「砦の約束」ザ・デッド インディア kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
砦の約束
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風力発電用の巨大風車、モーターパラグライダー、銃撃戦と、魅力的なゾンビ・ロードムービーだったけど、別にゾンビじゃなくてもいいのでは?と感じてしまう。孤児ジャベドがいい相棒になり、苦難が連続する旅を続ける。
イシャニは父からアメリカ人と付き合うなと猛反対され、パンデミックが起こってからはブラフマー、カルマなど人生について語り合っていた。一方、孤児のジャベドとニコラスはインドの神話(王様と身分の低い娘との恋)の意味を考える。ニコラスは故郷のアメリカでの失敗を少年ジャベドに語る・・・恋人が妊娠したのに逃げたことを・・・過ちは二度と起こさない!?
走らないゾンビ映画は大好物。この作品のゾンビも沿道で立っているだけであり、生きた人間が通ると掴もうと手を伸ばすだけ。さすが12億人のインド感。
ジャベドは途中で軍のヘリに拾われ、ニコラスとは一時のお別れ。ムンバイ郊外の砦で待ってるからボクを見つけてね!と。軍の飛行機に助けられると思っていた彼ら。偶然にもジャベドを捨てた母親もそこにいた・・・とは言え、母親を名乗る暇もなく、戦闘機からの攻撃。ゾンビたちとともに生きた人間までもを虐殺しようとしていたのだった。
何とも言えない虚しさ。これが軍のやり方なのか。ゾンビに襲われる危機ではあるが母子を殺してしまった罪がそうさせたのか。インドなんだから「JesusChrist」と叫んでも聞えない。人生は選べないという言葉が重くのしかかる・・・やっぱカルマなのか・・・
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