劇場公開日 2014年12月20日

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「面白かったです」ガガーリン 世界を変えた108分 コーヒービートさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0面白かったです

2025年5月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

世界で初めて宇宙飛行を行った、
ソビエトのユーリー・ガガーリンの伝記映画です。
発射台に他のパイロットたちと向かうガガーリンが
半生を回顧するという冒頭はベタですが、それなりに意味があります。
宇宙空間ではCGが多用されています。こういう場面でこそCGは
活きるのであり、なんでもCG処理するのはまずいと思う。
ラスト近く赤の広場で成功を喜ぶモスクワ市民のシーンは
エキストラを使いロケしたのでしょう。
この宇宙飛行からわずか30年後にソビエトが潰れるとは
誰も思わなかったろうな。

話は、ソビエト崩壊がなければ世に出なかったであろう
エピソードに満ち溢れているので、
当時を知る人にはそのあたりをチェックするのも面白い。
観客は「社会主義祖国」にあこがれを抱いていた世代が
多かったです。

日本ではソビエト=ロシアには嫌悪感を抱く人が多いので
あまりヒットしませんでしたが、イデオロギー抜きで
楽しめるお勧めの一作です。DVDも出ました。
(2015年1月 有楽町にて鑑賞)

コーヒービート