幕が上がるのレビュー・感想・評価
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見終わった後の清々しい余韻が最高の青春映画!!
先行上映で観ました!
この映画は、話の面白さが加速して、トップスピードのままエンディングを迎えます!
最初は面白そうなのに、、、、
途中まで良かったけどなぁ、、、
という映画に出会うことはかなり多いと思いますが、
この幕が上がるは、話の面白さが加速して最後に最高速度でエンディングを迎えます。
なので、見終わった後の余韻が本当に心地よく感じました。
ももクロは本格的な女優業は初めてですが、今回の映画の内容は、その初々しさが完全にプラスとなって表現されています。
ほぼ話の順番とおりに映画を撮っていったそうですが、そのおかげでももクロ演じる登場人物達が成長していく姿がリアルに描かれています。
ももクロ演じる「女子高生演劇部員」が、最初は自分の小さい世界でそれなりに部活を頑張っていた。そんな中、黒木華演じる「元学生演劇の女王」と出会うことで、自分の今いる『演劇』という世界は、とてつもなく広い宇宙であることを知る。と同時に、そのあまりの広大さにいったい自分はどこへ進めばよいのか、無力感に打ちのめされる。しかし、自分の中の数々の葛藤と戦う中で自分の進むべき道を見つけ、それに向けて仲間とひたむきに歩んでいく。
彼女達は、演劇を通して自分の進むべき道を見つけていきますが、誰しもこのような迷いや葛藤を経験して自分の人生を決めていくと思います。
この映画は、そんな誰もが通った、また、これから通るであろう大人への第一歩を歩き出す姿をリアルに描いた作品だと思います。
本当に良い青春映画だと思いました。何度でも見たくなる映画です!
ももクロファンでない方に観てほしい
まず、ももクロちゃん達の演技が素晴らしかったです。あんなに自然に演技できるようになったんだなぁとおもいました。
この映画は青春映画ですが、男女の恋愛には全く焦点が合わされていません。今日は青春=恋愛
というような発想がされがちですが、青春は恋愛だけを意味するのではないということをとても感じさせてくれる、真の青春映画です。
私は、高校時代、恋愛は一切せず、勉強に日々取り組んでいました。この映画を観て、その頃の自分も青春の中にいたんだと思うことができました。
映画の中の彼女達がただただ眩しくて、観賞中に二度ウルウルしてしまいました。
最後に、私が最も望むことは、「モノノフ以外の方々に観てほしい」ということです。「所詮アイドルだし、ファンだけが楽しめるものでしょ?」と思われてる方はたくさんいらっしゃるでしょう。しかし、私はその心のフィルターを是非取っ払って観て頂きたく思います。彼女たちもそれを望んでいるでしょう。
絶対に観ても後悔しないと、確信しています。
長くなりましたが、伝えたいことを書かせていただきました。ありがとうごさいました。
純度の高い青春映画
先日、機会があり先行上映されていた「幕が上がる」を観た。
原作が日常を切り出すのがうまい平田オリザさんで、監督が「踊る大捜査線シリーズ」コミカルで心を掴むのがうまい本広克行さん、そしてかぶいたアイドル、ももいろクローバーZ。この3者で青春映画をとったというから、どたばたコメディ系なアイドル映画になるのかなと想像していたが、いい意味でそれは裏切られた。
演技経験はほとんどないという彼女らが、アイドルという枠を一度取っ払ったところで、癖のない照れもない演技で、自然な表情で台詞を口にする。ああ、これは純度の高い青春映画なのだということを、物語が進むにつれて強く感じる。しかも小手先を駆使することのない直球を投げてくる。そのひたむきさが、現実離れしていない分、要所要所で見る人の心を刷毛でなぞり何かを思い出させる。
ただ、ももクロが演じると、悩みの部分も爽やかになってしまう。その分泥臭さを黒木華(はる)さんが請け負ってくれたおかげで、この映画はびしっと締まったいいものになっている。
