「環境が変わったらまた鑑賞したいなぁ」映画 ビリギャル M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)
環境が変わったらまた鑑賞したいなぁ
自分自身、大学受験を経験していないし、偏差値や模試という言葉にも全然ピンとこないので、なにがどれくらいになったらとかがイマイチ理解が難しかったのですが、そもそも、映画のタイトルに結末が出ているのでそこに行くまでの映画ということは鑑賞前からわかっていたので理解しやすかったです。
すごくヒットした本作でしたが、特に観る機会もなかったのですが、ついに鑑賞。
実際に会った話が原作とのことですが、世の中諦めない気持ちを持つ人はやはり素敵だなと思いました。
本作に素敵な人物が登場します。
主人公は確かに素敵だと思うけれど、私自身はもうJKではないし、どちらかというと、彼女の母親や塾の講師、坪田先生の存在に魅了されました。
どんなに成績が悪くても、そこだけで人間性を測らない2人。
お母さんの子供への愛情。決して産んで育てる間中、ずっと幸せで穏やかな子育てをしたわけではないと。ただ、ある時いっぱいいっぱいだった自分に赤ちゃんが笑いかけてくれた。その一瞬でお母さんはその子の笑顔を守りたいと感じたと。まぁドラマっぽいけど、そういうことってあるんでしょうね。
お母さんが何度も学校へ呼び出されても、親バカというかなんというか。"とにかくあの子はいい子なんです"と訴えるお母さん。言ってることは多少無理矢理な感じはあっても、我が子のためにあそこまでまっすぐに言える母親、子どものためなら夫にも体当たりできる母親に、とても胸に熱くなるようなものを感じました。
坪田先生も、ただただ大学合格だけを目指して、子供を煽てて伸ばす。のような先生ではないところが素敵でした。1人1人に目を耳を興味を傾ける。なかなか出来ることではないと思います。
やはり、人に信じてもらうことというのは私たちにとってとても重要で、力になることなんですね。
大学受験なんて、我が子達にはまだまだ遠い未来の話ですが、この映画で学べることは大学受験のみならず、普段の生活からぜひ取り入れていけるアドバイスがたくさん!そのうち、我が子にもこんな日々がやってきたら、その時にはこのお母さんみたいに自分もなれたらいいな。