「ただのディズニー映画じゃないです。」ズートピア のんさんの映画レビュー(感想・評価)
ただのディズニー映画じゃないです。
小さな頃から教えられる物語は、
心優しい主人公と、
そんな主人公を騙す悪役がいて。
主人公は悪役のせいで、
色々大変な目にあうんだけど、
物語の最後には悪役がこらしめられて、
主人公が幸せになる。
そんな物語。
それは、
正直でいなさい。
人に親切にしなさい。
悪いことをしたら、最後にバチが当たる。
なんて、子どもへのストレートな教え。
悪役を押し付けられたものたちの、
事情なんて御構い無し。
物語の中の悪役や、
親が子どもに教える偏見の目は、
大人になっても植え付けられたままで、
それは、差別やいじめへと繋がっていく。
注意する事は確かに大事だけど、
それを差別につなげてはいけない。
人を見た目で判断しちゃいけない。
まずは相手の心を知ろうとすること、
それからどうするのかは自分で決めること。
誰かと共に生きている世界の中で、
1番大切な問題をテーマにした、
素晴らしい映画でした。
子どもの教育のためじゃなく、
これから親となっていく世代の人に、
見てもらいたいなと思いました。
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