アクセントをつける部分は脇役がすべて背負い、彼女らはただひたすら、あの「幕が上がる」瞬間に向けて一所懸命駆け抜けている。「一所懸命」は誰でもやっていることだが、若ければやり方に迷い、大人になれば見えないふりをして進めてしまう。この映画では、「一所懸命」のやりかたを思い出させてくれるような気がした。見終わった後、日常に戻った際に「よし、私もがんばろう」って素直に思える。そっと背中を押してくれる。
映像は、なんだか少しまぶしい感じの淡い色合いで、綺麗で、どこまでも優しい。そして、監督の視点は、どこまでも愛情深い。恋愛要素0の映画なのに、初恋映画を観ているようなちょっと切ない気持ちにもなる。
ちなみにエンドロールが流れて、あっ、この人達はアイドルだった!と我に返るぐらいなので、肩肘張らずに気楽に観に行ける。ももいろクローバーZのファン(モノノフ)でなくても、心が洗われるような爽やかな映画なので、是非多くの人に観に行ってほしい。
アイドルの常識を超えた作品
今一番勢いのあるアイドル、ももいろクローバーZが主演であるこの作品ですが、アイドル映画だと思って見るにはもったいない完成度の作品でした。弱小演劇部が全国大会を目指すという最近よくある構成の映画ですが、劇中に宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』が出てきたりと、深く考えさせられるシーンもあります。個人的な印象ですが、ドラマ映画と邦画の良いとこ取りした作品だと思いました。主演ももクロの自然な喜怒哀楽の演技が素晴らしいのですが、それを超える黒木華さんとムロツヨシさんの演技にも注目です。是非一度観ていただきたい作品です。
変化球無しの真っ直ぐな情熱! 青春映画の金字塔
一言で言えば、地方予選で敗退するような高校の弱小演劇部が全国を目指すというストーリー。
主人公(高橋さおり)が毎回よくわからない理由で地方予選で敗退する演劇部を続けることに悩みを抱えつつも、
大学演劇で有名だった新任の教諭との出会いによって、演劇部の活動に楽しみを覚え、人間としても大きく成長していく物語となっている。
スポーツ物ではよくある設定とも言えるが、本作が異色なのは、単純な勝負ごとでははかりきれない、演劇部を取り上げ、更には俳優ではなく演出家を主役に据えていることだろう。
本作の演劇部には女子高生しかいない。
原作には主人公の先輩や後輩に男のキャラも登場し、微笑ましい恋愛ネタ話も挟まれたりもしたが、それらは割愛され、映画としては、一切の恋愛ネタに頼ることなく、純粋に演劇への情熱だけを取り上げる形となっている。
またねじ曲がった性格でわかりやすく主人公に嫌がらせをするようなエキセントリックなキャラクターもいない。
本当に普通の当たり前のように、真摯にまじめに部活動に取り組む女子高生しか登場しない。
定番の既視感で共感したように錯覚する小ネタに頼ることなく
上手くいかない時の悩み、そしてそれを乗り越えていく力、友情、これこそが誰もが通る、または通った青春、だからこそいつの間にやら観る者は心を打たれ、至るところで強烈な涙に誘われるのだ。
これは真っ直ぐな脚本、演出でこの自然と沸いてくる味を出せてしまうのは本当に素晴らしい映画だからだと思う。
主演と勤めるももクロの演技力の高さも必見だ。さすが女優事務所スターダストに所属するだけあると感心させられる。
本映画は演劇部だから、作中に演劇シーンが多数登場する。そもそも作品の骨格である。
成長に伴う作中劇の質も向上させつつ、普段の部活に打ちこむシーン、生活シーン、それらを全く素晴らしう驚異的なまでに演じ分けているのだから、全く違和感はない。いい意味でアイドル映画には見えない。
個人的には演劇有名校から転校してきた中西さん(有安杏果)の演技がピカイチだった。とある理由から転校してきただけに陰のある中西さんは当初はさおり(百田夏菜子)らの誘いに乗り気では無かったが、詳しくは書けないが、さおりとの一対一のシーンは感動せずにはいられなかった。そしてその後...。まさに計算された演技、女優の凄さを感じ入るとは。
さて、本作はアイドル映画の歴史を作ると共に、青春映画の歴史を変えるインパクトと言っても過言では無い。まさに刮目せよ!
