ズートピアのレビュー・感想・評価
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ジュディとニック、警察官と詐欺師によるバディモノの傑作
《吹き替え版》を鑑賞。
【イントロダクション】
様々な動物達が暮らす理想郷“ズートピア”で新米警察官として勤務する事になったウサギのジュディ・ホップスと、彼女とバディを組む事になるキツネの詐欺師ニック・ワイルドの活躍を描く。
監督・原案は、『塔の上のラプンツェル』(2010)のバイロン・ハワードと『シュガー・ラッシュ』(2013)のリッチ・ムーア。脚本・原案にジャレド・ブッシュ。その他脚本に『バッドトリップ!消えたNO.1セールスマンと史上最悪の代理出張』(2011)のフィル・ジョンストン。
【ストーリー】
かつて、肉食動物はその本能に従って草食動物を狩る立場にあった。しかし、進化を経て理性を獲得していった動物達は、やがて肉食動物と草食動物が共に暮らす文明社会「ズートピア」を築き上げた。
ウサギのジュディ・ホップス(声:ジニファー・グッドウィン、吹き替え:上戸彩)は、幼い頃からの夢である警察官になる為、警察学校での厳しい訓練生活を乗り越えて、晴れてズートピアの新米警察官として採用された。ジュディの身を案じる過保護な両親、スチュー&ボニー(声:ネイト・トレンス、ボニー・ハント)の心配も他所に、夢いっぱいのジュディはズートピア行きの列車に乗り込んだ。
ズートピアで夢の新生活が始まるかに思われたジュディだったが、アパートは壁が薄く部屋はボロボロ。それでも新生活に心躍らせるジュディだったが、念願のズートピア警察署(ZPD)赴任初日に配属されたのは駐車違反の取締係。本来、警察官の仕事はサイやカバ等、大型でタフな動物が務めるものであり、小柄なジュディはアフリカ水牛のボゴ署長(声:イドリス・エルバ、吹き替え:三宅健太)から安全な勤務を命じられる。巷では動物達の謎の連続失踪事件が発生しており、先輩達が皆そちらの捜査に向かう中、ジュディは交通係のオレンジのベストを着て駐車違反車の取り締まりに向かう。
それでもめげずに駐車違反車を取り締まり、驚異的な成果を上げるジュディだったが、ふとゾウ専門のアイスキャンディー店に入って行くキツネの姿を目撃する。幼い子供を連れたキツネは、ゾウに憧れる息子の誕生日に、ゾウの作る大きなアイスキャンディーを食べさせてあげたいのだと言う。しかし、店主はキツネにアイスを売ろうとはせず、キツネを店から追い出そうとする。見かねたジュディは、店員が鼻用のカバーを着けずにアイスを作っている事を指摘し、キツネの親子にアイスキャンディーを奢る。親子に感謝されたジュディは、再び駐車違反の取り締まり業務に励む。ところが、先程のキツネの親子が、アイスキャンディーを溶かして瓶詰めにし、ワゴン車に積み込む姿を目撃する。しかも、車を運転するのは、何と子供だと思っていたキツネの方。怪しいと思ったジュディは、彼らを追跡する。
偽親子は、手に入れたアイスキャンディーの液を再び小型動物サイズのアイスキャンディーに成型し直して大量生産し、定時上がりのネズミの銀行マン達に転売して儲けを出す詐欺集団だったのだ。赤キツネのニック・ワイルド(声:ジェイソン・ベイトマン、吹き替え:森川智之)は、フィニックという小型のキツネと共に、同様の転売手法で1日200ドルもの儲けを上げていた。堪らずニックの詐欺行為を指摘するジュディだったが、ニックは持ち前の口八丁手八丁でジュディを躱して去って行く。
都会の生活の理想と現実。理想とは程遠い初日を過ごしたジュディは、心配する両親からのビデオ通話で、更に自信をなくす。
