劇場公開日 2016年4月23日

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「「人種・民族・宗教・肌の色・言語」などの多様性」ズートピア Michiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0「人種・民族・宗教・肌の色・言語」などの多様性

2016年5月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

難しい

当該作品は、先々週公開され、週末興行成績は、2週連続2位でした。

沢山の映画を観ても、他人に薦められる作品が少ない昨今、
流石、Disney!自信を持ってお薦めできる作品でした。
ただし、
アニメのイメージと異なり、大人用の内容になっていますので、
小学生高学年以上でないと、理解できないと思います。
お孫さんをお連れになる際は、気をつけて下さい。

生体の大きさや、肉食・草食にかかわらず、動物たちが共に暮らすズートピアで、
ウサギの新米警官とキツネの詐欺師が隠された衝撃的な事件に迫る
ディズニー映画最新作で、「夢を信じるあなたにエールを贈る」、がサブタイトルです。
しかしながら、
本当は、「人種・民族・宗教・肌の色・言語」などの「多様性」を受け入れる必要性を
訴えたかったと思いました。

ズートピアでは、ある問題が発生し、
90%を占める草食動物(Majority)が、10%の肉食動物(Minority)を不審に思い
排除しようとするのです。

Globalizationとは、時にMajorityがMinorityを潰しにかかります。
政治的にも、経済的にも、文化的にも。
例えば、「クジラやイルカ」問題も、Minorityの日本は不利な立場に立たされています。
そうです、ズートピアは、正しく、現代の世界そのものなのです。

[PS]
ファミリーに観てもらいたいという作成側の気持ちも解りますが、
「吹き替え」だけで、「字幕」なしは酷い。。。
でも、上戸彩の吹き替えは、見事でした!
最新3Dアニメは、凄く綺麗です。毛並みまで、本物の様でした。

Michi