「うーん…」イントゥ・ザ・ウッズ 内 山。さんの映画レビュー(感想・評価)
うーん…
ミュージカル映画は好きなので観て見ることに。
結果、
序盤のワクワク感はどこへやら。観ていて退屈な気分でしょうがありませんでした。テンポが悪いし、登場人物のキャラが全然見えてこない。誰1人感情移入できませんでした。この映画のテーマ性はなんなのか、色々詰め込みすぎて訳わからなくなってる。
ところどころ笑いを入れてきたり原作の
グリム童話に少しでも近づけようとするような配慮は見られるのですが、全体としてぼんやりとしかこの映画の印象がありません。そういうとこをミュージカルで補おうとしているところも何か気に食わない…。音楽は素晴らしかったです。ディズニーぽくて。
全然納得いかない点が多々あって、細かいところを、ミュージカルでゴリ押ししちゃえー!ってとこと、物語の最後方にパン屋の妻が王子のキスで軽い浮気をしてしまうところ。いや、こんなキスで王子に気持ちを持ってかれてしまうってどういうこと?前半の2人で頑張るところはなんだったの?必死で頑張って子供を授かったのに、一瞬で崩壊。そして、やっぱりいけないことをしてしまったわ、考え直そう!と決めたのはいいものの、突然の死。いや、あっけなさすぎる!巨人と戦うところもあっけない。だいたい魔女の立ち位置が微妙すぎる。魔女が最後に悪役として戦うということでいいのに、ぱっと出の巨人じゃあ、なんか締まりが悪いし。まぁ、なんやかんやあって巨人を倒して、私達は1人じゃない、だから大丈夫!いや、うーん…そういうことじゃないような…。
この映画の伝えたいことは物語のハッピーエンドの後には幸せが続くとは限らないのよってことなんだろうけど、途中の赤ずきんが巨人も人だから殺すのはよくない!って言うところとか、ジェンダーの問題とかいろいろ下手に盛り込みすぎてテーマ性がブレブレになってるきがするー。
なんかディズニーでが、こういう映画を作る必要はあまりない気がしますね。
演出もそんなに素晴らしいとな言えないレベルで、とにかく脚本が微妙…、でも音楽は良かったので星2で。