翌日、車の持ち主達から散々文句を言われてウンザリしつつ、駐車違反を取り締まっていたジュディの目の前で、花屋の強盗事件が発生。犯人を追跡し、ネズミ達の暮らす小型動物エリアでネズミの女性・フルーフルーを助けて犯人を逮捕したジュディ。しかし、盗まれたのは花の球根であり、犯人逮捕の為に危険な追跡行為をしたジュディをボゴ署長は叱責。彼女にクビを言い渡そうとする。しかし、署長を訪ねてきた行方不明事件の失踪者の家族・オッタートン夫人に捜査協力を打診したジュディは、夫人が連れてきた羊のベルウェザー副市長(声:ジェニー・スレイト、吹き替え:竹内順子)の後押しもあり、「48時間」という時間制限付きで捜査を許可される。
千載一遇のチャンスを手に入れたジュディは、渡された僅かな情報のみの捜査資料から、アイスキャンディーを頬張るエミット・オッタートンの写真を見つけ、側に写っていたニックが手掛かりを握っているのではないかと考え、彼に捜査協力を依頼する。持ち前の話術で協力を拒もうとしたニックだったが、ジュディの持つ音声レコーダー付きのニンジン型ボールペンに転売利益情報を録音されてしまい、捜査協力せざるを得なくなる。
こうして、警察官のウサギと詐欺師のキツネという異色のコンビによる捜査が始まった。
【感想】
公開当時、Twitter(現X)での評判の良さから劇場に足を運び、その完成度の高さに大満足した記憶がある。今回、最新作公開前の予習として再鑑賞。
改めて鑑賞してみると、動物を擬人化して我々人間社会の抱える「差別」と「偏見」を巧みに浮き彫りにし、説教臭くならずに「自分とは違う他者を認める」事の重要性を説いている。
事件の黒幕が、人畜無害に思える小柄な羊のベルウェザーである点や、スピード違反の暴走車の運転手がナマケモノのフラッシュであるというラストのオチまで含めて、我々が普段、如何に相手の見た目や特性だけで判断しているかを思い知らされるのだ。
しかし、アメリカの運転免許センター(DMV)の職員の仕事の遅さをナマケモノに喩えて風刺するというシーンは、偏見ではないのだろうか?
それ自体は確かに笑えるし、捜査時間の猶予からせっかちになるジュディの可愛らしさも描かれていて良いのだが。
また、ジュディが故郷のバニーバロウを出発する際、街の人口数を示すカウンターが急速に増加していくという、ウサギの繁殖力の高さを描いたシーンも、人口増加の一途を辿る何処かの国を揶揄しているかのように映ったのは気にし過ぎであろうか?
物語として「諦めないこと」や「差別や偏見で判断しないこと」という大切なメッセージを提示つつも、細部に目を向けると以外と迂闊なやり取りも見て取れるチグハグさは気になる。
随所に盛り込まれた映画ネタも面白く、ジュディが「48時間」という捜査時間の制限を言い渡される展開と、警察官と詐欺師という異色のコンビは、ウォルター・ヒル監督、ニック・ノルティ、エディ・マーフィ主演の『48時間』(1982)を彷彿とさせる。
ニックとジュディが捜査する上で関わる事になる、ツンドラ・タウンの暗黒街のボス、Mr.ビッグ(声:モーリス・ラマーシュ、吹き替え:山路和弘)は、フランシス・フォード・コッポラ監督の『ゴッドファーザー』(1972)のドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)であり、思わずニヤリとさせられる。ただし、「大物」を示すその名前の持ち主が、小さなネズミという皮肉と笑いは思う所あり。
ストーリー展開のテンポの良さが素晴らしく、ジュディの幼少期から警察学校での訓練期間、晴れて警察官として採用されてからのズートピアの旅立ちに至るまで、ジュディへの感情移入を促しつつ、舞台をメインのズートピアへ移していく手腕が見事。
ニックとフィニックの転売手段の面白さ、ジュディの説得にも動じず、口八丁で煙に巻くニックの詐欺師としての腕の確かさも、その後ジュディにしてやられる展開含めて面白い。ところで、ジュディの協力が無かったこれまでは、彼らはどうやって転売商品を仕入れていたのだろうか。
