ヴィンセントが教えてくれたことのレビュー・感想・評価
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みんないい人
子役がいいですね。ちょっと大人びていて、でも、精一杯背伸びしたがる男の子の気持ちをよく表してました。
捻くれものの主役の表情がラストにかけてすこーし、柔らかくなっていくのも良かった。ほんと、嬉しそうに演じてるなぁと気がしてました。
みんな、それぞれで精一杯生きてるんだなぁと改めて感じさせてくれた映画でした。
久しぶりの秀作。おすすめです。
温かい気持ちになれる一作
聖人とは何か。
人の良い部分を見付けることが出来る素晴らしい心を持った少年。
温かく、優しい涙が出ました。
お気に入りの一作になりました。
アメリカでの最初の公開が4箇所だったとは思えない素晴らしい作品です。
品行方正ばかりが聖人じゃない
2015/09/07、TOHOシネマズ川崎で鑑賞。
正直、ラストはさほど感動しなかった。なんでだろう、いい話だと思ったんだけど、たぶん最後に感動させようと畳み掛ける感じがしたからかな。
オリバーの教師が授業で聖人とは何かを全編通して問いかけるんだけど、ヴィンセントのクズっぷりと対象にさせている。
粗野な性格は生まれ持ってのものみたいだけど、一緒にいるうちにヴィンセントの優しさやピュアさに気づいたオリバーがこんな聖人がいてもいいんじゃないかと気づく。そして色々と悪いことが続いてしまったヴィンセントに驚きのプレゼントをオリバーからもらって生きる力を復活させたようです。
しかしそこで急に良い人にはならない、今までどおり憎たらしい意地の悪い爺さんのまま。そこがいい。でもきっと心のなかには変化があったはず。
好きです
映画のストーリーを読んだ時、どこか『菊次郎の夏』を連想させましたが、「ヴィンセントだよバカヤロー」とは言ってませんでした。
ビル・マーレイ、やっぱりカッコイイ❗️
『グラン・トリノ』のクリント・イーストウッドや、『クレイジー・ハート』のジェフ・ブリッジス然り、哀愁のある枯れた大人を演じられる俳優さんには、とても惹かれるものがあります。
シンプルな映画ですが、ちゃんと人間が描かれていて良い映画でした^ ^
ハートウォーミングで、ちょっと切ないコメディ作品
酒飲みでギャンブラーなダメおやじと、隣に引っ越してきた気弱な少年との友情を描いた作品。2014年にアメリカで公開された時は、僅か4館での公開だったが、徐々に観客の共感を得て最終的には2500館での公開まで至ったと言う。
ビル・マーレイのダメおやじぶりがサイコー!『私が愛した大統領(Hyde Park on Hudson)』では、アメリカ犬生史上唯一4選を果たしているフランクリン・デラノ・ルーズベルトを演じていますが、それとはひと味も、ふた味も異なる演技。見事です。
って言うか、ナオミ・ワッツがロシア系の女性を演じていますが、そのロシア風な英語が見事。まぁ、英語の苦手な日本人の耳での聞き取りの限りではありますが(苦笑)。
物語上の設定では、オリバーは(eiga.comによれば)12歳と言う事のようです。画面から見ると、日本の同じ12歳と較べて、ちょっと幼すぎる様な気がするのですがどうでしょうか?アメリカでは、13歳未満位までは一人で出歩くことが出来ないとか、日本よりも厳格に子どもを扱っているのはよく聞く話。そう言う背景のある国なので、オリバーの面倒を見るためにヴィンセントが必要だったという事ですよね。これが日本だったら、「もう大きいんだから、大丈夫でしょ!」とか言われていわゆる鍵っ子になるわけですが。どちらが良いというわけではないですが、日本とアメリカの違いですね。って言うか、10歳は超えているのに“ベビー”シッターと言うのか。
2015年の第72回ゴールデングローブ賞の最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル部門)及び最優秀主演男優賞(ビル・マーレイ)(コメディ/ミュージカル部門)ノミネート。
4館->2500館に上映館数が伸びたのはよくわかります。心が温かくなりました。
自分は好みでした。
すっきりさっぱり長くもなく短くもなく、くどくどしつこくなく、あっさり淡白でもなく。
最後はホロリ(/ _ ; )
他人のレビューなど参考にせず、自分の感性を信じて映画を観ようと思わされた作品だった。
ビル・マーレイ健在
『ヴィンセントが教えてくれたこと』を鑑賞。
ゴーストバスターズのビル・マーレイ主演の不良ジジイと少年の交流を描くハートフルコメディ。
