「溝田産業」ラスト・デイズ・オン・マーズ Minaさんの映画レビュー(感想・評価)
溝田産業
火星探査中のクルーが未知の恐怖と遭遇するという物語。火星が舞台の作品だと近年のSF大作、「オデッセイ」を始め、「ミッション・トゥ・マーズ」等の作品が頭をよぎるが、本作は悪性バクテリアに感染したクルーがゾンビになるという物語だ。
・・・火星にまで来てゾンビ映画かと思ってしまったが、一応ユニバーサル製作という事もあり、「溝田産業」製の居住区の作り等は中々しっかりとしている。CGにはそれ程予算は投じていない様だが、我々にとっては到底行くこともない火星という未知の惑星で、未知の生命体に侵される描写は怖かった。
ゾンビ映画だと思うとスプラッタ的表現を想像してしまうものだが、ショッキングなシーンは思いのほか多くなかった。それ故ある程度かも知れないが誰でも観れるレベルのSFホラーだと思う。特にあっと驚く展開も用意されていない、教科書をなぞった様な構成なのが勿体ないが、宇宙空間でのシーンやシャトル等のクオリティは高く、そこら辺のB級映画とは一段違う作品になっている。
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