序盤から活躍している小道具や、何気なく登場したキャラクターが、事件解決のヒントになる伏線と回収の鮮やかさも素晴らしく、ファミリー向け・子供向けアニメーションながら刑事ドラマとしても非常に見応えがある。
アクションシーンの迫力も良く、特に後半の列車アクションは見応えがある。博物館で明かされるベルウェザーの凶悪な企みに至るまで、最後まで真相に工夫が為されている点も良い。
【個性豊かなキャラクター達】
本作最大の魅力は、やはりニックとジュディの異色のバディによる掛け合いの面白さだろう。本作に対する疑問点も、このコンビの魅力が相殺して余りあるほどである。
ウサギのジュディは、正義感が強く、「世界をより良くしたい」と願う優等生キャラ。小柄なウサギというハンディキャップを物ともせず、持ち前のポジティブシンキングで次々と立ち向かっていく。そんな彼女が、作中度々「偏見」に晒されるからこそ、観客は彼女を応援したくなる。相手から情報を引き出して録音するという、ニック顔負けの詐欺師ぶりを発揮して「詐欺師って呼んで」と口にする狡猾さの魅力もグッド。
キツネのニックは、少年時代に「偏見」によるイジメを受けたトラウマから、「生まれに対する偏見からは逃れられない」と諦め、皮肉屋で口八丁手八丁の詐欺師として生きている。しかし、その根底には誰よりも他者を理解し、信頼したいという願いが潜んでおり、根っこは心優しい善人である。だからこそ、ジュディが両親から強引に持たされたキツネ除けのスプレーに最初から気付きつつ、嫌々ながらも彼女の捜査に協力して信頼を深めていく。
そんな互いに心に傷を負う者同士だからこそ、事件を通じて互いの「偏見」や「差別」意識を乗り越えて、バディになっていく姿に魅了される。
暗黒街のボス、Mr.ビッグも魅力的で、巨大で屈強なホッキョクグマを従える姿が印象的。ハリネズミのお尻の毛をミンクの毛と偽ったニックを恨みつつ、ジュディが娘のフルーフルーの命の恩人である(それ自体はマッチポンプ的ではおるが)事から、彼女の捜査に協力する姿も良い。
黒幕であるベルウェザーの、悪役ながら憎めない魅力も外せない。表向きは、ライオンであるライオンハート市長(声:J・K・シモンズ、吹き替え:玄田哲章)の雑用係として、キャパオーバーな量の市長の業務を背負わされている。副市長の立場は借り物同然で、だからこそ彼女は傲慢な肉食動物を悪者に仕立て上げ、草食動物が支配権を握るズートピアを計画する。個人的に、ライオンハートのパワハラ上司ぶりから、彼を貶めようとするまでは共感出来る。しかし、やはり怒りの矛先を「肉食動物」という種全体に向けてしまう恐ろしさは、悪役としての彼女の邪悪さなのだろう。
真相を暴かれ、博物館で本性を露わにして全てを語る姿も印象的。
面白いのは、ニュースキャスターのマイケル・狸山だ。日本語吹き替え限定のキャラクターとして、オリジナルではヘラジカなのに対して、オーストラリア&ニュージーランドではコアラ、ブラジルはジャガー、中国ではパンダと、国によって“ニュースの顔”が違うという試みは面白い。
【総評】
人間社会を動物達に喩え、「差別」や「偏見」という問題を浮き彫りにして描く本作は、そのメッセージ性以上に、ニックとジュディの刑事バディモノとしての魅力が炸裂した傑作となっている。
吹き替え版キャストの演技も良く、特にジュディ役の上戸彩とニック役の森川智之の演技は、ジュディとニックさながらのコンビネーションを発揮している。
その完成度の高さ、世界興収の高さにも拘らず、続編の製作・公開(Disney+でのスピンオフ配信はあり)まで約9年待つ事になってしまったが、待望の続編でこの魅力的なコンビがどんな活躍を示すのか楽しみである。
ずるいうさぎとまぬけなきつね
久しぶりに鑑賞して、こんなに素敵な作品だったと再確認した💫
個性豊かで可愛いキャラクターといろいろな動物に合わせた街並みや世界観、そしてストーリーがすーっごくだいすき!!!