何かに打ち込む情熱を持っている人、持っていた人には絶対に勧めしたい映画だ。
部活に打ち込む情熱がすごい!
高校生がそこまで部活に情熱をかけてもいいのかってくらい熱い。
まさに青春賦。
高校の時、何も部活をやらなかった僕は深く後悔させられた。
ももクロも五人五様、まだつたない演技ではあるが意気込みがひしひしと伝わってくる。
もともと俳優志望だったという彼女たちの記念すべき俳優第一歩となる作品ではないだろうか。
静かに熱い青春ストーリー
鑑賞後、残るのは「青春」への熱。
どこかにくすぶり続けていた熱い想い、後先など知らずどこまでも仲間とひた走れた記憶を呼び覚ましてくれる作品です。
青春映画といっても、いわゆるスポ根熱血のようにグイグイ熱さを押しつけてくる展開では決してなくて、静かに、ゆるやかに変化していく高校生達の成長を、時にストレートに、時にコミカルに(笑)描いていきます。
決してドラマティックな展開がある訳でないですが、誰にでも起こりうる、もしかしたらかつて自分の身にも起こっていた「等身大の奇跡」はすっと浸透して、作品にのめりこませてくれます。
青春といわれる時代をこれから迎える人も、かつて過ごした人にも。すべてのひとのココロに熱を残す作品だと思います。
なお、星4つにしたのは、この作品には同名の小説と舞台があり、それぞれ別のストーリーが用意されているとのことから。その全てを観て、この作品が完成するような気がしますので、減らした星1つはその時に判断したいと思っています。
ももクロを知らなくても楽しめる作品
私はももクロをほとんど知らないのですが、知人の誘いで見ました。
まず思ったのが、この人たちは本当にアイドルなの?というくらい演技がうまいです。
内容的には、シンプルな青春物です。
感動するシーンが多々あり目頭が熱くなりまくりでした笑
私もそうであるように、ももクロを全然知らなくても本当に楽しめる映画でした。
小ネタがいくつか含まれてるみたいで、その辺はももクロを知らないと分からないところではありますが笑
良い作品
試写会ということでプラス点ですが、作品が良かったです。
笑えるポイントがいくつもあり、楽しませてくれます。ストーリーはやや駆け足ですが、難しいことは全くありません。
監督、キャスト、素晴らしい方々が集まれば、ただのアイドル映画にとどまるわけがありません。
アイドル映画の新しいベンチマーク
ちゃんとした青春映画でありながら、ちゃんとしたアイドル映画。どちらも作品の数は多いけど両立している作品になると多くはない。
全編が部活として演劇に励み成長していく高校生の物語でありながら、ももクロのメンバーが俳優として成長していく物語でもあるという重層的な構造になっている。ももクロに興味がない人は青春映画として、ももクロのファンはももクロの映画としてどちらでも十分に楽しめる。
この作品で描かれているのは、アラン・パーカーの『THE COMMITMENTS』や高坂希太郎の『茄子 アンダルシアの夏』にも通じるアレ。何者でもない現在の自分に対する苛立ちや不安、そして何者かにしてくれるかもしれない何かに出会ってのめり込んでいく人の姿。喜びも楽しさも怒りも悲しさも出会いも別れも裏切りも全部込みで、それでもその何かに夢中にならざるを得ない人の姿。そういう映画大好物。
そして、脇を固める黒木華がすごい。画面に出てきた途端空気が変わる。ムロツヨシがすごい。黒木華で張り詰めた空気をフニャっと緩めてくれる。なにより志賀廣太郎がすごい。志賀廣太郎の現国の授業受けたいw
人それぞれ好き嫌いがあるのは当然だけど、ももクロが好きか嫌いか、アイドルが好きか嫌いかではなく、この映画が好きか嫌いかで話せるかどうかというレベルは余裕でクリアしている。
これからアイドルを主演にして映画を取る関係者にとってベンチマークになりうる作品なんじゃなかろうか。かなりハードルは上がったと思う。
心を鷲掴みされた
えっ、、、ももクロ?アイドルじゃん。
本広監督、、、【踊る】以来ぱっとしないなぁ。
大丈夫か?との不安でいっぱいで連れて行ってもらった試写会。
なんじゃこりゃ!!
