劇場公開日 2015年1月17日

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「自信をなくした全ての人へ。元気をもらえる爽やかヒューマンドラマ!!」劇場版 神戸在住 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5自信をなくした全ての人へ。元気をもらえる爽やかヒューマンドラマ!!

2015年1月31日
PCから投稿

泣ける

楽しい

幸せ

【賛否両論チェック】
賛:自分に自信が持てない主人公が、周りの愛情や心動かされる芸術との出逢いで、少しずつ変わっていく様子に感動。
否:震災の話題自体はあまりメインではないので、その辺りの期待外れはありそう。展開も静かなので、眠くなるかも。

 他人と上手く話せず、すぐに周りと比べてしまい、
「私なんて・・・」
が口癖の主人公が、
「君は君のままでイイんだよ。」
と言ってくれる人達に出逢い、少しずつ人間的に大きくなっていく様子に、思わず涙腺が緩くなります。個人的には、松尾貴史さん演じる、ゲイで元オペラ歌手の喫茶店のマスターの役がステキです(笑)。その反面、あまり震災自体をメインにしたお話ではないので、その辺り、
「想像していたものとは違った・・・」
という印象があるかも知れません。
とはいえ、途中で震災当時の実際の様子が流れたり、東日本大震災のことが出てきたりと、震災がお話とは切っても切れない存在であることもまた事実。大切なことを忘れないためにも、大切な人と是非ご覧になっていただきたい作品です。

映画コーディネーター・門倉カド