劇場公開日 2015年5月1日

  • 予告編を見る

「生きるヒントを教えてくれる」映画 ビリギャル れいすけさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5生きるヒントを教えてくれる

2021年1月20日
Androidアプリから投稿

泣ける

知的

幸せ

いい映画だ。
最後まで目が離せず見入った。

塾講師の坪田がところどころで、人生を生きるうえでもヒントになりうるような、良いキーワードを言っていたと思う。

「可能性を知っておくということは、大事」(卵に例えて話してた)
「ニュースはいつもある部分を切り取って報道される、だから、いろいろな情報を集め、自分で真実を知ろうとしないと本当のことはわからない」
「意思あるところに道は開ける」
まだあったと思います。また見ないと忘れてる。

坪田の塾講師になったきっかけも良かった。学校から来た先生に話す坪田の言葉も良かったし。

序盤、さやかは、母に坪田のような大人になりたいと言う。坪田のように人のために頑張れる人になりたいと。

そういう意味では、いつもさやかの可能性をどこまでも信じ、さやかのために頑張り続け支えたのは母だった。母は強い。母の愛が伝わる。仕事を増やし、塾費用を捻出する。学校にも何度も呼び出され頭を下げる。

坪田の熱意と、母の愛と母の労働の対価であるお金の重みを感じながら、それを奮起する力に変えていった、さやかは、見事だった。

坪田、母親、二人には、頭が下がる思いがした。

最後に、さやかの努力できる才能が結実する瞬間は感動する。しかし、もう結果は関係なかったけれどもね。

2年生の途中から勉強し始めて、北と南もわからなかったギャルが慶応に受かるなんて、そりゃ奇跡だ。3週間ばかりで中学生英語をマスターしちゃうんだから。常識が全くなかったのに小論文がかけるようにまで普通なるかね?!

冷めた見方をするなら、素地として、頭は抜群に良いとは思うけど。

れいすけ(休眠中)