「一人の兵士の物語」アメリカン・スナイパー GOTRさんの映画レビュー(感想・評価)
一人の兵士の物語
ただの戦争映画では無く、それ以上に戦争に行った兵士の心情とその周りの人の心情がより一層この映画を良くしたと思う。
仲間のために引き金を引いて人を殺して、仲間を救っいるとはいえ人を殺しているということに変わりはなくて、救われた側からしてみれば英雄かもしれないが他人からしてみれば決してヒーローではないように思えるけれど、この映画の中ではけっして戦争を賛美しクリスを英雄にしているわけではなく、反戦であるというのがとても伝わってきた。
ブラッドリー・クーパーの存在感がとても凄かった。
以前観た作品ではあんなにも大きな体ではなかったから、この作品ではとても迫力かあってただただ圧倒的な存在感でとても現実味を与えていたと思う。
全編を通して常にいろいろと考えさせられたし、観ていて辛いシーンも多かったけれど、目を背けてはならない現実でとても深い作品になっていた。
どれだけ戦争で戦ってきても、その最中でも最期まで父親であることを忘れていなかったのはとても感動した。
ほんとうに身近にはない話のようだったけれどとても考えさせられる話だった。
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