ズートピアのレビュー・感想・評価
全77件中、1~20件目を表示
社会問題がストーリーにうまく組み込まれている。
近年のディズニーは、社会問題に関連する描写に傾倒して、ストーリーがお粗末な作品がちょいちょいあります。
ズートピアもまた、種族の違いからくる偏見。そこから発生する差別や対立。それをどのように解決するかという、現実の人種差別に通ずる題材でありながら、説教臭くなく、面白い作品でした。
気になる点としては、肉食獣失踪事件の原因になった「夜の遠吠え」の後出し感でしょうか。
中盤から終盤にかけて、昔「夜の遠吠え」で一悶着あったことがジュディの両親から語られますが、それまで「夜の遠吠え」という単語は一切出てなかったと思うので、ちょっとご都合展開的に感じてしまいました。
序盤のシーンで存在が仄めかされたりしてれば、もっと納得感のある展開になったかな、と思います。
ずーっとピュアなモフモフ作品
2016年、世界中を魅了したズートピア。
この作品のすごいところは、万人が様々な角度から楽しめるエンターテイメント性に溢れているところにあると思う。
例えば、昨今のディズニーが力を入れている、現代社会が抱える課題(人種差別や偏見、LGBT、ヌーディスト、裏社会の闇、薬物問題)の提起が描かれているのだが、強い思想を強要される生々しさがない。すんなりと、ストーリーの一部としてピュアな気持ちで受け入れられるのである。それは何故か?私が思うに、モフモフ効果が大きいだろう。
例えば、生身の人間であったり、人型のキャラクターが、本作と同じストーリー展開で話を進めたとしても、ここまでのヒットは得られなかったであろう。どうしても、現実との乖離が少なくなり、問題の生々しさが浮かび上がってしまう。
しかし、ズートピアは、擬人化しているとはいえ、あくまで動物達のモフモフな世界での話なのである。"ズルいキツネ"と"マヌケなウサギ"という、日本昔話に出てきそうな偏見や、いつも喧嘩ばかりのレイヨウゲイカップル、単に動物が水浴びしたりストレッチしてるようにしか見えないヌーディスト達、小さな小さなトガリネズミの裏社会ボスとそのみかじめ、薬物を投与され野生化した動物…問題提起とメッセージ性が強い作品にも関わらず、モフモフ達のおかげで、ピュアな目線で、ストーリーを楽しみつつ、こういった現代社会の問題点に目を向けることができるのだ。
その他、各所にディズニー作品や他映画のオマージュが散りばめられている点も、見所の一つである。ストーリー展開に違和感のないタイミングで差し込まれているので、ディズニー好きや映画好きには、そういった部分を探すだけでも大いに楽しめる作品となっている。また、Zoo×Utopiaで"ズートピア"という題目からも伺えるように、要所要所でダジャレやギャグ、ジョークが発動するのも、飽きずに楽しめる点である。
さらに、iPodやiPhone、LINE、スタバの飲み物、フェスの開催やアイドルのアプリ等、取り巻く環境や機器はかなり現代を模したものである。各動物のサイズ特性に合わせた車のデザインは実際にプロが設計しているらしく、細部まで非常にこだわり抜いた作品といえよう。
世界観の設定が秀逸であり、キャラも魅力的であるため、設定厨や二次創作界隈、更にはエンジニアにもそそられるものがあるだろう。
このように、子供から大人まで、幅広い世代が様々な見方で楽しめる作品、それがズートピアである。
ここからは、主人公であるジュディとその相方となる、ニックの関係性について、個人的な沼ポイントを挙げさせてもらう。
本作の主人公で、田舎育ちで大きな夢を持って上京した熱血ウサギのジュディ。かたや、都会生まれスラム育ち、詐欺で生計を立てる無気力なキツネのニック。両者共に、ズートピア内外で偏見を受けているが、物語冒頭では、それに抗う側/受け入れる側と、真逆のスタンスで登場した。これは、2人の生まれ育ってきた背景の違いが反映されていると思う。
ジュディは、多くの家族に囲まれて両親に愛され、変わり者と思われつつも自己肯定感を得られる環境下に暮らしていた。かたやニックは、キツネはズルい、そういう生き物だという目で見られ、四方八方から蔑まれて育ってきた。自分を大切に思ってくれる存在の有無は、自己肯定感へと繋がり、自分を守る術として、ニックは、全てを諦めた。そんなニックの、心の奥底に埋まった希望を、アナウサギのジュディが掘り起こしたのだ。
