ズートピアのレビュー・感想・評価
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大人へ向けても真っ向勝負の名作
「違う者」への恐怖が、何を生むか。
幸せは、あきらめの向こうにあるのか。
そういうテーマに真っ向勝負した名作。
子供だけじゃなく、大人へ向けても。
そして、二転三転するストーリーとスリリングな場面展開。
吹き替え版と字幕版、2度観たんだけれど、
同じ場面で2度びっくりした(笑)
脚本も、よく練れてる。
伏線の張り方と回収のしかたが見事。
それになんたってアニメーションが実に行き届いてる。
とくに目の表情が秀逸。
それから英語版は、口の開け方と発音が完璧に合っててビックリ。
とっても細かいところまで再現してる。
細かいといえば、
ジュディのスマホの裏側のマークが、
ひと囓りしたニンジンだったりしてニヤリ。
それぞれの動物のキャラも、とってもいい。
思わず遠吠えしちゃうオオカミたちとか、かわいい♪
ちなみに英語版では、
肉食動物=predator(捕食者)
草食動物=prey(餌食)
と、かなりストレートな言葉づかいだった(^_^;
吹き替え版の方は、
ジュディ役の上戸彩さん、ちょっと絶叫が足りないなぁ、という気がした。
でももしかして、英語版も抑えめなのかなとも思ったんだけど、
やっぱり英語版はもっと絶叫してた。
あと、主題歌「Try Everything」――
吹き替え版でも シャキーラの歌った原語バージョンが1コーラス流れたけど、
日本語の訳詞を曲にはめ込むのは、まあ、難しかろう。
原語バージョンの方がよかった。
いい意味で期待を裏切られた
ディズニー作品だから内容があまり濃いものにはなってないだろうと思い、見てみたが、その予想を覆し社会問題である人種差別を動物の世界で例えたような表現が多々あり、ディズニー好きでなくても楽しめた映画で、大人でもきっと楽しめると思う。
なんだこれ⁉面白すぎ❗
今までアナ雪やベイマックスなどいろんなCG映画が公開されたけど、今回はひと味違う!
笑いと感動はもちろんのこと、差別問題や闇の組織などの社会問題も取り入れています。
これはアカデミー賞の長編アニメーション、歌曲賞を受賞するんじゃないかな~?
今までと違うディズニー映画をぜひ観てください❗
うまいなー。
擬人化された動物達の世界の出来事。
なんで肉食動物と草食動物が共存共栄してるのか、っていう導入部分からアメリカそのままな人種関係まで実によく設定されてると思う。それに加えて動物達の習性もしっかり描かれていてすごい。
ジュディが電車に乗ってズートピアを実感する時のそれぞれのゾーンのアニメーションのワクワク感がたまらなく良かった。
なかなか面白かった
設定は、先に公開されたアーロと少年のようだったが、さらに擬人化されていた。
それでも種が維持されているのは、ちょっと不思議かも…。
話はありがちな内容だったけど、なかなか面白かった。
ただ、それ以上はないかな…。
続編があれば観ても良いかなと思うけど、DVDを買うまでもないかな…。
子供映画だと あなどる事なかれ
ディズニーの子供映画だとあなどっていたら、これが予想以上に良かった!!!!
小さな動物たちがとても可愛くて癒されました!吹き替え版を観たのですが、ジュディの可愛いらしい声が上戸彩だったのに最後の最後にひらめきました。ニックの声がかっこよくて惚れそう!
ズートピアは子供映画だとあなどることなかれ!
ここはズートピアなんだもの!
今回のディズニー作品は何を私たちに伝えたいのか、気になりながら鑑賞した。
アナと雪の女王、ベイマックスではありのままの姿を描き、仲間と団結する大切さを学ばせてくれた。
そして、このズートピア。
主人公ジュディにとってズートピアは夢の楽園だった。ズートピア初のウサギの警察官になれたものの最初は駐車違反取締ばかり。
そこにキツネのニックが現れる。
この2人が様々な経緯でズートピアの危機を救う捜査に乗り出す。
しかし、裏には巨大な陰謀が隠されていた。
それは、あらゆる種類の動物たちが平和に共存していた理想の大都会を野生化するものだったのだ。
草食動物と肉食動物は共存出来ない。
でも、ここはズートピア。信じれば夢の叶う場所!
タイムリミットは48時間。誰が何を言おうと諦めない!たとえ、最も相棒にふさわしくない二人でも!
ディズニーが贈る理想郷。
それはどんな種類の動物でも、平和な暮らしが出来る場所。そして、自分が本当にしたいこと、自分の夢へと全うすること。それを皆が受け入れてくれる。
夢を信じて、諦めないで。
この世界観は私たちが住む地球にも同じことが言えるのではないだろうか。
世界には、人種差別で苦しみ人、お金がなく学校に行けない子供、住む家がない家族、または家族がいない子供など環境が違えば、こんなに私たちと違う。
でも、どんな人間にも”夢”がある。
夢があればそれを叶えようとする”自分”がいる。
夢を諦めさせないためにも、地球に住む全ての人間で創り出す必要がある。
とても大きな理想郷「ズートピア」を。
この作品は年齢層関係なく、全ての人が楽しめ、そして見て欲しい映画だ。
笑って、興奮して、泣ける最高のアニメーションエンターテイメント!
