イニシエーション・ラブのレビュー・感想・評価
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2回目でも、だから、とにかく好きな映画
公開した時に映画館で見て、絶対もう1回見なくては、と興奮して数年が経ち、primeVideoで再び鑑賞しました。
side…A side…B 関係性をわかった上で見ると尚更に見応え充分でした。
映画館での初見じゃ、服装で気付くは出来なかったなぁ。
女優なってからの前田敦子さんは、魅力増し増しです。
タイトルなし
原作は2013年頃に読んだ。2015年に映画化される事を知った時、活字ならではのトリックが特徴的なコノ作品を、どのように映像化するのか凄く気になってはいたが、邦画嫌いを理由にズルズルと先延ばしにしていたら公開から9年も経ってようやく観る事となった。
そうきたか〜。閃いた人は天才だわ。
役者陣の演技も総じてレベルが高くて驚き。前田敦子さん、見くびってました。ごめんなさい。
コミカル仕立ての作風だったが加減も良く楽しめた。
冴えない男が自分磨きして美女と付き合うラブストーリーかと思いきや…
アマプラ漁ってたら「あなたは必ず2回観る」の宣伝文句が気になったので鑑賞。そして俺は見事に騙された。ちなみに原作は読んだことがない。
この感想も『イニシエーション・ラブ』の2回目を流しながら書いている。
冴えない男が自分磨きして美女と付き合うラブストーリーかと思いきや…最後に裏切られた。まさか鈴木が二人いるとは思わなかったなー。ラストは松田翔太とマユが予約したホテルで再会して、「予約わすれてなかったよ、たっくん♪」、めでたしめでたしかと思ったのに。ブ男がイメチェンして、松田翔太にカッコよく生まれ変わったのかと思って観てたわ。見事最作者の罠にハマった。インパクト強すぎてまだ余韻が残ってる、しばらく残りそう。
二股VS二股のクズクズ対決。松田翔太だけがクズかと思ったらマユもやばかった。前田敦子の男に媚びる演技が悪女感丸出しでリアルだった。こえーなー。
名前間違ちゃうのはありがちだから共感、ふとした時に呼び間違えちゃうんだよね。俺も行為の最中に呼び間違えて萎えた苦い経験があるわ。マユが二人の鈴木をタっくんで統一するのは上手いと思った。夕樹の夕をカタカナのタに見立てて、タっくん呼ぶのはナイスアイディア。俺も参考にさせてもらいます。間違っても行為の途中で呼び間違えることがないように。
イニシエーションーそれは通過儀礼。
俺にとってのイニシエーション・ラブは高校時代の彼女だろうか。今まで付き合った女の中で一番長く付き合ったし思い入れも多い。
二人の鈴木の気持ちに共感した。付き合いたての頃の俺は夕樹みたいに彼女に気持ちが一着線だったけれども、付き合って時間が立つうちに松田翔太に感情移入した。だんだんと彼女が子供っぽく見えてウザくなってくるのよね。ノリとかテンションに合わせるのが苦痛になってくるというか。服の買い物のとかカニピースとか社内でコーラこぼすシーンはウザくて松田翔太と一緒にイライラしてた。そんな時に対象的な大人っぽくて美人系の石丸美弥子が現れたらのりかえちゃうよね。
イケメンだけど女性の気持ちが分からない男、ブスだけど女性の気持ちが分かる男、マユは対象的な二人の男と付き合って完璧な恋愛を目指していたのだろうか。だとしたら恐ろしい女だ。二股するなんてなんてクズ共だ、俺はそう思っていた。しかし、冷静になってみると一概に二股を悪と決めつけるのはよくない気もしてきた。
マユが対象的な二人の男と付き合い心の隙間を埋めていたとしたら? もしブス男とだけ付き合ってたら、釣り合ってないと冷やかす周りの目に耐えられなくなったかもしれない。もし松田翔太とだけ付き合ってたら、子供を堕ろしたときショックのあまり自殺してしまっていたかもしれない。両者と付き合っていたことでバランスを保っていたのではないだろうか。そう考えると一人の人と付き合うよりも、対象的な二人を両手に二刀流のほうが恋愛は長続きしそうな気もしてきた。
俺の恋愛は長続きしたことがない、一番ながくて1年未満くらいだ。二股したことないけれど時間とお金に余裕ができたら二股してみたいと思う。二股のほうが長続きするのか、恋愛がうまくいくのか実験してみたい。
原作厨でも大丈夫な映画だと思う
こちらは昔原作小説を読破済でしたが、気になって視聴しました。
叙述トリックを使った小説だったのでどういう構成で映画が作成されるんだ?と思って見ていたけれど、