酒とギャンブルに明け暮れる嫌われ者のヴィンセント(ビル・マーレイ)は隣に引っ越してきたシングルマザーのマギーから息子オリバーのシッターを依頼され、嫌々引き受ける事となる。転校先でイジメられるオリバーに喧嘩の仕方を教えたり、競馬場に連れていき賭け方を教えたりととんでもないシッターであるが、行動を共にするうち、最初は反発し合う2人に徐々に絆が生まれていく。
さて、物語は良くあるストーリーである。
久しぶりにビル・マーレイを観たくて劇場に向かったのであるが、全く変わっていないビルがそこにいた。
ロクデナシなのだがユーモアがあり、憎めないキャラクター。紛れもなくビルである。
しかし、ヴィンセントが少々ロクデナシ過ぎるのではないか。日常の非常識極まりない行動や言動など、何一つ救いがない。オリバーとの触れ合いの中で改心していくくだりもわかりにくい。逆にオリバーの成長は実にわかりやすく、物語があのエンディングを迎えられるのは全てオリバーのおかげではないかと感じてしまう。
オリバーが語る「ヴィンセントが教えてくれたこと」
実に感動的なシーンとなっている。
しかし大人目線で見てしまうと、それくらいでは今までの行動は帳消しにはなりませんよと言いたくなってしまうのだ。単に私がひねくれているのかも知れないが。
とは言え、ビル・マーレイの活躍が観られて満足。
今後もますます活躍してもらいたい。
ヴィンセントに笑いと涙
ビル・マーレイ演じるヴィンセントの自堕落振りに呆れるも、最後には少し応援したくなる気にさせる映画です。ストリッパー役演じるナオミ・ワッツとの掛け合いも面白い。しかしストーリー展開は?
クソったれのお話
キレイにまとめあげられ、涙することでしょう。しかし、あくまでどうしようもない野郎の話であることは間違いありません。
現代アメリカの一面を切り取った映画であることは間違いないと思います。これが真実を表現しているかどうかは論じるべき映画ではないかもしれませんが、こうやっていろいろな問題を抱えながら幸せを掴んでいくんだろうなぁと認識できたような気になっています。
そもそもこの映画はコメディー映画であるわけで、社会的要素とは切り離して見るべきものかもしれません。しかし扱われている背景が現代社会をリアルに反映しているが故に、多少なりとも現代アメリカなるものを想起してしまいます。
ストーリーや展開はかなり面白いと思います。長さや時間という概念を忘れながら、終幕を迎えることができたことが、何よりの証拠だと思っています。特に脚本が優れていたのではないかと思いました。ヒアリング能力が完璧ではない自分が言うのも憚れますが...英語が完璧であったらなぁとこれほどまでに思った映画はなかったように思います。英語が堪能な方は、ぜひ試してほしい作品です。
It is what it is.
A lady of the night
聞き取れた英語で印象的だったフレーズです。つまり、そういった映画だということです。
そしてラストの曲はじんわり一緒に歌いました。
誰だって1人じゃない。人の温かさを知る、爽やかな感動作。
【賛否両論チェック】
賛:他人からは理解されないヴィンセントの良い一面を、オリヴァーがちゃんと知って、成長していく様子が印象的。コミカルでありつつも、感動を誘う。
否:主人公の人柄は、言わずものがな好みが分かれるところで、感動出来るかは人によって大きく異なりそう。
原題は「セント・ヴィンセント」ですが、その理由は物語が後半へ進むにつれて実感することが出来ます。一見すると、性格はひねくれていて、自分のことしか考えていないように見えるヴィンセント。しかし実はそんな彼にも、かけがえのない大切な人がいたり、思いもよらない優しい一面があったりします。そんな彼の本当の姿が、純粋な少年の心にちゃんと伝わっているのがステキです。ヴィンセントとの出逢いがきっかけとなって、オリヴァーの人間性が着実に変わっていく様子に、胸が熱くなります。
決して褒められた生き方ではなくても、時として誰かを助けたり、誰かにとって救いになったり出来る。そんな生き様をヴィンセントが体現しています。
「こんな大人になりたい!!」
思わずそう感じてしまいます(笑)。
クスッと笑ってホロリと泣けるヒューマンドラマです。是非劇場でご覧下さい。
はしばしが大雑把ではあるけれど…。
シングルマザー、転校、いじめ、金無し、隣の破天荒オヤジ、夜の女、それぞれストーリーに絡んでくるけどどれも大雑把な進行とまとめ方。
深追いせず、考えさせず、悩ませず。
その分お話が単調だけど全体的には上手くくどくなく仕上がってた。見終わった後にほっこり幸せ気分になれること請け合い。
わき役陣も何気に豪華です。
特に、ナオミワッツ。後半までどの人だかわからなかった。
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