警察官としてジュディが成長していくところや、ニックのメロすぎる性格に終始心を打たれる、、、
そんでもってクロウハウザーがかわいすぎる
吹替版と字幕版それぞれに良さのある作品でした
ズートピア2の方がかなり盛況のようなので、今更ながら初鑑賞しました。子供さんも大人も楽しめて、しかしストーリーとしてはどちらかと言えば大人に向けられた、今でも考えさせられる内容で良かったです。確かに続編を期待する方々が多いのも納得の作品でした。
また、字幕版と吹替版の両方を鑑賞しましたが、起用の声優さん以外にも微妙な違いが用意されていて、それも面白い要素でした。象が鼻でアイスをすくっている場面、字幕版では素手ならぬ「素鼻」と表現されているのが何ともうまいと笑ってしまいました。DVDを売っている場面でも、ジャケットの絵が字幕版(英語)と吹替版(日本語)とで違っていて、ユーモアあふれる良い工夫だと思いました。
少し前には再上映もしていたと思いますが、映画館でも見ておくべきでした。
映画の中だけでもユートピアを観たいのね‼️❓
めちゃんこ面白いじゃん!
昨日 映画を観に行った際に同日公開の『ズートピア2』が激混みで次の回もほぼ満席なのを見て興味が湧き、先ずは未見の前作を観てみました
結果、たしかに面白かった!
主人公で警官のウサギ ジュディとキツネで詐欺師のニックが協力し世間を騒がせ震撼させる犯罪の真相を追うストーリー、テンポが良く、映像もスピード感があって小気味いい
そしてディズニーの王道をいく無情の愛と勇気がもらえる普遍的なテーマ、終始 楽しくて見応えのある作品でした
『ズートピア2』の劇場予告編では日本語版が前面に出されていたのでこっちも日本語版で観ました
ジュディのCVの上戸彩さんがキャラクターのイメージ通りで完璧、声の質も張りもすごく良くて最高に魅力的、ニックのCVの森川智之さんは言うまでもなく◎、2人の元気いっぱいなノリノリの演技が痛快で観ているこっちもメチャクチャ楽しかった
全然マークしてなかったけど、2を観に行こうと思います
予想以上の出来栄え点。
一生見る事のないタイプのアニメだと思っていたけど‥おいおい、これメッチャおもしろいやんけ😳
何よりも毎回見せられる2の前振り宣伝ムービーで上戸彩の何ともやる気の無さそうな(勝手な個人的感想でした笑)感想ショットも、作品つまらんからいやいや宣伝してんのがバレバレやわ~とか思いながら見てたのも原因でした・・・・が、しかし、これメッチャ面白い。最初、当初から苦手なリアルぬいぐるみみたいなアニメがダメだったんだけど、途中から全く気にならなくなり何と途中で目頭まで熱くなる。これはもうもちろん小さなお子さんにも見て貰いたいのは勿論の事、またご家族一緒に見るのもいいけど、何よりも大人一人で見ても感動と、そう間違いなく満載のカタルシスの波にのまれること、間違いなしの傑作であった。
理想と現実を越えて、ただジュディとニックが愛しい
感じたことメモ
全体的に面白かった。
ジュディのあの記者会見を聞いても、友達でいるニックの心の広さが羨ましいな。
ニックにトラウマがあるのを分かってて、考えなしにあの場で話しちゃう感じとか、後で反省するけど、当初はそれを単なる事実として話しただけという認識でいる感じ、話すことでどうなるのか考えて話してない感じが、ちょっと無理。デリカシーどうした。
まあ、あれがないと話は進まないからしょうがないんだけど。
どんな関係も失敗は付きものだけど、これは無理っていうラインあるよね…
それとも、それを越えるからこそ仲良くなれるのかな
ジュディが悪いウサギだとは思わない。
でもニックは本当良いキツネだ🦊🐰
シンプルイズベスト
凄く面白くてちょっと考えさせれたアニメ
さすがディズニー!これぞディズニー!
