「長回しとBGMが秀逸」バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) tabletapさんの映画レビュー(感想・評価)
長回しとBGMが秀逸
なんといってもカメラの長回し風の撮影が秀逸だ
効果的に長回しが使われているため臨場感は半端ではない
それでいて演出も抜群、役者の演技も完璧
BGMのドラムも効果的、極めてハイクオリティな作品だ
ストーリーもとてつもなく魅力的
落ち目の役者が返り咲こうと四苦八苦、結果的に大成功を収めていく
苦労した末のサクセスストーリーは視聴後のカタルシスが大きい
主人公の独白が前半多くでてくるが、これによって主人公が妄想の中なのかまっとうな考えで動いているのか観客は判断できる
だが、後半に進むに連れ独白が少なくなり、観客は主人公の心の動きを行動から予測するしかなくなる、
この演出も効果的だ、だからこそ終盤の行動が衝撃的になる。
良い映画はやはり終幕も素晴らしい
想像の余白を残した幕切れは本作を傑作たらしめている
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