「無知を思い知り、平和を祈る」アメリカン・スナイパー ヒカルさんの映画レビュー(感想・評価)
無知を思い知り、平和を祈る
この物語がつい最近の出来事と知り愕然としました
主人公はもちろん、イラク戦争の悲惨さ、この時代に数百人を射殺した人間が英雄視されている驚くべき事実…
世界情勢に余りにも無知な自分が恥ずかしくなりました
本題です
主人公は国を、家族を、仲間を守る為に躊躇いなく敵を射殺します
敵と見なせば子供すら殺しますが、次第に心を病んでいきます
冷徹に見える彼がちゃんと人の心を持った「人間」であることにホッとしましたし、また、心を取り戻せた時にも心底ホッとしました
(欲を言えば、この辺りの過程をもう少し丁寧に描いて欲しかったです)
もし彼の父の教えが無かったら、もし射撃の才能が無かったら、彼はどんな人生を生きたのだろうか
全く彼に共感は出来ませんが、彼のような切ない人生を歩む人がいない世の中になることを願わずにはいられません
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