ズートピアのレビュー・感想・評価
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TRY EVERYTHING!
すごく良かったです。元気をもらいました。
高い目標を持ち、諦めないこと。
出来ると信じて精一杯努力すること。
ジュディの姿から学ぶことが沢山ありました。
それから、
動物たちの関係に置き換えられた、人間の心に根深く存在する差別意識への問題提起。
コミカルで笑いいっぱいの本作に敷かれるテーマの深さに、感動しました!
伏線とコメディ要素が史上最高の映画
ナマケモノのフラッシュが全部持って行った
PVでナマケモノのお仕事シーンにやられて見に行って、ラストのスピード違反のシーンで完全にノックアウトされた。
ファミリー向けアニメとして肩の力を抜いて見るのも良いけど、深読みしてみるならば、ズートピアはやはりグローバル化した現代の地球における民族差別に対して問題提起した映画として描かれていることは間違いないでしょう。
ストーリー序盤では、ジュディの故郷(田舎)では肉食動物と草食動物が相いれない社会を構築しているのに対し、ズートピア(都会)ではそんな差別意識が克服された社会であるかのように対比して描画されている。
体格も生活環境もまったく異なる違う動物たちが文明の利器によって高度にバリアフリー化された一つの社会で共存しており、まさにユートピアとして描かれている。しかし、それほど高度に文明化された社会においてもやはり内在する民族差別意識は確かにあり、肉食動物の野生化という事件によって、今まで隠されていた動物たちの差別意識が表面化してしまう。
物語は真犯人の逮捕によって一応の解決は見るけれども、上記問題の本質的な解決には決して至ってはいないし、実際それらを完全に解決することは不可能なのだろう。
だからこそ、表面上だけを繕って仲良しごっこをするのではなく、ジュディとニックのように牙をむかずにガチンコで言い合える関係というものが現代において一番重要なのではないだろうか。
ロスチャイルド臭ぷんぷん
何をどう考えるかは個人の自由だが、
人間が人間を認知する過程で分類がある以上、
①他人が自分を見る目にも、
②自分が他人を見る目にも、
③自分が自分を見る目にも、
「所詮〇〇」は付きまとうと思う。
そのうち、③自分が自分を見る時だけでも、所詮を取り払えたら良いが、①他人が自分を見る目に所詮が付きまとう以上、キツネのように思われた通りに生きる方が楽なのも確か。他人の所詮の枠をぶち壊すまで、ウサギのように理想に向かって突き進むのもあり。
でも1番気を付けたいのは、②自分が他人を見る時の「所詮」を取り払う事。
日本も移民社会になっていくだろうから、そう遠くない自分事として鑑賞した。それでなくても、小さな先入観って至る所に潜んでいる。気をつけねば。
作中でも、〇〇なお前は、私は〇〇だから、と何度も出てくる。環境が理想郷ズートピアでも、それぞれの意識を変えるのは本当に本当に難しいこと。
それでなくても、人類の民族分類同様に、生まれ持った体格や習性からして、向き不向きが異なる。
多くの白人はうさぎの立場で考え、多くの黒人も、うさぎの立場で考えるのだろうな。
うさぎ自身も最初は「私はうさぎなので〜」など、きつねへの先入観以外に自分の種族への逆差別もある気がした。
頑張り屋だけど、キツネがいないとちょっとだけ暑苦しいしかなりの浅はかな世間知らずで正義感を振りかざす、個人的には苦手なキャラ。
気になったのはなにかと出てくるアップル推し。ディズニー制作だし、ロスチャイルド臭ぷんぷん。劇場でコカコーラも売れまくりだろう。ほんと、次々上手い事やるなと思う。
ゾウ用のアイスが、小分け割高に体格が小さなネズミに売れるなんて社会の縮図だと思う。
カカオ豆にコーヒー豆、全部こんな感じだし、欧米サイズと日本サイズが一食単位でそう単価が変わらないなんて世の普通。
