「イーストウッド監督の名作・・」アメリカン・スナイパー 亮一君さんの映画レビュー(感想・評価)
イーストウッド監督の名作・・
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この映画は賛否両論あるようだが、間違いなくクリント・イーストウッド監督の名作だ。クリス・カイルが実在の人物であるだけでなく、21世紀の戦争の悲惨さを事実に基づいて描いている。アメリカ人の神・国家・家族に対する考え方を深く掘り下げている。クリスが自分に葛藤しながら射殺するシーンは奥深い。祖国に残した妻のタヤとは家族についての考え方で少しずつすれ違ってくる。4回目の戦闘でタヤに電話して「Go back home」と叫ぶシーンは思わず涙を誘う。砂嵐の中、どうにか仲間と帰国したクリスは、すぐに帰宅出来ずバーで時間を費やす。そして退役後、精神を病んだ男に射殺される。レジェンドの最期は余りにもあっけなく悲しかった。実在したクリスに今のアメリカのテロとの厳しい闘いをみる。2013年に亡くなったそうだ・・日本人も安保法制に揺れる今、観るべき戦争映画だと思う。
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