これまでのディズニー映画だったら、ここで終わってるかもしれない。しかし、ここからさらにもう一段階の波乱、今度はジュディ自身がニックに対し、差別的発言をしてしまうのだ。この展開があることで、2人の関係に亀裂が入るが…ここからの展開で、ニック•ワイルドという男の爆イケ度が加速度的に上昇するのである。
Jr.レンジャースカウトに入ろうとして、ハメられイジメられて傷付いた記憶があるだろうに、お母さんがお金をかき集めて買ってくれた制服だからと、その時のスカーフを今も大事に持ってたり、狐避けスプレー常備してたり肉食獣に対する差別的発言で嫌な思いをしたにも関わらず、「相棒になってほしい」と言ったジュディのために、キツい警察学校の試験を潜り抜けて警官になったり。
ニック•ワイルドは、傷ついた記憶<与えてくれたもの、を大切にする優しい男なのだ。そんな、物凄くかっこよくて一途な一方で、顔や態度には出さないが激重な感情を抱え込んでいる、少し危うさも兼ね備えたキャラであると言える。そこがまたメロい。
「It's called a hustle, sweetheart.」「You know, you love me?」といった、ジュディを揶揄いつつ、本音を隠しつつ、相手に言わせたがりなところもキュンポイント。これを、ジュディ(24)とニック(32)という歳の差でやってしまうのだから、沼にハマらざるを得ない。火のないところに煙を立てるのが二次創作界隈では十八番だが、公式では明言されていないながらも、友愛/恋愛どちらとでも取れる、そんな、公式の関係が大変に美味しい。
うちに秘めたる熱くて重い想いを持つニックと、正義感溢れる新米警官ジュディは、ズートピア2 ではどんな姿を魅せてくれるか…これ以降の解釈は、2にて実施する。
感じたことメモ
全体的に面白かった。
ジュディのあの記者会見を聞いても、友達でいるニックの心の広さが羨ましいな。
ニックにトラウマがあるのを分かってて、考えなしにあの場で話しちゃう感じとか、後で反省するけど、当初はそれを単なる事実として話しただけという認識でいる感じ、話すことでどうなるのか考えて話してない感じが、ちょっと無理。デリカシーどうした。
まあ、あれがないと話は進まないからしょうがないんだけど。
どんな関係も失敗は付きものだけど、これは無理っていうラインあるよね…
それとも、それを越えるからこそ仲良くなれるのかな
ジュディが悪いウサギだとは思わない。
でもニックは本当良いキツネだ🦊🐰
分断を煽り、己の支配力を強化したい誰かさん。
ディズニー映画と言えば、毒にも薬にもならない万人受けする映画ばかりでつまらないと思っていた。人種問題を扱った「タイタンズを忘れない」にはがっかりさせられたものだが、本作は予想に反してエンターテイメントとしても社会風刺ドラマとしても大変良くできた作品だった。
まさに人種差別問題渦巻くアメリカの今を描いている。一見、愛らしいキャラクターたちが画面狭しと活躍しまくるが、根本的な本作の主題は重々しい現実的な問題である。
本作の登場キャラクターはすべて擬人化された動物たちで、人間のように進化した動物たちが文明社会を築きあげ、草食動物、肉食動物はもはや補食し補食される関係になく互いが共存している。そんな理想郷のようなズートピアが舞台だが、理想郷と思われたズートピアにも現実社会同様に問題があった。
ズートピアでは誰もがなりたいものになれるといった、まさにアメリカンドリームを謳いながら現実にはウサギが警官になれるわけがない、狐は狐の街の店でアイスを買え、などと人種差別ならぬ動物差別が当たり前のように蔓延している。
極めつけは本作の黒幕が肉食動物は野性的本能ゆえに文明社会になってもその本能から狂暴になるという一種の偏見を利用して分断を煽り、ズートピアを意のままに支配しようとするところである。肉食動物はさしづめ現実社会での有色人種といったところか。
この黒幕は本作の公開時には未だ存在しなかったトランプ大統領のようであり、この点でも本作の先鋭的な脚本は見事というしかない。
けちのつけようがない本作だが、しいて言うなら、ズートピア内でも草食動物が肉食動物に対して生理的に嫌悪感を持っていることが伏線として描かれていれば黒幕の唐突感は少なかったかも。
