「中途半端な暴力シーン」殺されたミンジュ ちゅうみぃさんの映画レビュー(感想・評価)
中途半端な暴力シーン
女子高生殺害事件の復讐の連鎖の様相を呈するギドク監督作品ですが、国家の闇に起因するところが大きいのでしょうが、一概に国や社会のせいにできないというかピンと来ない不条理さが痛かったです。
あの生々しく衝撃的だった「嘆きのピエタ」ほど心奪われるものを感じないのは、ぬくぬくした環境にいるせいだからでしょうか。
オリジナリティの高いギドク作品には、激しさのなかにも、何らかの解放や愛、絵画的に美しい絵を、どうしても期待してしまいます。
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