きちんと話が繋がるところも丁寧に描かれていて良かった。前田敦子がめちゃめちゃ可愛かった。
どんでん返し好きにはおすすめ
原作未読。どんでん返し映画好きの家族に勧められて視聴。
一生懸命伏線探しながら見たけど最後まで確信に至らず、見事に騙されました。思い返せばちゃんとヒントあったよなぁ。
まさか唐突なズボンの話題が伏線だったとは。。。
ずっと同情しながら見てたのに、完全に「おいおいお前もか」って感じ。
気軽に楽しめるのでどんでん返し好きならぜひおすすめします。
やっぱり映像化は難しい
なぜか急にオススメに出てきて、そういえば見てなかったし、原作を読んだのは遠い昔でたぶん忘れている部分も多いし、再読の気分で鑑賞。
叙述トリックものの映像化はやっぱり難しいんだなという印象。
原作が手元にないので未確認だが、読んでいたときsideAの鈴木はガリガリで前髪が長いビン底メガネ君をイメージしていた記憶があるので、冒頭から鈴木Aの太っちょ設定に驚いた。個人的に、太っている方が生理的に苦手で、太っちょ鈴木に感情移入できなかったのが自分の中で評価が低い主な原因だと思う。ガリガリ鈴木なら「ピュアでカワイイなぁ」と思えたことが、太っちょ鈴木に対しては「気持ちわるっ!」てなってしまった。なんという偏見。
しかし、sideBの鈴木=松田翔太さんと同一人物だと錯覚させるために必要な設定変更だったんだとも思う。太っていて冴えなかったけど痩せたら実はイケメンだったというのはよくある設定だし、実写では別の俳優さんが演じることも多いから、そういう演出だなって誤認させることができる。叙述トリックを映像化するための苦肉の策だったんだろう。
ラストの時系列を並び替えてダイジェストで種明かしするところは親切だし、映像化ならではの演出なのでよかったと思うが、鈴木Bが静岡に戻ってきちゃって鈴木AとBが鉢合わせしてしまうのは蛇足。イニシエーションラブとは??おまけにそのシーンで繭子が鈴木Bを「たっくん」と呼んでしまったので、余計に主題から離れてしまったように感じた。
SideBで痩せたよなあ!
正直どんでん返しなやつに飢えていたので、キャッチコピーの
「最後の5分全てが覆る。あなたは必ず2回観る」
につられて見てしまった。
確かに、途中まではだまされていた。ただSideBの途中から既視感というか、あれ?って思い始めていて、この話、どこにどんでん返しとなる要素があるんだ?とか思ったんだよ。
見ながら頭の中で
もしかしてAとBで別人ってことか?
と思い始めて、そうすっと時系列じゃなくてもいいから、二股の話か?と思ってたところに、Bの下の名前がユウキではない事が判明してしまった。
最後の解説5分間位は、完璧に俺を納得させてくれたよ。
個人的にはあ想像通りだった。
女ってこえーな。
上手に秘密が隠れてると思う
種明かしを知っている人と2人で鑑賞し
「何か気付かない?」と度々煽られて見ていたけど、結局最後まで種は分からなかった。
マユが服を選んでいるところ、一度着ていたものだと分かったのに
また似たような服を買おうとする、いつまで経っても変わらない子供っぽい彼女という表現かと思ってスルーしてしまった。
80年代ってまだ黒電話あったの?とどうでもいい部分が一番気になってた。
ちゃんと見たことがなかったあっちゃんの演技と、あざと可愛い姿をいっぱい見られて良かったです。
小説は結末が違うんですね。読んでみようかな :-)
煽りすぎに注意!
鑑賞前の時点で、「絶対に騙される」とか、「2回目が見たくなる」的な煽り文句で、どんでん返し作品を見る!というスタンスでの鑑賞となりました。そうなると見ている側としてはいろんな可能性を張り巡らせて展開を予想していまうのが、性ってもんですよね(笑)
本作においても、 ストーリーを追いつついろんな展開を想像していました。すると、その予想の一つが見事に的中。。なので、一番肝のどんでん返しにあまり驚けなかったのが正直なところでした。
確かにそことそこが繋がるのか!という気持ちよさはあったものの、ストーリーは至って平凡な痴話ばなしなので、なかなか盛り上がりに欠けるような印象となってしまいました。2回目は、まあ見ないでしょうね(笑)
前田敦子さんの体当たり演技は印象的でした。アイドルじゃなく女優として生きる意気込みみたいなものを感じましたね。
いまいち。
やはり、原作読んじゃってるせいでどうやって映画にするんだろう?から見ちゃってるせいで、よくなかった。
原作とか知らずに見てみたかったな。
純粋な気持ちで見たら、えーー???ってなったのかなぁ?
