「サイクロップスには申し訳ないけど、ポールが不在でもポールを強く感じる作品。」かけがえのない人 さぽしゃさんの映画レビュー(感想・評価)
サイクロップスには申し訳ないけど、ポールが不在でもポールを強く感じる作品。
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原作がニコラス・スパークスですよ。
"君に読む物語"
"ウォーク・トゥ・リメンバー"
"セイフヘブン"
などなど、ベストセラー作家です。
身分差、湿地帯、森の中のマイナスイオンな空気感(素敵なの!)、過去と現在が交差する構成は、"君に読む物語"を彷彿とさせます。ドーソンは20年前に信じるのを止めた"運命"を、奇跡的に生き抜いた(たった一人の生存者)事故からまた信じるようになり、"物事には全て理由がある"とサイン的な感覚で人生をやり直そうとしています。そこで再会したアマンダを、また深く深く愛するようになる。本作は運命に翻弄されながらも、運命を信じた2人の素敵なラブストーリーだと思います。
実は本作の主人公ドーソン役には、当初ポール・ウォーカーがキャスティングされていました。ですが、ご存知の通りの事故で、急遽サイクロップス となったんです。横顔とかちょっと似てますよね。
その為、主人公2人の子供の頃のシーンが増え、全体的にバランスの悪さを感じる作品となってしまいました。
でも本作をオススメする理由は、別にあります。
本作を観ていると、ポールをイメージして脚本が書かれたんだろなーと思わせるシーンが沢山ありました。
そして勝手に、頭の中でマースデンからポールに変換されるんです。
そう!"かけがえのない人"とは、きっとポールのこと(思い込みです)。
サイクロップスには申し訳ないけど、ポールが不在でもポールを強く感じる作品なんです。
そして、アマンダの子供の頃を演じた、ふっくらほっぺたのリアナ・リベラト。むっちゃ可愛いです!
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