削除されたレビューを再投稿
動物のイメージをうまくつかった作品
続編がでるらしいので今更ながら観た
ズートピアという動物たちが共生する街があるが
建前は素晴らしい街ということだが
実はいたるところに偏見があるということが描写される
初めてウサギの警察官になったジュディが
本格的な捜査をさせてもらえないので
認めてもらうために奮闘するが
ここらへんが野心を抱いているように見える
そこで出会った詐欺師のキツネのニックと協力をして
事件を解決しようとするが
肉食獣が凶暴化して、草食獣を襲うという偏見が蔓延し
そのためジュディは警察官を辞めてしまう
その後、凶暴化の本当の原因が花の成分であると見つけ
黒幕が羊の市長であることが発覚し事件は解決する
ニックもキツネ初の警察官となり物語は終わる。
全体的に肉食獣、草食獣の関係は
ジェンダーや人種のメタファーかなと感じた。
ズートピアの建前と現実は乖離している
動物についてのイメージをうまく利用した作品のように見える
サイズが違う動物が多いので
どのように生活しているのか考えてしまう
ディズニーのポリコレを意識した作品のなかでは
うまくいっているように思った
タイトルなし(ネタバレ)
ストーリーがちゃんと動物である必要性があって素晴らしい。草食動物と肉食動物の関係、野生に戻る、キツネは化かすなど動物が主役であることによって可能になるお話だったのでとても良かった。
私服のジュディ可愛いし、ニック好き
素晴らしい
................................................................................................
肉食・草食動物が共存するズートピアという都市があった。
主人公の兎ジュディは草食かつメスでありながら警察官を志す。
そして見事、草食獣として初の警察官となる。
しかし任される仕事は駐車違反の取り締まりなどだった。
そんな中、連続行方不明事件を一人で追うことの許可を強引に取る。
但し48時間で解決できなければ辞職せよとのことだった。
そこで偶然出会った詐欺師の狐を強引に仲間に入れて調べて行く。
一部の肉食動物が野生化し、市長が密かに檻に閉じ込めていたことが判明。
これにより市長は失脚してジュディはヒーロー的な扱いを受ける。
しかし人口の1割である肉食獣しかこの症状にならないことも判明。
これで肉食獣達は居場所をなくし、ジュディは心を痛めて辞職。
しかしある植物エキスで動物が狂暴化すると知ったジュディは舞い戻る。
主犯は副市長で、エキスを抽出して弾丸にして肉食獣を撃ったのだった。
そして肉食獣を追い出して草食獣の社会を作ろうとしていた。
ジュディはキツネと名コンビで副市長を逮捕に導いた。
キツネはこの社会では信用ならない動物として差別を受けていたが、
このキツネはキツネとしての警察官第一号となった。
................................................................................................
ものすごい人気と聞いていたが、うーんこれは本当に面白い。
映画自体も短く、また流れるようなテンポであっという間だった。
あとジュディらのキャラもうまく立っていたように思う。
色んな種類の動物が共存し、互いの価値を認め合うことで、
みんなが幸せになれるというメッセージが込められていた。
自分の中の偏見への気付き
ストーリーのサスペンス性も良し
キャラクターも良し
テンポやジョークも良し
自分の中の正義感や正しさというものの中に、偏見が含まれていることに気づいたときの、罪悪感。
自分の行動が既存のコミュニティを壊してしまったことへの後悔。
それらが絶妙にみんな経験していることなんじゃないかと思える。
タイトルなし(ネタバレ)
ストーリーがちゃんと動物である必要性があって素晴らしい。草食動物と肉食動物の関係、野生に戻る、キツネは化かすなど動物が主役であることによって可能になるお話だったのでとても良かった。
私服のジュディ可愛いし、ニック好き
ベルウェザーののふわふわ触ってみたい!!