この映画って、あの本の衝撃にやられた人が確かめるような気持ちで見てる人が多いんじゃないかな?
そのせいで、その時点でもう見る側の姿勢が決まっちゃってるって感じの…
そういう感想になってしまった。
お話としては面白いはず!笑
最悪なネタバレ
大変遅ればせながら当時少々話題になったこの作品を見てみた。けども。
誰かが「どんでん返し」という最悪なネタバレの言葉を言わなくとも、冒頭部分にそれを仄めかすような注意喚起がポーンと出される。「この映画には秘密が隠されているから、劇場を出たら誰にも言わないでね」みたいな。それを言われた時点で誰でもおかしな点、隠されている秘密を探してしまうだろう。もし、視聴者がその隠されている秘密に気づいてしまったら?2時間を無駄にしてしまう。最後には「あーあ、やっぱりね」と。実際私はそうだった。最後の答え合わせでの私の心中は「え、知ってた」だ。というか隠されている秘密もさほど難しくないため、気づいてしまう人も多いだろう。
兎にも角にも冒頭の注意喚起は絶対に必要なかった。
煽られてなければ☆5でもよかった
「大どんでん返し」を冒頭から高らかにうたいあげてるんで、どう騙そうとしてるんだろう、という方に意識がいってしまいました。そしてテロップの書き方から「こういうことかな?」と思ったとおりの「大どんでん返し」で、「たいした騙しじゃないじゃん」と感じてしまいました。
「煽り」がなければ単純に「やられた~っ」って楽しめたと思います。
前田敦子のべた~っとしたキャラをはじめ、それぞれのキャラ設定はキチンと確立していて破綻してないし、80年代風味もてんこ盛りだし、映画としてはとても楽しかったので、そこが残念。
あと、あの時代の経験者の立場でいうと、劇中歌はその年の曲にしといてほしかったです。Yes-Noとか揺れるまなざしとか、「時代が全然違うじゃん!」と感じました。自分が選曲担当なら、曲のヒット年次も伏線にしちゃいます。
ともあれ、面白かったです。
「この映画は2度見たくなる」 と冒頭のメッセージであるように2度見...
「この映画は2度見たくなる」
と冒頭のメッセージであるように2度見たくなるような映画でした。
私も騙された一人。あんな痩せてそうなるのか、でも役が変わっただけか。と違和感は感じていたものの、物語にはそのまま入り込めたものの、
確かに言われてみたら違和感はそのまま当てはまっていた。
物語には上記の大きな映画の面白さの本質があるものの私は別の角度でレビューしようと思う。
私が物語を見てて感じたのは、主人公が初め大切な彼女と感じた存在。それが地方に行って遠距離になり、愛が離れてしまったこと。それが他の誰かで埋めたものの、元カノの良さの本質に気づきそこに戻りたいと思っていること。
相手が自分と好きなほど、安心できるほど、相手をほっとく心情になってしまうのってなんでなんでしょうね。そして女の子は逆なんでしょうね。
その分では自分に重ねあってこの映画を鑑賞しました。
もちろん、ネタバレの要素においてはびっくりしてみる事ができました。
そしてやっぱり遊びは遊び慣れている人になり、結婚する人は誠実な人を選ぶんだなーと。
これは可愛い女の子であればあるほど、イニシーションラブなんだろうな。と。
それは、佐々木望であったり、蒼井優であったり、昔はイケメンでの恋愛をしていたと思いますが、結局結婚は誠実さなんだな。と。
色々思うことができました。面白かったです。
原作既読でオチは知っているけどどう映像化したのか気になって見てみた...
