エレファント・ソングのレビュー・感想・評価
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惹きつけられなかった
グザヴィエ監督作ではありませんが、グザヴィエ目当てで鑑賞しました。旬のグザヴィエが観ることができる位しか良い所はありません。
まず、精神疾患であるマイケルの狂気や悲しみにイマイチ感情移入することができませんでした。彼は言葉で私達を翻弄しようとしますが、乗り切れなかったです。
また、両親への愛を渇望する背景が突拍子がなさすぎて、「さすがにそれはないだろう」と思ってしまいました 。
決して普遍的な作りにして欲しい訳ではありませんが、頭でっかちな思春期の子供が考えた様なストーリーに思えてしまいました。原作は戯曲とのことですが、こちらも同じ様な作りか観てみたい気もします。
ラストも拍子抜けというか、もう少し策があったのでは?「精神構造」がテーマなのに、痛みの作り込みが甘かったです。
映像がキレイでした
ドランが美しいだけの映画
サスペンスというには謎解き部分がいまいちだし、心理ものにしては不穏さが足りないしで、映像とドランの美しさがほとんど全ての映画。あと15分程度長くして、もっと掘り下げるべきところを掘り下げることができたんじゃないかなー。ということで星は2.5です。
グザヴィエ・ドラン演ずる精神患者マイケルの愛を求める心理描写とその...
愛を渇望して愛に翻弄される人々を描いた作品。
姿を消した精神科医。
鍵を握る精神病棟の患者。
行方を探ろうとする院長。
彼等の駆引きを通して徐々に状況が見えてくる。
冒頭から充満する不穏感。
情報が制限されて状況が殆ど見えない。
と同時に小出しにされる情報も不穏感を煽り。
全編通して不穏感を楽しむことが出来ました。
俳優の演技も良かった。
愛を渇望するが故に愛に翻弄される人々が巧く表現されていました。
患者マイケルを演じるグザビエ・ドラン。
良い意味でも悪い意味でも純粋なマイケル。
掴み処の無い、底の見えない哀しい怪物を怪演。
院長を演じるブルース・グリーンウッド。
社会的地位を持ち体面を気にする院長。
小出しにされる虚実入り混じった情報に惑わされ右往左往。
併せて彼自身も家庭に問題を抱えて、愛を渇望している。
固い顔と柔らかい顔の使い方が絶妙でした。
惜しむらくはテンポ感と展開。
話のテンポが少々悪く話運びが散漫。
話が細切れにアッチコッチに動き。
常時充満する不穏感は行き過ぎれば疲労感に。
思わせぶりの場面の連続で集中力が摩耗しました。
また終盤の展開も残念。
風呂敷の強引な畳み方に納得感が薄く全体的に残念な印象になってしまいました。
愛を渇望して愛に翻弄される人々を描いた本作。
注目を集めるグザビエ・ドランの新作。
今後の事も考えれば観ておいて損は無いと思います。
オススメです。
旬のドランにはジャストタイミングな作品!
うーん…
揺さぶられた
すごく心を揺さぶられた。
最初は、マイケルの心理を解き明かしていくサスペンスかと思ってたけど、実はグリーン先生と看護師長の心の傷を癒していくお話だと感じた。
姪っ子が病院に来てからは、先生と市長の中でマイケルと死んだ娘が徐々に重なって、マイケルを再生させようとするシーンで完全に両者は同一となり、2人は2度も子供を失う体験をしてしまう。しかし、その過程で2人はお互い相手の追体験をすることでようやく理解し合える、というか許しあえる。
そこがあまりに悲しくて、最後のシーンでは涙が止まらなかった。
今年文句無しのナンバーワン作品。
寂しがり
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