■ 作品情報
監督はバイロン・ハワード、リッチ・ムーア。主要キャストは、ジュディ・ホップス役にジニファー・グッドウィン、ニック・ワイルド役にジェイソン・ベイトマンなど。イドリス・エルバ、ジェニー・スレイト、ネイト・トレンス、J・K・シモンズ、シャキーラらが名を連ねる。日本語吹き替え版では、上戸彩、森川智之、三宅健太、竹内順子、高橋茂雄らが担当。脚本はジャレド・ブッシュとフィル・ジョンストン。製作国はアメリカ。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ制作作品。
■ ストーリー
肉食動物と草食動物が共存する大都会ズートピアに、ウサギ初の新米警察官ジュディ・ホップスが着任する。故郷の田舎町から「世界をより良くしたい」という夢を抱いてやってきたジュディだが、警察署長であるスイギュウのボゴに駐車違反の取り締まりを命じられ、理想と現実のギャップに直面する。そんな中、肉食動物が連続で行方不明になる事件が発生し、ジュディは48時間以内の解決を条件に捜査を担当することになる。彼女は、ひょんなことから出会った詐欺師のキツネ、ニック・ワイルドを半ば強引に相棒として、事件の真相を追うことになる。性格も体格も正反対の二人は、ズートピアの裏に隠された巨大な陰謀と、動物たちの間に根深く存在する偏見や差別の問題に直面していくことになる。
■ 感想
単なるアニメ映画の枠を超え、大きな感動と興奮を与えてくれる素敵な作品です。新米警官ジュディの成長物語と本格的な警察ミステリーが見事に融合しており、最初から最後まで目が離せません。
序盤、組織内で突っ走ったり、アイス屋の店主やニックを半ば脅したりするような彼女の行動には、正直共感しきれない部分があります。しかし、これこそが彼女の未熟さを示す出発点であり、後にニックとの絆を育むための重要な伏線だったのだと、物語が進むにつれて深く納得します。この二人が困難を乗り越え、しだいに互いを信頼し合うバディムービーとしての側面も、心温まる魅力に満ちています。
また、差別や偏見、努力の大切さ、異種族共存などの多岐にわたるテーマを巧みに織り交ぜている点もすばらしいです。これだけの要素を見事にまとめ上げ、さらに至るところに散りばめられた伏線を鮮やかに回収し、最後には衝撃的などんでん返しまで用意している脚本が秀逸です。どの切り口から観ても、新たな発見と感動があると思います。
映像表現もまたすばらしく、動物たちがそれぞれの種族の特性を生かしたキャラクターとして、いきいきと画面を駆け回る姿は、見ているだけで心が躍ります。中でも一番のお気に入りはナマケモノのフラッシュ!あの表情と会話のテンポには思わず笑ってしまいますし、最後の最後にいい仕事をしている点も最高です!
