「どう受け止めるのかは人それぞれ」アメリカン・スナイパー nok0712さんの映画レビュー(感想・評価)
どう受け止めるのかは人それぞれ
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米軍史上最強の狙撃手の生涯を描いた映画。
単なる戦争映画ではなく、恋人たちの話でもあり、家族の話でもある。
ユーモア溢れウィットに飛んだやり取りが多く、彼らの人間らしさに心を奪われる。
とても明るく、微笑ましく、だからこそ胸が締め付けられる悲しい映画になっている。
こんな映画が撮れるイーストウッドは本当に素晴らしい。
無音のエンドクレジットが、家族との幸せなこれからを失った彼のなんとも言えない思いを醸し出しており、また観た人に対して何かを考える十分な時間を与えている。
悲しげな弦楽器や誇らしげな太鼓も無い。あくまで中立に、「お前は一体何を感じたんだ?」と問い掛けてくる。
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