原作既読でオチは知っているけどどう映像化したのか気になって見てみた。
なるほど、なかなかよくできてると思う。
ダイエットしたぐらいでこんなに顔まで変わらないだろって感じなんだけどそこは特に違和感なく受け入れられた。
映画の方は時間を遡って答え合わせ的なくだりがあるから原作よりも分かりやすいしこっちのラストの方が私は好きだな。
前田敦子の絶妙なぶりっ子加減も良い。
私は原作を知ってるからこそ逆に楽しめたけど予備知識無しだったとしたらどうかなあ…
どっちもどっちな結末。モヤモヤが残る
どんでん返しがいつ来るか来るかと裏読みしつつ
やはり一撃には驚いた。
けどどっちもどっちじゃないのー?
逆に新しいたっくんがいて救われたような気持ちになったのは私だけ?笑
展開もよくてさすが堤監督。
気楽に楽しめました。
まゆちゃんがどこまで天然か、想いはどこまで本物か、
推測の範囲でしかなく、原作の小説はどうなのかな、と
気になりました。
観た後あれこれ話すのには楽しい作品!
ラストどうなったか気になる
最後の5分で…的なキャッチコピーだったから、何が起きるか気にして観てたけど、全然気づかなかった。夕樹がダイエットを決断して、鈴木こと松田翔太のシーンに変わった時は、いや半年でイケメン化しすぎだろ!って笑ってたけど、それ以前に別人だったのね笑
マユこと前田あっちゃんはすごい清楚〜と思いきや、賢いビッチじゃん!
所々の違和感
原作を全く知らないので変な先入観なく観たんですが最初に登場した太ったたっくんと初めて食事に行った際に前田敦子が「たっく...」みたいな感じで慌ててとっさに服の話に切り替えたシーンでまず違和感。何故動揺したんだ?と思いましたが1分後には忘れてました。
そして松田翔太が登場し2人で買い物に行った際にまた違和感。前田敦子が買った服、あれ?太ったたっくんとデートした時着てなかった?
と思いつつ気のせいかと思いスルー。
最後のシーンでこの違和感が全て伏線で繋がった時は気持ちよかったです。
ラスト5分で覆るとか必ず騙されるみたいな謳い文句をしてるから何かあるんだろうなって疑いながら観てしまったんでそういうの一切なくただの80年代の恋物語みたいな感じで観てみたかった。多分もっと驚けただろうし。
ただあの謳い文句がなければ観なかったかもしれませんが笑
これって、そういうことなんだ
SideAとBとで現れる二人の「タッくん」が同一人物かと思わせておいて、実は別人で前田敦子演じるヒロインは二股をしていた!!
というのが本作の「どんでん返し」なのですね。
私は残念なことにAとBとで主人公の容姿が変わりすぎていたので、SideBを「Aとは別の人が主人公なんだな」という前提で観てしまい、そのどんでん返しを全く楽しめませんでした。やっぱこういう叙述トリックはキャラクターの顔が見えない小説だからこそ映えるんですね。
叙述トリックには気付いてしまいましたが、ヒロインの悪女っぷりや細かに張り巡らされた伏線回収は楽しんで見ることができました。
前田敦子さんの出演作品は多分初めて見ましたが、普通に演技上手いですね。飲酒・喫煙・ベッドシーンなど、元アイドルとは思えない女優っぷりを見せてくれました。松田翔太さんなどの有名俳優さんと比べても違和感を覚えないくらい良かったので、今後の女優としての活躍を期待したいです。
70年代、80年代歌謡曲♪
「本作には秘密があります」というテロップのあるオープニング。デブでモテない鈴木夕樹が合コンで出会い、そのまま恋人へと発展する奇跡を起こす【Side-A】。そして、遠距離恋愛となってしまった2人の【Side-B】。
最初の鈴木夕樹(森田甘路)はデブ。マユと付き合うようになってから「夕」の文字からたっくんと呼ばれ、痩せることを決意。だからSide-Bではその結果が松田翔太だと観客を思い込ませる手法だった。しかし、実は松田翔太とは別人で、鈴木辰也という名前。つまり、1年の時間差でマユは二股かけていたという内容だった。
美弥子演ずる美弥子は魅力的すぎる。積極的な彼女についつい二股かけることになってしまった松田翔太だったが、実はマユ(前田敦子)も二股かけてたんだね~。ちょっとした時期のずれが?絶妙だったかもしれません。
イニシエーション・ラブとは木村文乃の言うセリフ。最初は誰でもひとつの恋愛を経験する、通過儀礼のような恋という意味だ。「ルビーの指輪」や「木綿のハンカチーフ」をはじめとして70年代、80年代の歌謡曲が満載♪やっぱ昭和やね。
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