本日いよいよ続編が公開となりますが、これはもう期待するしかありません。今から観るのが本当に楽しみです。
ズートピアは楽園どころか?ディストピアだった‼️
ウサギのジュディの幼い頃からの夢。
自分たちの住む田舎町ではウサギは人参を作って売るしか能がないと
思われてる。
ジュディの親はそれに満足して、殆どのウサギたちはそれに甘んじている。
350キロ先のズートピア(ZOO +ユートピア)は楽園で、
《何にでもなれる‼️》がスローガンの街です。
文明も進み差別も無く豊かな土地。
そして15年後、ジュディは憧れの警察官にウサギとして初めて
なるのでした。
新米のジュディに与えられた任務は、駐車違反の取り締まり。
《働いて働いて働いて働いて働いて、》
駐車違反を1日で226件滴発・・・庶民の敵だぜジュディ‼️
ジュディがやりたいのは今起こっている大事件。
ズートピアでは、肉食動物14種類が行方不明(失踪?誘拐?)した
大事件が起こっているのです。
差別も虐めも、権力の腐敗も、恐ろしい陰謀も、
なんでもござれのディストピアが、ズートピアの現実でした。
しかしジュディはウザいくらい上昇志向がと正義感の強い
ヘコタレないウサギです。
■
ここからはネタバレです。
◆
肉食動物を嫌った権力者(高い地位にある意外な動物)は、
肉食動物の絶滅or無力化を策略しています。
肉食動物に麻薬効果(それを与えると凶暴化するという花のエキス)を
発射して与えて秘密施設に隔離して、殺そうと企んでいるのです。
黒幕は見て頂くとして、実に恐ろしくて怖い話ですね。
◆
警官の規則を全く守らないジュディが手を組むのは、キツネの詐欺師🦊ニック。
彼はズートピアの常識を良く知っている大人でいい奴。
ジュディとニックの活躍で、失踪(誘拐)事件は無事解決、
目出度し、目出度し。
ニックもキツネの第一号の警察官になりジュディとバディを組む事になります。
これが9年前の「ズートピア」の大まかな内容です。
今見るとこの約10年で世の中が変化した印象を強く受けました。
ジュディは疑うことを知らない猪突猛進の出世主義者だし、
頑張りすぎるところが、ウザいです。
小動物(ウサギヤリスのような)は、問題外に軽く見られてるし、
キツネは狡いものと決めつけてるし、チカラの強いものが
のさばっているし、権力者は腐敗しているし、理不尽で愛のない社会。
と、言うことは、今と同じではないでしょうか⁉️
多様性なんて言葉も出てきませんし、
「ズートピア2」でどんなな社会的変化がSTORYに生かされるのか?
興味津々ですね。
分断を煽り、己の支配力を強化したい誰かさん。
ディズニー映画と言えば、毒にも薬にもならない万人受けする映画ばかりでつまらないと思っていた。人種問題を扱った「タイタンズを忘れない」にはがっかりさせられたものだが、本作は予想に反してエンターテイメントとしても社会風刺ドラマとしても大変良くできた作品だった。
まさに人種差別問題渦巻くアメリカの今を描いている。一見、愛らしいキャラクターたちが画面狭しと活躍しまくるが、根本的な本作の主題は重々しい現実的な問題である。
本作の登場キャラクターはすべて擬人化された動物たちで、人間のように進化した動物たちが文明社会を築きあげ、草食動物、肉食動物はもはや補食し補食される関係になく互いが共存している。そんな理想郷のようなズートピアが舞台だが、理想郷と思われたズートピアにも現実社会同様に問題があった。
ズートピアでは誰もがなりたいものになれるといった、まさにアメリカンドリームを謳いながら現実にはウサギが警官になれるわけがない、狐は狐の街の店でアイスを買え、などと人種差別ならぬ動物差別が当たり前のように蔓延している。
極めつけは本作の黒幕が肉食動物は野性的本能ゆえに文明社会になってもその本能から狂暴になるという一種の偏見を利用して分断を煽り、ズートピアを意のままに支配しようとするところである。肉食動物はさしづめ現実社会での有色人種といったところか。
この黒幕は本作の公開時には未だ存在しなかったトランプ大統領のようであり、この点でも本作の先鋭的な脚本は見事というしかない。
