劇場公開日 2015年4月10日

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「確かに期待値が高かったのは確かだけれど…」バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0確かに期待値が高かったのは確かだけれど…

作品としての評価とは別として、個人的に不完全燃焼だったのが残念だった一本。

「宣伝が上手い」と言ったら適切か…

とはいえアカデミー賞作品なのは伊達では〜なく。
物語作り、俳優の演技、映像(&編集!)、音楽(ドラム!)など本当に素晴らしい。
マイケル・キートンの草臥れ感も素敵だったし、今さら?!な感じで騒がれるエマ・ストーンの素晴しさ…
ビッグバンなみに光るあのラスト!涙
どこをどう切っても、やはり新たな名作。

なのだけれども…

カタルシスが薄いんだよね、コレが!涙

同音異工の「レスラー」で流れた涙も無ければ。
別視点からの同モチーフの「ブラック・スワン」の喰い潰されるような不穏感も無し。

とこんなコメントをするような、評する行為自体が劇中で否定されているのだか、それでも…

総じて「軽い印象」のが残念だった作品。

アカデミーと、大宣伝で観に行ったお客とか、本当に狐につままれるか怒って帰って来るんだろうな…

レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