私がまだディズニーにハマっていなかった頃、上映されているズートピアが面白いという話は聞いていました。
動物がたくさん出てきて、子供向けの映画なんだろうなあと思っていましたが友人と映画館へ。
公開から結構経って行ったんじゃないかな。
いい意味で予想を裏切られて、序盤のジュディが努力を重ねて、訓練学校で頑張っていく姿にもううるうる😭
ジュディがズートピアへ向かうあの道すがら、
Try everything が流れます。
当時感じたあのワクワク感!!!
すごくハマって、初めて買ったDVDもズートピアでした。
また映画館でズートピアが観たい!!
その思いが遂に今日叶いました、、😭
何回も家で観たストーリーですが、大きい画面だからこそ初めて気づくところも。
小さい動物がたくさん出てくるんですが、みんなそれぞれ違う動きをしてる!目が追いつかない!
こんなに伏線が貼られていて、こんなに綺麗に回収される映画があるでしょうか。
子供向けなんてとんでもない。
もちろんお子さんも理解できて楽しめるでしょうが、
大人向けだとしても1つの解釈に収まらないストーリーです。
上戸彩さんがもうまんまジュディ!🐰
ニック役の森川さんの声も、イケメン度合いをさらに高めています、、!🦊
忘れちゃ行けない、クロウハウザーの高橋さん🐆
愛嬌溢れるキャラクターで大好きです🍩
ずっと日本版を見ていましたが英語版も見始めると、良い!!
ジュディは少し大人っぽい声で、ニックは変わらずイケメンの声(ぜひ映画最後の、「俺のこと好きなんだろう?」の掛け合いも英語版で聞いてください❣️)
英語ならではのスラングが使われていたり、ギデオンは吃音症で描かれています。
英語版でないと気づかない点がたくさん!
偏見によってそれぞれの種が当たり前のようにカテゴライズされている、不確定な事実がとても速いスピードで広まっていく、夢を描くディズニーが『願えば叶うと思わなければ』というセリフを入れるところが現実的で大人向けと言われる理由なのではないでしょうか。
ニックはかつての自分とジュディが重なるところがあり、最後まで協力します。
ジュディとの種の壁を感じた時も、警察シールは投げ捨てていますが人参のペンはずっと持っていて、、🥲
個人的には、トイレから逃げて滝壺に落ちた時、『ニンジン!ポップス!ジュディ!』と初めて名前を呼ぶところにキュンときます。
今年ズートピアの続編が決定したことが発表されました、、!嬉しすぎる!!
1作目がもう7年前になることも驚きですが、続編を楽しみにこれからも何回も観たいなと思います😌💐
かわいいだけじゃない最高のストーリー
とにかくかわいいキャラクターばかりで映像も綺麗なのですが、それだけでなく強いメッセージを感じた作品。
ジュディの生き方、事件を解決するストーリーをみて、草食肉食関係ない、人もそうお互いの個を受け入れて尊重して生きることって時に難しいけどそこが大切なんだなって改めて思いました。
無事ハッピーエンドで最後のエンドロールからナマケモノのフラッシュのスピード違反も最高痛快でした笑
全体的によく出来てるとは思うけど…
期待して見に行っただけに、「?」となった。
深い深い言われてたけど、テーマは見た通り。
そもそも深いという感想が浅い。
力の弱いうさぎが警察官に向いてないというのは差別なのだろうか?
人には向き不向きがあり、実際に身長が低ければ出来ない仕事もある。それは差別では無くて区別だ、というのが自分の考えなので、そこがまず引っかかった。
それでもうさぎであるジュディが小型動物であると言うことを活かして活躍するというなら納得出来たが、ただラッキーが重なり勝手に解決していく事件…
また、演出の一つ一つがコテコテすぎて、全て展開がわかってしまいつまらなかった。
にんじんペン、ブルーベリーが特にこれみよがしな伏線で見ていてキツかった。序盤の劇も持ってくるんだろうなぁと思いながら見たから白々しがった。
2000年くらいの映画だったら納得。素直に面白いと思えた。
今更録音オチ見せられても…
絶賛している人は差別というテーマに酔っているだけだと思う。
他の動物の掘り下げもないため何のために動物にしたのかもよく分からなかった。肉食草食と分けてるのに肉食動物が何を食べてるのかも作中ででてこないし。
凄くつまらないとまではいわないけど、特別面白もない普通の作品。
<後半ネタバレ有!>可愛い動物たちが大集合!登場人物みんな魅力的♪思い込みを抱えちゃダメよ!
