「作品価値と好き嫌いは別モノ…」Mommy マミー 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
作品価値と好き嫌いは別モノ…
映画的な評価はともかく…「アイアムサム」枠の映画はやはり個人的に好みでは無い…そんな感想が先に立ってしまった一本。
人間の自我に縛られた狭い視野を暗示するような四角な画面の使い方の妙を始め。
演出・演技・音楽全てが良し!
なんだけどなぁ…
ジャラジャラキーホルダーに象徴される、幼稚性の抜けない母親と。
病気(いや、性質か?)とはいえ、活火山のような息子の共依存的な発展も成長もない関係。
そこにやって来る、やはり「自分の物差しでしか世界を計れず、その何処とも距離感を掴めない(のに常識的な旦那子供アリ)」ビジターとの交流の描写。
なんだそう見ればこの作品、ジブンスキーたちの傷の舐め合いか!涙
映画的には、繰り返しになるけれどかなりの良作(しかも監督の才能と、未来の可能性の凄まじさ!)。
だけれど、個人的な感情でシンドイ作品。
コメントする