輝かしい映像美に、個性豊かなキャラクター、全ての場面が結びつき納得のいく脚本。
そして主題歌の素晴らしさ。ジュディの諦めない個性を描いた主題歌は多くの人の胸を打っただろう。
そしてコレだけは言える。アナ雪を越えたと。
〜!TRY EVERYTHING!〜
また観たい!
娘と一緒に鑑賞。
こどもだけじゃなく、大人も楽しめる作品。
色々と考えさせられる作品でもある。
娘は8歳ですが観終わってすぐ「また観たい!」と言ったほど気に入った様子。
彼女もどこまで理解しているかは不明だが、何度観てもいいと思う。
ただシャキーラがガゼルなら、声優もそれなりにして欲しかった。なぜami???大人の事情?
そのため☆マイナス1
ズートピアという鏡
うさぎの警官ジュディときつねの詐欺師ニックの可愛くて楽しいバディムービー。
しかし終盤に思いのほか深いメッセージが。
そこで動物世界という設定の狙いを知る。
可愛さや楽しさで純粋な気持ちを思い出させたところにストレートなメッセージを投げかけハッとさせる。やっぱりディズニーは良い!
さすがディズニー!
さすがディズニーって感じで笑えて泣けてちゃんとツボを押えている。主人公のジュディがカッコ可愛くひたむきで努力家。 それにニックの男気が良かった。吹替版を観たけど主人公の吹替をした上戸彩さんが良かった。あと厚切りジェイソンは誰の声だったんだろう?それが気になる。
アニメ好きなら是非
兎と狐の友情物語。
登場するのは全部動物ということで、
人間出てこなく、各動物の特徴活かしたキャラ設定で面白い。
吹き替えにて鑑賞。
違和感無く観られ、お子様にも好評。
自分のツボはゴッドファーザー。
楽園なんてところはない。
まずは、まずはもう兎に角、純粋に楽しめる!映画ですね。そこは勿論、言うまでもなくて当たり前で、天下のディズニーですから。エンターテインメントの最先端を走っているディズニーさんですから。もう面白いのは約束されていて。
野生を手放した動物が二足歩行で歩き、会話をし、社会生活を営む、という設定はシルバニアファミリーとかメイプルタウンとか、鳥獣戯画の発展形で、まあそれ自体は別段に真新しくなくて。しかし動物達の共存世界を作り、そこでじゃあ何を描くのか?て部分でね、刑事のバディモノを持ってくるってのが最高にイカす訳なのですよ。主役は新人警察官の兎、相棒には世慣れした詐欺師の狐。て、もう、その発想が飛び抜けてるでしょ。
脚本も凄く練られてて。サスペンス映画なんですよ、これ。まさかのサスペンスです!一見愉快そうな動物のノリで敢えてのサスペンス!冒険もしちゃうし、アクションもやっちゃう!こんなアニメ映画観たことない!かも!?て、くらいの興奮。大満足でしょ、そりゃあ。
で。
で、ただ今回は、エンタメレベルを大幅にクリアしつつも、その上でかなりに重たいメッセージを詰め込んでるんですよね。凄いです。凄いですよ。
「えっ。このライトな感覚でジェンダーやら差別の問題に踏み込んじゃうんだ?鳥獣戯画の体裁を借りて!?」という。
ズートピアは動物たちのユートピア、というノリでスタートするんですが。が、まあ予め云っておきますと、ズートピアはユートピア(楽園)じゃないんですね。欺瞞なんです。登場キャラクターが実際に劇中で言うんですからビックリします。
夢を見て都会に上京してきても挫折するだけだと。異種間の動物達も仲良いフリをしているだけ。平等なんて有り得ない。お互い認め合ってもいないしお互いに偏見がある。肉食動物は草食動物に偏見があり、草食動物は肉食動物に偏見がある。自分のサイズに合った仕事をしろと強制し、適材適所で仕事をさせたがる。カースト社会だ。と、まあハッキリここまでは云ってないんですけど、要約するとそういうことを云います。辛辣なんですが、そしてちょいと鬱になりそうなんですが、でもそれをジメジメさせないのがディズニーの技です。あまり暗くはさせず巧みにポンと放り込む。
その差別的な顛末のアンサーとして「この世に理想郷なんてないかもね。辛いことも沢山あるし、苦しいし。自分と違う人からは何も分かってもらえないから、挫けたりもする。皆と全てを理解し合える筈がない。けどね、全員が違っているんだから、違っていて当たり前なのだとわかったのなら、その上でお互いの存在を認めあわなくちゃ始まらない。理解をしなくていい。そこに居ることを認めよう。まずは共存することから始めよう」的なメッセージを説教臭くなく、スマートに語るのでね。唸ってしまいます。
傑作です。『アナと雪の女王』では「ありのまま」を歌い、今回は「ありのまま」じゃいられない、とそれを一回は否定する。でも最後には結局「ありのまま」を受け止める。これがディズニーの、今の答えなんでしょうね。
もう一度云います。傑作です。
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