「ほのぼのだと思ってた」先生と迷い猫 meuko*さんの映画レビュー(感想・評価)
ほのぼのだと思ってた
あらすじで頑固な人との関わりが下手くそなおじさん="元”校長先生が亡き妻の可愛がってた猫に振り回されるほのぼのハートフルストーリーだと思っていました。
良い意味で形の違う心温まるそして、そこはかとなく物悲しい小説を読んでいくようなお話でした。
多くを語らないし言葉も足りない頑固な校長先生の猫を通してほぐれて行く”頑固"さ。
いやこれは不器用さでもあるのかなと。
愛されていた愛くるしいノラ猫は色々な人々の"生活”を暖めていました。
私は今年の春、幼少時代から23年程連れ添った愛猫を見送って居たのもあり、色々自分自身にリンクしてしまい。
皆や校長先生が、ノラ猫を探す姿、思い出を呼び起こす場面など所々涙がでて居ました。
それぞれの個性豊かな人物達の生活もまた色々と考えさせてくれるのや。
もしかしたらと思わせる幾つかの場面。
校長先生の表情や仕草など心中考えさせられます。
凄く深く深く潜って行ける素晴らしい作品だと思います。
ラストまでじっくりじんわり耳をすまして見て欲しい映画です。
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