「外れだった」クロース・エンカウンター 第4種接近遭遇 MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)
外れだった
サブタイトル通り、第四種接近遭遇をPOVで描いた作品だ。POVは当たり外れが両極端なのが非常に恐ろしいのだが、当たりの時が嬉しくてついつい観てしまう。
しかし本作は大外れだった。
恐怖感やドキドキ、ワクワクといった少なからずの最低限の必要条件が少なかった。
あたかも「記録映像」としているからリアルさにこだわったのか、確かに事実なら凄まじい恐怖と衝撃だが、これはあくまでも映画である。やはり少しのファンタジーがあっても良いじゃないか。「ディアトロフ・インシデント」や「トロール・ハンター」はやりすぎだが、実際に観ているこちらとしては完全にフィクションの方が楽しめる。このような部分からしてもPOVは考えものであるのだろう。
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