けちのつけようがない本作だが、しいて言うなら、ズートピア内でも草食動物が肉食動物に対して生理的に嫌悪感を持っていることが伏線として描かれていれば黒幕の唐突感は少なかったかも。
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可愛さの中に現実の縮図がある
『ズートピア』は、社会の縮図を映しながら、レイシズムへの批判やアンコンシャス・バイアスに鋭い視点で踏み込む、思ったよりも社会派な物語だ。可愛らしい動物たちの中で、そのテーマは強い存在感を放ち、犯人がまさかあの動物だとはという展開も鮮やかに決まる。
夢を追い続けるジュディは周囲を巻き込み、いつだって明るく前向きに、かつ大胆に歩んでいく。ポップで可愛らしく仕上げられているので視聴する側も落ち込みすぎず見れる。そんな逞しいジュディの姿に希望を見出す事ができるんじゃないかな。
先に『ビースターズ』を観ていた私としては、かなりよぎる部分もあったが、全く異なるテイストで楽しめた。動物たちは理性が人間ほど強くないため、どうしても冷たい目で見てしまう瞬間もある。しかし、この物語はその微妙な絶妙なラインの中で、ファンタジーとして楽し無事ができる。子どもも大人も心が洗われる希望を描ききっている。
動物のイメージをうまくつかった作品
続編がでるらしいので今更ながら観た
ズートピアという動物たちが共生する街があるが
建前は素晴らしい街ということだが
実はいたるところに偏見があるということが描写される
初めてウサギの警察官になったジュディが
本格的な捜査をさせてもらえないので
認めてもらうために奮闘するが
ここらへんが野心を抱いているように見える
そこで出会った詐欺師のキツネのニックと協力をして
事件を解決しようとするが
肉食獣が凶暴化して、草食獣を襲うという偏見が蔓延し
そのためジュディは警察官を辞めてしまう
その後、凶暴化の本当の原因が花の成分であると見つけ
黒幕が羊の市長であることが発覚し事件は解決する
ニックもキツネ初の警察官となり物語は終わる。
全体的に肉食獣、草食獣の関係は
ジェンダーや人種のメタファーかなと感じた。
ズートピアの建前と現実は乖離している
動物についてのイメージをうまく利用した作品のように見える
サイズが違う動物が多いので
どのように生活しているのか考えてしまう
ディズニーのポリコレを意識した作品のなかでは
うまくいっているように思った
偏見を超え、挑戦し続けるたくましい姿を描いた作品!
動物たちが共存する大都会を舞台とした作品。
誰もが無理だと笑った夢を実現していく姿、そして偏見を乗り越える力を描いたディズニー映画です。
主人公のジュディ・ホップス(ウサギ)は、警察官になるためにズートピアで奮闘します。彼女の前に立ちはだかるのは、警察官としての責務だけでなく、種族間の偏見や先入観といった現実との葛藤でした!
途中から出てくる詐欺師のキツネとのコンビは、ユーモアさがあり共に力を出し合うことで成長していきます。このストーリーがまさに子供から大人まで誰もが共感できる作品となっているのだなと観ていて感じさせられました。
ポップに描かれながらも、偏見や差別といった深い社会的テーマが織り込まれており、大人が見ても考えさせられることが多かったです。
この作品も、時代を超えて愛されるベストセラーとなることでしょう。
夢を追い続けることの大切さ、他者への理解、挑戦する姿勢の凄さを実感する作品でした。
家族と、友人と、もしくは、一人でも楽しめる作品でしたので
まだ見たことない方は子供向けだと思わずに観覧してみてはいかがでしょうか?
タイトルなし(ネタバレ)
ストーリーがちゃんと動物である必要性があって素晴らしい。草食動物と肉食動物の関係、野生に戻る、キツネは化かすなど動物が主役であることによって可能になるお話だったのでとても良かった。
私服のジュディ可愛いし、ニック好き
うさぎの点数稼ぎにしか見えない…
全598件中、21~40件目を表示