【あらすじ】
肉を食べるとか、植物を食べるとかいう概念を超越した動物たちが文明を築いた世界での話です。うさぎのホップスが、うさぎとして初の警察官になり、屈強な動物たちに囲まれながら奮闘します。大都市であるズートピアでは肉食動物の失踪事件が頻発しており、凶悪事件の捜査ができると、胸を高鳴らせる中、任された任務は駐車違反の取り締まり。うさぎは力が弱いから、凶悪犯罪は任せられないというのが理由です。それでもへこたれず任務にあたるホップス。すると失踪事件の捜査ができるチャンスがやってきました。任務の最中に出会ったきつねの詐欺師ニックとタッグを組み、失踪事件の謎をを追うディズニーアニメーションとなっています。2017年・アニー賞、第89回アカデミー長編アニメーション賞を受賞した人気作です。
【キャラクターデザインが最高!】
キャワワな動物たちがわんさか登場します。動物が好きな方ならキュンキュンしちゃうこと間違いなし!まずなんといっても、主人公であるうさぎのホップス。長い耳を垂らして帽子を被る姿が愛くるしい。ツインテールのようで、たまらない魅力を放っています。太っちょのチーター、ベンジャミン・クロウハウザーもいい味出してます。警察署の受付をしていて、勤務中にお菓子ばっかり食べてる。とてもじゃないけど、時速100㎞でなんか走れないでしょう。名前だけは一丁前ですねw。ナマケモノのフラッシュも私は結構好きです。免許センターの窓口業務をしているのですが、仕事がとにかく遅い。ナマケモノですから仕方ないのですが、単語1つ入力するのに何分かかってるんだ?ってレベルです。ま、それがまた笑えるのでますが。自分がお客だったら、たまったものじゃありませんがw
【せっかくなのでいろんな動物が見たい!】
本当にたくさんの動物が登場します。せっかくなので、他の動物が出てきたらどう描かれるのかが気になります。無難なところで、犬・猫。デザインも興味ありますが、キャラ設定も気になるところ。キツネに詐欺師のイメージをつけるあたりに、私たち人間が動物に対して漠然と抱えている印象を性格にしている気がしました。すると、犬は従順で、猫は一匹狼か?ちょっと流行っているハリネズミなんかはどうだろう?ネズミ界ではスターだろうか?
---ここからネタバレ含みます!---
【メッセージ】
可愛いキャラクターが登場する一方で、その裏には可愛さとは真逆なメッセージが込められています。非常に分かりやすい主張なので、多くの人が気付くのではないでしょうか。この映画は、人種差別の愚かさ示しているのです。うさぎはか弱いから、にんじんを育ててるのがお似合い。キツネは嘘つき。肉食動物は恐ろしい。など、ズートピアには、偏見が渦巻いています。現代の大都市のような発展を遂げ、一見華やかで豊かな暮らしができる街に見えますが、その影では、周りの生き物を蔑み、拒み、妬む感情が渦巻いていたのです。
まさに現代社会と同じ。◯◯の人種はどうだとか、どこの国の人はああだとか。嫌ですよね。周りの人に、勝手なイメージをつけて嫌うのなんて。我々人間が感じている負の感情はこんなにも冷酷で周りも自分も不幸にするんだよということを、この映画は教えてくれます。
監督がある取材でこうコメントしています。「ズートピアの住人たちは、私たち人間のようなもの。どちらも同じように、性別、年齢、学歴、出身地、見た目…そんな“違い”から生まれる様々な偏見の中で生きています。もし、その“違い”を個性として認め合うことが出来たら、私たちの人生はもっと豊かになることでしょう。」(※公式ホームページより)この言葉が、全てだと思います。監督がおっしゃるような世の中になれば、世の中全体がもっと幸せになるのかもしれません。
コロナ禍でギスギスしている今だからこそ、この映画を見て、人を平等に見る意識を持つのもいいのではないでしょうか。
前向きになる。
ウサギとキツネのキャラクターがいい。
まあ。他の動物も特徴が生かされていて面白い。
実際に肉食動物と草食動物が仲良く暮らすという設定は今までなかったのでどのようになるのか興味深かったです。
正義感の強いジュディと心優しいニック。
時々。ジュディがニックに襲われる!と思ったりもしましたが心強い相棒でした。
ジュディの前向きな姿勢に。心が。ストレートに響きました。
なかなかディズニーの作品の中でストレートに感じることがなかったので、このズートピアはディズニーアニメ映画の中では1番かも。
ジュディから元気をもらえます。
ニックの声も素敵。
興奮!興奮!大興奮!
