「ただの戦争の映画ではない」アメリカン・スナイパー w.sさんの映画レビュー(感想・評価)
ただの戦争の映画ではない
クリント・イーストウッド監督による実在クリス・カイルの姿を描いた映画。
「伝説」と呼ばれた英雄の戦争映画だけではなく、その裏にある人間ドラマが奥深い。戦争の残酷と人間の苦悩がとても生々しく描かれている。
クリント・イーストウッドとジェイソン・
ホールは「戦争の犠牲を描いている。兵士が払っている代償と彼らを戦地に送り込むとき何を奪っているかの話」だと語る。
武器を手にすれば子供でも容赦なく撃つのがスナイパーの使命であり、戦争。しかし子を持つ1人の父でもあるがため、撃つ撃たないの葛藤に緊張した。
また、ブラッドリー・クーパーの鍛え上げられた身体と戦争の使命感と家族との間での揺れる役作りが素晴らしかった。
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