「あれだけ優れた技術があれば人を簡単にだませるって」カプリコン・1 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
あれだけ優れた技術があれば人を簡単にだませるって
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映画「カプリコン・1」(ピーター・ハイアムズ監督)から。
1977年アメリカ・イギリス合作映画であるが、
「こちらカプリコン、(火星)着陸成功、いよいよ火星に到着だ」の通信が
地球のある場所で、大掛かりにでっちあげられていたなんて考えたら、
今まで私たちが信じていた、月面着陸は本当だったの?と
本気で「月の石」を疑ってしまう私がいた。(笑)
今回の設定は「有人火星宇宙船カプリコン1」だけど、
私たちが子どもの頃から信じていた「アポロ計画」も、
もしかしたら・・と感じてしまうのも無理はないことだ。
科学技術が、当時より数段進歩したにも関わらず、
今の時代の方が、なぜか「月面着陸」は難しいという話も耳にした。
乗組員のひとりは妻に、(映画のセット、撮影技術を駆使すれば)
「作り事の世界が本物にみえる」と呟いた台詞を思い出させ、
「あれだけ優れた技術があれば人を簡単にだませる」って、
夫婦でしかしらない会話も思い出させる。
以前紹介した映画「アポロ13」も、映画と知らされず、
あの打ち上げシーンを流されたら、きっと全世界が信じるだろう。
「こちら、ヒューストン。全て、異常なし」のフレーズも、
いつも同じ声だし、疑ってみなければ、といけない気がしてきた。
宇宙情報に限らず、今、テレビで放送されているような画像も、
変な意味ではなく、一度、疑ってみる必要がありそうだ。
でもそれに気付くと、闇に葬られてしまうので、注意しなきゃなぁ。
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