泣いた。笑った。そして泣いた。
心を鷲掴みにされた。ゾワゾワと湧いてくる懐かしい感情。
ももクロスゲエ。
本広監督スゲエ。
関係者みんなスゲエ。
友人には黙って、違う友人を連れて再度鑑賞しようと静かに誓いました。
最近の恋愛映画に辟易としている皆さん!
これは観る価値ありますよ。
引き込まれる内容でした!
幕が上がるの試写会に参加してきました。始めは役というよりどうしてもももいろクローバーZのメンバーとして見てしまってましたが、どんどんこの映画の世界観に引き込まれていき違和感はなくなっていました。イメージしていたよりもとてもよく作られていた作品だと思いました。
青春映画だったので、ファンだけじゃなくももクロのことを全然知らない人でも楽しめる作品だと思います!いろいろな仕掛けがあったので、もう一度映画館に足を運びたいとおもいます!
ただ楽しいだけが部活じゃない
「幕が上がる」舞台挨拶に行ってきました。
ファン目線ではありますが、レビューさせていただきます。
アイドル映画!という感じはあまりなく、青春映画、として観れました。
ただただ明るく!楽しい!だけではなく
「あきらめないこと」「あきらめること」
「みんな、ひとり」「みんながいる」
いろんな気持ちが溢れてきて少し切なくもありました。
高校時代、「何か」に一生懸命だったこと、クラブの合宿でみんなで見上げた夜空、放課後の吹奏楽と、渡り廊下、向かいの校舎と中庭の木。
全部が全部懐かしくて涙がでました。
忘れてた気持ちを思い出させてくれて、懐かしくさせてくれました。
公開されたら、ぜひ見に行ってみてください。
ド直球の青春映画
なんかもうねキラキラしすぎて眩しすぎる青春映画。百田さんの演技がとてもリアル。家族との自然な会話から感動のシーンまで、表情とか内面から滲み出る表現とか・・・素晴らしかったです。
とにかくド直球の良い映画でした。
女優ももクロを是非観て下さい!
舞台挨拶がある試写会で観ました。アイドル映画はなかなか殻を破れないと聞いた事がありました。しかし、この『幕が上がる』はザ・アイドル映画ではなく、シリアスなシーンも見事に演じきった女優ももクロの姿がありました。あっと言う間の120分でした。ももクロファンにはツボにハマるシーンもありました。ももクロらしいシーンもあり、本広克行監督の女優ももクロを引き出ている感じで愛情も感じました。
ももクロの事を知らない方が観ても青春時代を思い出す事が出来る作品だと思います。
思った以上のできです
幕が上がるの試写会を見に行きましたモノノフ(ももクロのファン)です。
正直言ってそこまで期待はしていなかったのですが観てみるとファンの人だけでなくファンじゃない人も楽しめる作品だと思います。
ムロさん、フジテレビアナウンサー三宅さんがおもしろいと思います。是非劇場に足を運んで観てください。
丁寧に作られた映画
ふじのくに映画フェアで試写会があり見てきました。
前評判はすごく良かったですが、アイドル映画と言うこともあり話半分で見に行きましたがこれがなんとも非常に素晴らしかった。
平田オリザさんの作品と言うこともあり、決して起伏の激しい映画ではありません。
本広監督も言っていましたが物語自体が平坦な事もあったり、最初は演技がぎこちない(劇中劇を演じるため映画の中で演技を成長するよう仕掛けたと監督はおっしゃっていましたが、確かにその通り終盤の演技は素晴らしいものでした。)のもあいまってたどたどしさを感じたが黒木さんが肖像画やるところからガラッと雰囲気が変わる。
終盤は畳み掛けるように昔の自分に訴えかける物語展開。
何かに一生懸命になったことのある人なら必ず最後は涙するであろう。
劇中劇はものすごく難しいにもかかわらず見事に演じきっていることに驚きを隠せません。
是非だまされたと思って一度見てみてください。
アイドル映画と思っていた自分が馬鹿らしくなると思います。
自分の青春時代を思い出し最後には何ともすがすがしい気分で映画館を後にすることでしょう。
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