リピーテッドのレビュー・感想・評価
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ナイスアイロン
クリスティーン、40歳、記憶喪失。
一旦眠りにつくと、昨日のことを忘れ20代の頃まで記憶が戻ってしまう。
担当医師に渡されたLUMIXを頼りに昨日までの自分を思い出し、なんとか記憶を取り戻そうともがく。
「アヒルと鴨のコインロッカー」でも使われたような叙述トリックを映像化。
こいつが怪しいな、あ違うのかな、やっぱりそうか、という映画。
大体想像は付くが、マイクが偽の夫を演じるという方法を取らざるを得なかった確信の説明が不足しておりすっきりしないし、記憶喪失の設定をもう少し活かしてハラハラドキドキをもっと展開させたり、もうちょっと織り込んで2時間の映画にしても良かったのでは??
そんななかでも一番の見処は、標題の通り。
マイクに足首を捕まれ強い力で引っ張られるうつ伏せのクリスティーン。
10㎝ほどの隙間の空いたクローゼットに手がかかるも、蝋の聞いた引き戸はマイクの力に抵抗することなく実に素直にオープンした。しかし、そのクローゼットに待ち構えていたのは、eye of the tigerを纏ったエイドリアン、カリフォルニア地獄のsixty、編み物が得意な刑事、すなわち鋼鉄製のアイロンが待っていた。
「オレに何か用かい?」
彼は何とも頼もしげなようすでクリスティーンに問いかけた。
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あと、最期に出てくる少年アダムの生え際が心配だ。
彼はブルース・ウィリス、ニコラス・ケイジのような大物の風格を頭部に秘めている。
ラストがな~
もともとの事件が事件なのでサスペンス度はグッと下がっちゃいますけど
犯人がわかってから(というか配役で最初からうすうすわかるんだけど)見直すと、コリンファース演じるベンの壊れ方が凄くうまいなあと思っちゃいます。
多くの方が評価しておられるようにこの映画は内容よりも俳優さんたちの演技を楽しめばそれで善しとするべきでしょう
しかし、本物ベンはちょっとなあ~
クリスもちょっとがっかりしてたように感じたのは私だけでしょうか
翻弄された!
1日しか記憶が持たない記憶障害の女性が、真実を突き止めていく話。
内容としてはとても面白い。初見では誰が本当で嘘なのか全く分からなかったと思うので、全体的に目が離せない作りになっている。これはサスペンス?映画だと思うが、暴力的な怖さではなく、実に犯人というか人間の怖さをうまく表現していると感じた。サスペンス映画によくある上映時間が長いということもなく90分で収まっていて見やすい。故に少し進みが順調と感じる人もいるかもしれない。
コリンファースは何を考えているのか表情から全く読みとれない。この映画に的していると感じた。
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