細部まで細かい設定に、まず驚きました。
様々な場面設定、動物たちの個性を生かしユニークなキャラクターがたくさん出てきます。
まず、ジュディの前向きな性格が好きになりました。
警察学校時も大きな動物と比べて嘆くのではなく、またマネするのでもなく、自分に出来ることで結果を出していく姿がかっこよかったです。
とにかく、展開にハラハラしっぱなしでした!
市長はあっさり捕まってほっとしたら、あれ?黒幕がこんなに早いのは変だなと思いきや思ってもない方に話は進んで行く…。
真の黒幕との対決の場面は最高潮にハラハラの展開でした!
伏線も何度もあり、粋な演出でした!
最後、ジュディがスピーチした内容がよかったです。
心に響くものがあり、子供にも大人にも楽しめる映画でした。
出てくる動物のキャラ、面白すぎる
動物が人間社会の様に色々な活動、趣味などをしていてそれが面白い。2もあるようなので近々観たいと思う。子供だけじゃなく大人も楽しめるディズニー映画だった。
強者という弱者
アニメーションは流石。話は明快。
一番いいのは、力の強い者がいつの間にか非難の対象になってしまうという、現代社会に通ずる物語だということでしょうか。
主人公も弱者として差別されているという意識がありながら、実は強者を無意識に差別していました。
とはいえ、とチャンバラ劇としてあまりに教科書通りで、大爆発した作品とは言い難いです。
社会派ディズニーではない
この映画は、最初から最後まで新生活を始める人へのエールだったのかな・・。新成人になり社会で働くようになると、そこにはびこる偏見、差別、いじめなど社会の暗部にすぐに出くわしてしまう。それは、正そうとしても簡単には正せない複雑な背景が見え隠れしていることを、この映画は意外とリアルに描いている。権力者の裏表の振る舞い方など、なかなかきわどい描き方でなかなか新鮮だとも感じた。
主人公であるウサギは、偏見を正そうと正義感を振りかざす。しかし実は自らのうちにある偏見には気がついておらず、逆に多くの人を傷つけることもしてしまう。この映画は、社会派と言えるほどテーマを掘り下げたものではないようだが「偏見には立ち向かうべき、だけど社会は単純じゃないよ」というポジティブなメッセージを伝えていると思う。
ディズニーは凄い
ディズニーはやっぱり凄かった。
2024/1 再見
伏線、メッセージ、素晴らしい作品だった。エンドロールまで楽しめる、素晴らしい作品。
2024/7月
息子と再見。何回見ても楽しいね。多様性をもう出していたのかなとか思ったり。
「自分を知り、自分を変えることから、すべては始まるのです」
「誰でも何にでもなれる」
そう信じて生きてきた動物たちが、その見た目や身体的特徴だけで冷遇され、それを諦める。
何が強い、何が弱い、何が正しい、何が間違い
そんな歯がゆさと戦うニックとジュディの誠実さに惚れ惚れした。
日本にも、たくさんあると思う。子供の思っていた「何にでもなれる」が、成長していくうちに「どうせ無理だ」になったしまうこと。印象的だったのが、主人公の親が「こうあるべき」を子供に押し付けていたこと。
ジュディやニックのように、心の底から湧き出るステキな心を持った人間でありたい。
全77件中、1~20件目を表示








