「さすがイーストウッド」アメリカン・スナイパー ジンジャー・ベイカーさんの映画レビュー(感想・評価)
さすがイーストウッド
前から見たかった作品でやっと鑑賞できた。イラク戦争において伝説と呼ばれた男の戦中、そして戻ってからの苦悩を描いている。
この作品はアメリカにおいて、賛否両論で批判する人も多かったようだが、それはその人の戦争に対する考え方による問題で、素晴らしい映画であることは間違いないと思った。あまり、派手な演出を行わず生々しいリアルを描写したクリント・イーストウッドはもちろん、ブラッドリー・クーパーの迫真の演技とシエナ・ミラーの情の溢れる演技は素晴らしかったと思う。イーストウッド作品のラストのシーンの描き方が個人的には好きで、今作品もラストシーンとクレジット含めてとてもと良かった。
イーストウッドの戦争への考え方がどうなのかは知らないが、クリス・カイルという"伝説"と呼ばれた男の生き方を描いた映画としては申し分なく、素晴らしい歴史に残る映画であることは間違いないと思った。クリント・イーストウッドとブラッドリー・クーパーに賛美したい。
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