
生徒と話が合うように、ゲームやアニメやアイドルや生徒それぞれの趣味も勉強。
先生の名言が胸に響く。特に…
「ダメな生徒なんか居ない、ダメな先生が居るだけ」
生徒を信じる坪田先生を最もよく表した台詞だと思う。
生徒をやる気にさせる“坪田マジック”はまるで魔法、坪田先生はさながら現代の魔法使い!
伊藤淳史が好演!
家族愛。
最初ははっきり言って、崩壊寸前の家族。
父親は弟のプロ野球入りの事ばかりで、さやかとはほぼ絶縁状態。
弟は父親のプレッシャーに押し潰されそう。
唯一理解してくれるのは、優しい母親ああちゃん…なんだけど、個人的に、さやかの“ビリギャル”の原因は母親にもあったんじゃないかと思う。
「ワクワクする事だけやればいい」…その結果、勉強せず遊びまくり。
でもここで重要なのが、娘がそんな時でも決して見捨てず、娘を信じ続けた事。
塾に通う事も勧め、塾費の為に働き、常に味方、無償の愛。
さやかもああちゃんが自分の為に働いて稼いでくれたお金の重みを知る。
さやかの慶應合格は母との二人三脚。
そんなさやかの姿が崩壊寸前の家族の中で輝きを放つ。
プレッシャーに押し潰されそうだった弟を鼓舞し、父親とも…。
(問題だらけの家族の中で健気な下の妹にももうちょっとクローズアップして欲しかった)
さやかのギャル友たち。
勉強なんかいいから遊ぼう!…なんて言わず、応援し、後押ししてくれる友達こそ真の友。
皆、根はいい子。
表面上だけでクズの烙印を押す大人、劣等生は切り捨てる学校の体勢をチクリ。
(最近見た映画で全部ヤな役の安田顕だけど、こういう嫌みたっぷりの敵役居てこそ映画にメリハリつく)
そして何より、“可能性の原石”さやか。
多分、他の人が真似しても同じ事は出来ない。
何だ、結局夢物語か…と思うなかれ。
大き過ぎる夢でも、僅かでも可能性があるならば、それに向かって頑張る事。
勿論、挫ける時もある。
挫けたっていい。挫ける事も勉強だ。そこからまた頑張れる事が出来る。
決して諦めない事。
それらが可能性を叶える原動力、メッセージ。
直向きなさやかの魅力的な事!
言うまでもなく、有村架純が可愛い。
清純派の彼女の、金髪・ヘソ出し・生足全開のミニスカもしくはショートパンツ姿は必見!
実話とは言え、出来すぎで都合いい話かもしれない。
このサクセス・ストーリーの真偽を問うゴシップもあった。
だけど、これだけは言える。
可能性へ頑張る事、信じる事、諦めない事は本当だ。
主人公の変化が周囲を変えていく
僕の大好きな継承モノ&成長モノですやん!
飛行機でマッドマックスを行きと帰りで一回づつ観て、インサイドヘッドも観終わって、見るモノがなかったから観たモノの、そんなことがなければ絶対観なかった!
しかし、期待値を下げていたからだけでなくとてもいい映画でした。
というか個人的にツボな「主人公が誰かから思いを継承し、志を持ち立つ」「苦難を乗り越え、スクリーンに初めて出てきたときよりも確実に成長している」を見事に抑えてくれちゃってるし、その感動を阻害するような映画的ノイズにも気づかないくらいしっかりしていました。
ストーリーは皆さまご存知でしょうから割愛させていただきますが、
本は読んでないんでなんともいえませんが、周囲の大人がビリギャルに対する冷たい目線、それに反する母や塾の先生の温かい愛、弟の葛藤(ビリギャルと相対するキャラなんだけど同一の悩みを抱えるこの子がたまらない!!)とか素晴らしい描写で原作越えしてんじゃないのかな??と思います。
映画好きほど観ないであろう映画ですが、是非観てください!
驚きますよ!
家族愛が素敵だった。
ストーリーに雑味なし
可能性を信じること
心にじんわりとさせる良い作品
YDKだったんだね
他の誰かのために頑張れる強さ
自身に自信も無く、期待もされず友達といる時間が唯一の救われる時間で、将来に希望など全く持てなかった女の子が、世界中を敵にまわしても味方でいる、といつも愛を注ぎ続けてくれたあーちゃん。初めて自分を心から褒め、信じてくれた坪田先生、支え続けてくれた友人、そして、父への葛藤と愛。で変わっていく物語。
がんばることって本当に素晴らしいなって思う。がんばってる人の周りには賛否が渦巻き、さやかちゃんは否に押しつぶされそうになるが、いつも信じ続けてくれた人達の賛の支え、恩返ししたい、受かりたいという気持ちがさやかちゃんや周囲、世界を変えた。
最後のお父さんに飛びついておんぶしてもらうシーン。娘も父も、ずっとそうしたかったんだろーな。なんて思わされる。
環境、考え方、育ち。色んな要素があるから色んな価値観がぶつかり、摩擦が生じることは多々あるけど、やっぱり、人のために頑張れる人が、世界を変えるのかな。と、さやかちゃん、あーちゃん、坪田先生、などから特に感じた。
誰かのために自分が強くなれる。
人間の根本にして最強の思想なのかなと思いました。
見て良かった~
本人も先生も母親も凄い、感動した!
予想以上に良かったし、予想以上に泣けたぁ~。
これならすこぶる評判がいいのも納得です。
まあ原作がベストセラーとは言え、このタイトルですから、正直半信半疑だったのですが、結末が分かった上で見てもこれだけ感動できるのですから、土井裕泰監督の手腕、お見事と言ったところでしょうか。
しかし学年ビリから慶応へって、本当にある話なんですね。
私はそもそも慶応なんて目標を立てることすら考えたことが無かったんで、やはりまず高い目標を設定することの大事さに感心させられました。
そして本人同様、先生も裏で多大な努力をしている姿を見たら、やっぱり出会いって大切だな、それによって人の運命も変わるなと・・・そんなことも痛感させられた作品でした。
坪田先生の褒めて伸ばす指導法にはとにかく感心させられた訳ですが、勿論さやかの素直な性格、そして母親あーちゃんの多大なるサポートがあって成り立った話と言うことも忘れてはいけないですね。
一歩間違えばモンスター系母親にも映り兼ねないあーちゃんでしたが、愛の深さ、娘を思う気持ちには感動でした!
さやかの頑張りによって家族が再生していく様子や、さやかの友達の応援ぶりも印象深かったです。
有村架純、伊藤淳史、吉田羊の演技も本当に素晴らしかった。
それと何気に妹ちゃん、健気に耐えたね、陰のMVPだ。
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