「何だかんだで、家族っていいね~、と思わされちゃう映画でした」アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日 スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
何だかんだで、家族っていいね~、と思わされちゃう映画でした
とりあえず、タイトルが長い・・・。
B′zの「愛のままにわがままに、僕は君だけを傷つけない」と肩を並べるぐらい、タイトルが長いです(笑)
タイトルが長過ぎて劇場でチケットを買う際に苦労しそうだから日本では劇場未公開となってしまったのでしょうか?(そんな訳ないか)
ただ、劇場未公開とは言え製作はディズニーでしたので、安定感は抜群、きっちりと水準級の笑いは確保されたファミリー・コメディに仕上がっていましたね。
まあ子供のアレクサンダー君が酷くて悲惨で最低最悪な目に合うと言うよりは、その家族が悲惨な目に合う映画だったので、微妙にタイトルと内容にズレが合った気はしましたが、DVDスルー映画は皆そんなようなものですから、そこは特別気にする必要はなしでしょう。
私は何の前情報もなく単純にキャスト目当てで鑑賞したのですが、アレクサンダー役がスティーブ・カレルで、彼がとんでもないことになる映画だと思っていましたから、当たらずも遠からず、結果オーライと言うことで。
しかしさすがはファンタジーのディズニー、家族が悲惨な目に合うまでの流れは物凄く強引なのに、ディズニーだからと言う理由で違和感なく見れちゃう辺りは、ディズニー印恐るべしとしか言いようがないですね。
家族が行く先々でズタボロになる姿は、結構面白かったです、強引でも面白ければそれで良しでしょう。
ハリウッド映画お得意の謎のおかしな(間違った)日本の鉄板焼き屋でのハイテンションなスティーブ・カレルとか、ゲスト出演のディック・バン・ダイクに「あんなこと」を連発させるところとか、結構ツボでした。
とは言え、ディズニーのコメディだけに、毒要素はほぼ無いので、程々に笑えて程好く心温まる以上にはならないんですけど。
家族の絆的な部分に落ち着くのもミエミエですしね。
ただ押し付けがましい感じではなかったので、そこは好感が持てましたけど。
しかし主演の子のオーラの無さがある意味凄い(とか言いつつ後に大スターになったらカッコ悪いな)、父役スティーブ・カレル、母役ジェニファー・ガーナー、兄役「プリズナーズ」のディラン・ミネット、姉役「マネーボール」のケリス・ドーシーと他の家族が何気に豪華だったので、尚更ね。
逆にオーラがあったと言えば、兄の彼女役のべラ・ソーン、超絶可愛いクール・ビューティーさで今後要チェックですね。