「SFの功績より、NASAに与えたダメージ大」カプリコン・1 うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
SFの功績より、NASAに与えたダメージ大
有人の月探査ミッション「アポロ計画」が終了してから、大幅の予算カットに苦しんできたNASAは、それでも予算獲得のために叡智を振り絞り、今日を迎えますが、当時の時代背景からすれば、火星探査は自然の成り行きで、それを偽装する流れも、有ってもおかしくないリアルさでした。
お話としては、NASAが悪役=陰謀側として扱われており、「アポロは月に行ってない」説の強烈な援護射撃になった皮肉な作品です。
今のレベルで見るには少々古臭さが勝ちすぎますが、悪貨は良貨を駆逐するということわざをまさに体現した、いい教訓を得られた映画でしょう。
2017.7.10
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