子供にズートピアを見て学んで欲しいことは、なんにでもなれるということと同じくらい、この場面だなと思った。世の中売買とその利益で成り立っていると理解しないと、個人単位でも外交単位でも簡単に騙される。
そして、劇中のお金持ちのちっこいねずみ一族はいわゆるユダヤ系に見えてならなかった。
警察トップが、草食動物だが強い、水牛なのが鍵だと思った。警察の体育会系をとてもよく表現しているが、水牛のおかげでかろうじて公平性を保てていた気がする。
草食で彷徨う子羊、目覚めていないイメージがある羊が主犯なのが裏をかいていてよい。
警察まで買収されていなくて良かったが、「夜の遠吠え」のキーワードが、植物を食べない警察の肉食動物達にはピンとこないから捜査に時間がかかったのか。
偏見や差別は、あからさまでなくてもうっすらと判断の根底に残ってしまうのが世間の常で、消えて無くなる事は絶対にないと思うが、その中で、伝聞や先入観、所属や肩書きで判断せず、個々を見て決めていく事が大切なのだろう。とても考えさせられた。
私はキツネのキャラがとても好き。
色眼鏡で見られてしまうがゆえ、そう生きるしかないって、色んな場面である気がする。
なぜ狙われたのか、犯行の用意周到な計算高さなど考えれば考えるほど、今回の悪役は非常にガクブル。
データベースにアクセスするシーンで、羊が既に囚人服オレンジのスカートを履いているよと子供が気がついた。公開当時には気付かなかった発見。
理想の大都市ズートピアに巣食う闇に迫る『48時間』ミーツ『羊たちの沈黙』
肉食、草食問わず様々な動物達が共存する大都市ズートピアでは肉食動物ばかりが行方不明になる謎の事件が起こっていた。警察学校を主席で卒業して上京してきたウサギの新米警官ジュディは着任早々駐車違反取締を命じられた上に早々にドジを踏んで凹んでいたが、取締中に知り合ったキツネの詐欺師ニックとともにひょんなことから謎の事件を追うことになり……という、動物キャラによるアニメというフォーマットで誤解されがちですが、大人も楽しめる本格的なポリスアクションコメディ、強いて言えばウサギとキツネ版『48時間』もしくは『羊たちの沈黙』(主役2人の名前は恐らくオマージュ)。
子供の頃からの夢と現実のギャップに翻弄される主人公2人と架空の都市ズートピアの市民である動物達に現代アメリカが抱える様々な問題をさりげなく代弁させつつ過去の名作映画へのオマージュを滲ませて映画好きをニンマリさせるサービスにも抜かりなし。なぜか全編を通してしつこいくらいにシャキーラ推しのところも高ポイントです。
見終わった後に
どの年代が見たとしても必ず考える視点が変わって見られる素敵な作品。
子供が見ると、負けない・夢をあきらめない姿勢を考えさせられる。
大人が見ると、ドラッグ・人種差別・諦めた過去について考えさせられる。
誰と見に行っても、間違いなしの面白い作品。
最高でした。
I believe in America.
動物のユートピアを描くことで現実社会の諸々の「歪み」を告発する意欲作(というかユートピアとディストピアがニアイコールなのは自明)。社会派な一面もあるけどそこはしっかりキッズムービー。バディものとして一流のエンターテインメント作品に仕上げた。ディズニーあなおそろしや
「今までは色々あったし今も色々あるけどこれから正していけばいい!」と正面切って言えるアメリカ映画の強さを見た。劇中やや唐突に始まるように思える『ゴッドファーザー』オマージュにも意味がある。あの名作の最初のセリフは何だったか。"I believe in America."これですよ
あと『ブレイキング・バッド』オマージュも楽しかった。ヤクを作ってるヒツジの名前がウォルターとジェシーだったり。いや〜気が利いてる!
というか『ズートピア』は「狙われた街」(『ウルトラセブン』第8話)だ!メトロン星人が登場するあの傑作エピソード。ラストは違うけどな。ポジティブとアイロニカル
元気になれる映画!
最高!
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